暮らしの顛末(くまくまコアラ)

50代サラリーマン、趣味は1人旅、バイクツーリング、写真撮影、温泉、銭湯巡り。 古い町並みが好きで歴史を感じる関西の各所をブログで紹介しています Canon EOS RとRICOH GR IIIを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。 愛車は1号機DAHONのRoute。2号機Kawasaki Versys-X250。3号機TOYOTA のプリウス

レジ袋などのプラスチックごみの制限は環境破壊だけが原因ではない。地球上から処理する場所がなくなってきたという事

コンビニも含めレジ袋有料化へと進む日本。
ヨーロッパ諸国ではプラスチックストローやコップなどを廃止するという流れが急速に進んだ2018年。
その流れに呼応するように日本でもようやく意識が高まったかという感じで受け止めていたわけだけど、いろいろ調べてみるとそうせざる終えない先進国の実情がある事が分かった。

 

中国が先進国のゴミ捨て場となっていたが・・・

 日本国内で処理しきれないプラスチックごみは国外へと輸出して処理される。
その最大の受け入れ国が中国。

中国は年間700万トン以上もの国外のプラスチックごみを処理しており、その量は世界全体が排出するプラスチックごみの50%以上なのだとか。

まさに世界のごみ処理大国である。

近年、急速に発展を遂げる東南アジア諸国からのゴミ処理需要も増えており、中国国内での処理も限界が見えてきたわけだ。

 

とうとう中国が世界のプラスチックごみの受け入れを制限した。

世界のゴミ処理需要に限界を感じた中国。
2018年にプラスチックごみの受け入れ制限を発表。

事実上、地球上からプラスチックごみの引き取り業者がなくなったという事と言える。

 

 

行き場を失ったプラスチックごみをどうするか

もはや地球上でプラスチックごみを処理する場所がないという状況。
ならばどうするのか。
プラスチックごみを極力出さないように規制をするしかない。
これが2018年、世界各国で進んだプラスチックごみの規制の躍進力になったのだろうと思う。

今、日本国内でもようやく議論が始まったわけだが、世界にはレジ袋の使用自体を禁じる国もあり、有料化だけでごみの量が減るのだろうか。

世界ではさらに進んでペットボトルの規制が議論されつつある。

それほどプラスチックごみの処理が緊急の問題になっている。

 

もはや待ったなし、このままではプラごみが処理されずの状態になる

期限は2019年末まで。
中国がポリエチレンなどのプラスチックごみを行け入れるのは2019年まで、それ以後は規制対象となり、原則受け入れないとの事。
もうわずか1年しかない。
それまでに日本のプラスチックごみを軽減しなければならないという事実。
国内でも極端にプラスチックごみを規制をするのはそのような状況があるからなのだ。


とはいえ、TVのニュースなどではあまり取り上げられなかったりするし、議論は生活者の利便性に終始している感があり、はたまた環境汚染という大義名分のみが旗振りになっている印象。

プラスチックごみの処理の問題も大きく報道したほうが良いのではと思う今日この頃。

ではでは。