暮らしの顛末(くまくまコアラ)

50代サラリーマン、趣味は1人旅、バイクツーリング、写真撮影、温泉、銭湯巡り。 古い町並みが好きで歴史を感じる関西の各所をブログで紹介しています Canon EOS RとRICOH GR IIIを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。 愛車は1号機DAHONのRoute。2号機Kawasaki Versys-X250。3号機TOYOTA のプリウス

安芸の宮島観光一泊二日の旅に行ってきました。

母の日に夫婦で旅行に行ってきました。
たまには家事を離れてゆっくりと上げ膳据え膳を堪能してもらいたいと企画した旅行。

行先は広島の宮島です。


人口1600人ほどの島に年間400万人が訪れるという。
その雰囲気がどんなものか知りたく、宮島での一泊です。
また、死ぬまでに日本三景を制覇すべく(後は松浦のみ)行ってきた。

 

前置きが長いけど、まずはフェリー乗り場の宮島口まで

大阪から車で宮島までおよそ4時間~5時間程度。
出発を朝6時と決め、4時過ぎは起床し、出発準備をしていたものの、何かと洗濯やら食器の洗い物やらで1時間遅れて7時に出発。

 

移動中は休憩なし。
やっと11時30分頃にフェリー乗り場である宮島口に到着。
宮島松大汽船のフェリー乗り場はどこだ?

宮島松大汽船フェリーのりばの駐車場のガードマンは「満車だから入れないよ!」ってな感じで私の車に向かって誘導灯を左右に振る。

 


だが、看板には「宮島松大汽船フェリーのりば」と書いてあるじゃないか!

私は車を駐車したいわけじゃないのだよ。
車ごとをフェリーに乗りたいのだ。

 

「もしかしてフェリーに乗る車で満杯なのか?」
事情の知らない私はちょっと不安になった。

 

とにかく今一度、宮島口の周囲を回って再び 「宮島松大汽船フェリーのりば」へ。
宮島口周辺には駐車場が沢山ありましたが何処も「満車」。

 

ガードマンに尋ねると、車ごとフェリーに乗るならどうぞ入ってください。
「駐車場の奥がフェリー乗り場です。」だって。

 

案内されるとどうやら私の車しか乗車しない感じ・・・

 

隣のJR西日本宮島フェリーは凄い観光客が乗っているだけど。
こちらの宮島松大汽船フェリーには4人しか乗ってない。

 

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っていうかJR西日本宮島フェリーがあることを現場に来て知った。
(写真はJRフェリー)


GoogleMapで経路を調べると宮島松大汽船フェリーを利用するとあったので、それしかないものと思い込んでいた。

 

まぁ大した下調べもせず、宿だけブッキングドットコムでとって行き当たりばったりてのはいつもの事だけど。

 

宮島観光
フェリーの中はほとんど貸し切り状態。
「へぇ、みんな車を置いて宮島観光するんだ。」何も知らない私はそんなことを思いつつ・・・

 

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約5分程度で宮島到着。
(あまりにもあっけないフェリーの旅)

さぁ宮島松大汽船フェリー駐車場(無料)に車を停めて早速、厳島神社へ。

後々知ったのだけどJRフェリーは大鳥居の近くまで大回りするみたい。
どうりで観光客満載だったわけだ。(何も知らなかったわ)

 

宮島観光
JRフェリー乗り場前の広場。
外国からの観光客や修学旅行生などが多い。
まぁとにかく良い天気で良かった。

 

宮島観光

フェリー乗り場のすぐ近くからお土産物屋や旅館が軒を連ねています。
そしてあちらこちらに鹿。

 

宮島観光

宮島観光

土産物屋通りと抜けて厳島神社へと向かう。
牡蠣の焼ける香りや焼き立てのもみじ饅頭の香りに腹が鳴る。

時刻は12時近く。
本日の引潮のピークは13時頃とのこと
ご飯を食べるのは後回しにして、まずは厳島神社を先に参拝することに。

 

宮島観光

見えてきたぞ大鳥居。
思いっきり引潮状態になっているっぽいぞ。

 

宮島観光

宮島観光

宮島観光

宮島観光

早速海岸に降りて大鳥居に向かう。

 

宮島観光

見た感じ足元が抜かるんでそうと思いきや、結構ガチガチなのね。
これなら革靴でも大丈夫。

そして何やらコインや小銭らしきものが。
お賽銭なのだろう。

 

宮島観光

厳島神社の大鳥居に使われているのは樹齢500年~600年ほどのクスノキ。
その高さ奈良の大仏と同じ16m。
木造の鳥居としては高さ・大きさともに日本一。

現在のクスノキは平安時代から数えて8代目だそうで、 1875年に再建されたもの。
当時、この巨大なクスノキを探すのに20年もかかったそうな。

 

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そしてその柱に付着しているフジツボの間や木の割れ目に小銭を差し込んでいるみたい。
鳥居に小銭をぶっさすのは罰があたりそうですが・・・

なにやら観光客が小銭をぶっさすことで柱の傷みが進行してるのだとか。
この行為、厳島神社へのお参りの風習でもなんでもない。
みんながやっているからそういう参拝のルールなんだって勘違いする人が多いみたいです。

 


厳島神社へ

宮島観光

拝観料大人一人300円。
意外に安い。
そして開門時間は6時30分と早朝からお参りが出来る。

 

宮島観光

宮島観光

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宮島観光

宮島観光

宮島観光

宮島観光

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祀られている神様が誰だれでとか、社殿の名前がどうで、このような由来があって、みたいなまどろっこしいことは書きません。
そんなのは他のサイトや記事で沢山書かれていますので。

 

只々荘厳であり、優雅であり、幻想的な光景が目の前に広がっている。
柱や梁の直線の美しさ。
空の青と木々の緑に映える朱色。
今まさに神の世界を訪れているのだ。
誰もがそう感じる場所。

10分もあれば見終えてしまうような小さくシンプルな建物なのですが、他の寺社仏閣にはないここだけの趣に魅了される。

 


宮島名物 牡蠣屋の焼き牡蠣を食らう。

宮島観光

宮島観光

ネットで調べてみると焼き牡蠣を食べるなら牡蠣屋が人気だと。
で、やってきました牡蠣屋


店内は和モダンな雰囲気で意外にカジュアル。
壁一面のワンセラーがあり、ワインも楽しめるお店


ちなみにこのお店はミシュランガイド広島2013年の牡蠣料理のカテゴリーに掲載されているらしい。

 

宮島観光

注文したのは焼き牡蠣以外に牡蠣フライ、牡蠣のオイル付け、牡蠣メシ、牡蠣の赤だしと様々な牡蠣料理が楽しめる牡蠣屋定食

 

宮島観光

宮島観光
それとやっぱり焼き牡蠣がたくさん食べたいので単品でも注文。

食べた感想は言うまでもなく。
プリップリッで柔らかく焼き加減抜群。


宮島ロープーウェイの駅まで向かう

宮島観光
宮島ロープーウェイに乗ることに。
宮島ロープーウェイの駅まで運ぶバスが運行されているのでバス停へ。

 

宮島観光

目指すのはあの山の向こう側へ。

 

20人ほどがすでにバス待ちとして並んでいる。
ちなみにバスの乗車定員は28名。
20分間隔で運行されているもよう。

バスを待ちながら案内板を眺めていると、ロープーウェイの駅までここからゆっくり歩いて10分、頑張って歩いて7分と記載されてある。
だったら歩こうっていう事に。

 

宮島観光

宮島観光

宮島観光

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歩く選択は正しかった。

趣のある景観であるこの旅館「岩惣」は伊藤博文・夏目漱石ら要人が多く宿泊している旅館。

ここの女将が「紅葉谷のよい手土産として和菓子を作れないか」と和菓子職人に相談したところ誕生したのがもみじ饅頭なのである。

 

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自然の中を行く鹿とも出会う。

 

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小さな沢があったり、橋があったり。
茶屋などもある。
この自然の中を歩くのは気持ちがいい。

 

宮島観光

歩くこと10分。
こちらがロープーウェイの駅「紅葉谷駅」。


すでに長蛇の列だったけどわりとすんなりと列が進んでいく。

宮島ロープーウェイは循環式ロープーウェイと交換式ロープーウェイと乗り継いで弥山山頂に向かう。
往復チケットが1800円

 

宮島ロープーウェイで弥山を登る 

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まずは循環式ロープーウェイで 榧谷駅(かやたに)に向かう。
循環式ロープーウェイとはいわばスキー場のゴンドラみたいなもの。

一つのゴンドラに6人乗せるため、係員が「1名のお客様いらしたら先に」
などと案内し、6名ぴったりに乗せるわけだ。

 

 

私たちは2名は他の外国人4名グループと一緒にゴンドラに。
英語で何やら盛り上がっているのだけれど・・・
相手もこちらに気を使っているので少々気まずい雰囲気。

そして駅までの時間は約10分。

 

宮島観光

宮島観光

  交走式ロープーウェイに乗り継ぎ、約4分ほどで獅子岩駅(ししいわ)へ。

 

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獅子岩駅(ししいわ)へ到着。

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獅子岩駅(ししいわ)のすぐ横に瀬戸内の眺望が見える展望台があるので展望台へ。

 

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こちらが展望台から眺望。
瀬戸内の大パノラマが楽しめる絶景。

で、さらなる絶景を求めて弥山山頂の展望台を目指して約30分の登山です。

 

弥山山頂を目指して約30分の登山

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尾根沿いを歩いて弥山山頂を目指す。
山頂までは約1kmほど。
登山道は半分舗装されているのでまぁ革靴でも大丈夫かな。

 

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登山道には大きな岩がごろごろと。

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山頂手前にある奇景「くぐり岩」

 

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巨大な岩が積み重なった自然のアーチの下をくぐる登山道。

 

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30分歩いてやっと到着。
弥山山頂の展望台です。



弥山山頂の眺望

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広島側の眺望です。
フェリーターミナルが見えますね。

 

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 宮島ロープーウェイの終着駅「獅子岩駅(ししいわ)」も見えます。
いやいや絶景、絶景。

 

 宿泊するお宿は宮島シーサイドホテル

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本日宿泊するお宿は厳島神社から車で5分程度の場所。
宮島シーサイドホテル。

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お部屋は和室で窓からの眺めはオーシャンビュー。
あぁこの雰囲気は落ち着くなぁ。

 

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温泉に入って、さっそく夕食。
お鍋や天ぷら、お刺身などなど、宿泊するお部屋でゆっくりと夕食をいただきました。


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さて一晩ゆっくり寝てこちらが朝食。
いわしや目玉焼きなどをいただく。

朝の散歩でちょっと衝撃の光景に出くわす。

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さぁ朝風呂にも入ったし、朝食まで時間があるのでホテル周辺を散歩でもするか。
なんて事で、小さな港の写真を撮り歩いていると・・・

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牡蠣の殻が放棄されている場所を発見。
牡蠣の殻には焼いて焦げた跡があるので焼き牡蠣などの殻をここに捨てているのだろう。


それにしてもすごい臭気。

これまでの人生で嗅いだことのないほどの悪臭を放っている。

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そしてその放棄された牡蠣の殻に群がる鹿達。
かなり強い臭いなのだが彼らは堪えないのか、鼻を突っ込んで牡蠣を食べている。
こんなのを食べて鹿は腹をこわさないものなのか?

 

潮が満ちた状態の厳島神社へ

朝風呂に入って8時30分にチェックアウト。
車で5分程度、再び厳島神社へ。

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この日は朝8時頃が満潮とのことで、潮が満ちた厳島神社を参拝。
昨日の引潮とはまた違った光景。

 

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昨日は見えていた看板も完全に水没。

 

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残念ながら今日の天気は雨らしく。
今にも降り出しそうな空模様。

同じ光景を撮影していても昨日の晴天時とは表情も違ってくる。

 

千畳閣を満喫

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昨日行けなかった五重塔と千畳閣へ。
ちなみにこの写真は昨日の晴天の時に撮影したものです。

 

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こちらが千畳閣。
入館料100円。

 

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ここは緑が萌える美しい写真が撮れるスポット。
宮島に観光に来たならぜひ立ち寄ってほしい場所です。

 

お土産物屋でお買い物などを満喫 

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 やってきたのはBACCANOというジェラートのお店。
昨日来た際は人でいっぱいだったけど、今日はまだ午前中なので人が少ない。

 

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注文したのは広島レモンとマンゴーのダブル。

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この店に2階はカフェスペースになっていて、一人ワンオーダーするとカフェスペースでジェラートが食べれる。
古民家を改装したとてもロマンチックなスペースです。

 

ここで少し雨が本降りになってきた。

 

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帰りのお土産にもみじ饅頭の老舗藤い屋でもみじ饅頭を購入。

雨も本降りだし、さてさて、そろそろ大阪に帰ろうと思います。

 

その他撮影した写真を紹介

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修学旅行生が行きかう古風町並みの情景。

 

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建物の影が伸びる夕暮れ時の街並みと鹿。

 

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街並みを散策する人たち。

 

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絵馬を眺める女性。

 

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人通りの少ない路地と鹿。

 

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紅葉谷の茶屋。

 

とにかく一泊二日、宮島を満喫した旅でした。
かなりの長文になりましたが宮島の魅力を感じていただけたらこれ幸いです。

 

ではでは。