駅のネーミングは地名が分かりやすいという事が最も重要であって、駅名から自分は今どのあたりにいるのかという事を知る手段だったりする。
東京の土地勘はあまりない私なのだが、山手線の新駅のネーミングが「高輪ゲートウェイ」に決定した事に都民のブーイングが起こっているとの事を受け、まだ地名が残っているだけ良いのではなかろうかとも思ったのだ。
私の住む大阪にはもっとキラキラネームの駅名がある。
それが大阪市住之江区の咲州にある「コスモスクエア駅」
1997年にOTSテクノポート線として開通した路線の駅がコスモスクエア駅なのだが、神戸のポートピアの影響を受けたのか、かなりのキラキラネームなのだ。
大阪の中心を東西に走る地下鉄中央線の終着駅となったコスモスクエア駅。
当時、本町駅のアナウンスでは「コスモスクエア行きの電車が参ります」というアナウンスに「銀河鉄道999かよ」ってツッコミを入れていたのを思い出す。
もう何十年も前の話なので今では何とも思わなくなったのだが、大阪への訪日観光客が多い昨今、この駅名に対して海外の観光客はどうのように思っているのだろう。
OTSテクノポート線が開通した当初に大阪人が思った、なんじゃその駅名は。
そんなことを海外の人達も思っているのだろうか。
それとも何とも思っていないのだろうか。
当時としてはイケてる駅名だと思って名付けたのだろうけど。
今となっては普通に咲州駅で良かったのではないのだろうか。
地名でもなく、施設名でもなく、全く何処から来たのか分からない駅名であるコスモスクエア駅。
この駅も大阪の負の遺産だったりする。
2025年の万博が決定したわけだが、咲州の隣にある夢洲にまた、キラキラネームの駅が出来るのだけは勘弁してもらいたい。
まさか「アンドロメダ駅」などと名付けたりはしないだろうな。
そんなことを今回の駅名の話題で思ったのである。
ではでは。