ゴールデンウィークの真っ只中。
和歌山県紀の川市にある西国第三番札所 粉河寺にやって来ました。
この川を渡ると参拝道。
昔ながらの旅館や新仏具店、饅頭屋が軒を連ねる。
といいたい所ですが、もう数件しか残っていない。
その昔は宿泊する行者の人で賑わっていたんだろうなぁという時代の痕跡を感じるのみ。
大門を越えると参拝客用の駐車場があります。
50台ぐらいは停めれるかな。
午後2時頃に到着した時点で9割ほどの車の数。
1日停めて500円。
なんだかいろいろなお堂があるみたい。
思っていたよりも広そうな。
食事が出来るお店もあり。
お腹が減ったのでここで食事をしょうか悩んだけど、食事は参拝してからにすることに。
こちらは中門。
扁額には「風猛山」と書かれています。
このお寺の山号ですね。
読みは「ふうもうざん、かざらぎさん」というそうです。
国指定名勝、桃山時代の石庭
崖地をたくみに利用してつくられた枯山水鑑賞式蓮英庭園と呼ばれる石庭です。
日本古来の庭園ではまず見ないソテツなどが植え込まれていてちょっと南国風。
桃山時代のものらしいのですが、かなりユニークですね。
庭園の向こうに見える屋根が本殿。
名勝を説明する看板には「本殿と庭園との調和は見事である」と説明されていますが・・・
私の感想としては「地方の造園会社の社長が大儲けしたので、客寄せのためにつくっちゃいました。」って感じを受けるのだが・・・
私の美的センスのなさなのか、そこがまた面白い場所なんだよなぁと思った。
侘び・寂びを感じるのではなく、なんとも言えない違和感だったり、異世界感だったり、物珍しいものを見たという感じ。
全体像を撮影しようとしたけど、夕方の西日で影がきつくなった。
この場所を撮影するなら太陽が真上にある正午頃か日射しのきつくない曇の日が良いのかもしれない。
本殿参拝
さて、数段の階段を登って本殿です。
行衣を来た参拝者もちらほら。
御朱印を頂く人が10人ほど並ばれていました。
社務所の方曰く、今日は何時になく人が多いとのこと。
産土神社でこりゃ何だ。
そして本殿の裏にある産土神社へ。
階段を登っていると何とも聞き慣れない鳴き声が・・・
なんだろう。
ニワトリではなさそうだけども・・・
犯人はこいつ。
クジャクでした。
それにしても綺麗な藍色をしたクジャクだこと。
何故、ここで飼育されているのかは分かりません。
神社を参拝するとなんじゃこりゃ。
十二単の羽織ものに扇子が祀られている。
いやいやパッと見た時、首のない人形に見えましたがな。
こういうのは初めて見た。
この土地独特のものなのでしょうかね。
「風猛そば」なるものををいただく
石庭の真ん前に雰囲気の良さそうな茶屋があったのでここで食事を頂くことに。
時刻は夕方の4時前だけど食事はまだやってるかな。
店内に入ると座敷もありいい感じ。
風が抜けてこりゃ涼しい。
どうやらこのお店の名物は「風猛そば」らしい。
お店の人は気さくな方で、まだ食事は出来るとのこと。
で、注文したのは当然「風猛そば」650円。
カツオ出汁の関西風ではなく、醤油ベースのお出汁にゆずの風味が香る。
玉子、椎茸、ネギ、とろろ昆布におあげさん、玉ねぎまで入っている。
こりゃなかなかに旨いそばだこと。
ちなみにもう一品頼みました。
こちらは和歌山名物の梅を使った「梅うどん」650円。
こちらもオススメの一品。
出汁にやけに梅干しがきいているなと思っていたら、なんと大きな梅干しが2つも入っていた。
私は暖かいお出汁に梅干しを入れるのが大好物なんです。
なかなかいい雰囲気でしょ。
このようなお店はなるべく廃業せずに残っていてもらいたいので、観光地に行った際にはなるべくお金を落としていくように心がけている。
とはいえ麺類2杯におでんの盛り合わせは少々食べ過ぎたかな。
個性的な樹木達。
しかしなぜ?こうなる。
。
770年頃のクスノキ。
その直径は5m~8mほど。
隨分と高齢の木ですが、根っこが何処までで、幹が何処までなのかその境目が分からなくなってきている。
まるで盆栽のようなレイアウトのクスノキです。
帰りに日本トップクラスの売上を誇る直場所へ
さて、粉河寺の帰りに寄ったのはファーマーズマーケット「めっけもん広場」
先程のお寺から車で15分程度の場所。
この直場所は日本屈指の売上を誇る市場として有名で、その年商はなんと29億円だそうな。
人気の理由は新鮮で安いということ。
葉物野菜や花が隨分と安い。
お店の前の駐車場は長蛇の列。
第二、第三駐車場まであり、少し離れると余裕で駐車出来ます。
花束が200円程度で種類も豊富だったので、仏壇に供えるようにいろいろな花束を購入。
大阪市内からでも1時間ちょっとで来れる和歌山県紀の川市。
ちょっとしたお出かけを満喫出来る場所でした。
ではでは。