暮らしの顛末(くまくまコアラ)

50代サラリーマン、趣味は1人旅、バイクツーリング、写真撮影、温泉、銭湯巡り。 古い町並みが好きで歴史を感じる関西の各所をブログで紹介しています Canon EOS RとRICOH GR IIIを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。 愛車は1号機DAHONのRoute。2号機Kawasaki Versys-X250。3号機TOYOTA のプリウス

遊郭だった建物を見学。木造3階建ての数奇屋作りの造形美。大和郡山市

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奈良県大和郡山市。
大正、昭和初期に遊郭地として繁栄した東岡町、洞泉町。
約100年前に近鉄沿線が開通し、昭和初期にかけて沢山の人で賑わったとの事。

 

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その大正時代に建てられた遊郭が未だに残っているという。
今年2018年、改修工事を経て一般公開されたということで行ってきた。
JR郡山駅で下車。
駅にある観光案内所でレンタルサイクル(1時間200円)をレンタルしてたどり着いた場所がここ。

細い裏路地を進むと見えてきた建物。
狭い路地に建っているので全体像の撮影が出来ない。
この建物が元遊郭として営業していた建物で約100年も前に建てられたものらしい。
ちなみに拝観料無料で建物内が見学できると言うことで早速中に。


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まずは1階。
中庭を囲むように部屋が区切られています。
まるでNHK大河ドラマのセットのよう。

 

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中庭がいい感じです。
そして構造がかなり複雑。
2階に上がる階段が3つも4つもあります。

 

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急な階段登って2階の景観。
髪結室があったりします。
いくつものに区切られた小さな客間。

 

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さて続いて3階。
より細かく区切られた客間と廊下。
これが無料で見れるのって凄いと思う。

 

 

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こちらは料理房からの吹き抜け。
ハート型の格子がSNSで人気なのだとか。

 

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1階の格子は細かく、2階、3階と登る事に格子の隙間が広くなる構造。
遊郭なだけに人目に付かないよう配慮した作りになっている。

 

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建物内の装飾も凝っている。
上流花街という感じがあちらこちらに。

 

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こちらは浴室の天上に施されたあしらい。

 

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手洗い場所も大正っぽいつくり。

今となっては遊郭建築を体験出来る場所は少なく、ここ大和郡山市の旧川本邸は当時の雰囲気がそのまま感じられる場所です。

まるで大正、昭和初期にタイムスリップしたような。

そんな貴重な体験が出来る場所でした。
案内をしている人に聞くとSNSで知って来ましたという人が多いそうです。
いやいやここは面白いですよ。

 

ではでは。