暮らしの顛末(くまくまコアラ)

50代サラリーマン、趣味は1人旅、バイクツーリング、写真撮影、温泉、銭湯巡り。 古い町並みが好きで歴史を感じる関西の各所をブログで紹介しています Canon EOS RとRICOH GR IIIを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。 愛車は1号機DAHONのRoute。2号機Kawasaki Versys-X250。3号機TOYOTA のプリウス

冬は夏よりも自動車の燃費が悪くなるんです。

さてさて、みなさん明けましておめでとうごます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2019年の元旦の記事にしてはかなり地味な内容ですが燃費の話です。

なぜ元旦に燃費の話?
特に理由や関係性は全くございません。

ただ寒くなると燃費が悪くなるなぁという話。

クーラーを使用する夏場のほうが燃費が悪いのでは・・・
私もそう思っておりました。
これまでいちいち細かな燃費の計算なんてしてませんでしたし、クーラーを入れるとエンジンの回転数が上がるため、なんとなくそうなのではと思っておりました。

でも、実は冬場のほうが燃費が落ちるのだそうです。

 

 

 実際に冬場は燃費が悪くなった

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プリウスのログデータを見てみると・・・
■10月→30.4km/L
■11月→29.0km/L
■12月→26.1km/L

と気温が下がるにつれて燃費が悪くなっている事が分かる。
もちろん道路の状況や乗車人数などのその月々で条件は同じではないけれど。
それほど極端に差が出るような乗り方はしていない。

にもかかわらず12月になるとガクンと燃費が下がって15%ダウン。
1月はもっと下がる可能性もある。

 

なぜ冬は燃費が悪くなるのか

【理由その1】寒いと空気密度が上がるから

エンジンはガソリンと空気の混合気が燃焼することで動く。
車は夏でも冬でも基本、同じ量の空気量をシリンダー内に送り込むわけですが、冬場は空気密度が上がり、夏と同じ量の空気でも、密度が上がることで夏よりも冬のほうがシリンダー内の酸素量が多くなる。
当然同じ量のガソリンで燃焼していれば、夏よりも多く酸素が燃え残るのである。
すると自動車に搭載されているO2センサーが反応し、

「いつもより酸素の燃え残りが多いぞ!」
「こりゃガソリンの量を増やして酸素の燃え残りを減らさないと・・・」

そう判断していつもよりもガソリンを多く使うのである。

 

【理由その2】寒いとガソリンが気化しにくい

ガソリンと空気の混合気を作るにはガソリンが気化しなければならない。
夏場と同じガソリンの量でも気化しにくければ、燃焼に必要な混合気の量が少なくなる。
するとガソリンの量を多く使用して必要な混合気を作るよう、コンピューターが制御をするわけです。

 

【理由その3】エンジンが冷えすぎているため

暖機をするために夏場よりも多くのガソリンを使う。
エンジン始動時はもちろん夏場よりも寒い冬のほうが暖機に利用するガソリン量は多くなる。
また、走行中でもグリルから入る冷たい風のため、こまめに暖機が必要となり、結果ガソリン量を多く使うというわけ。

 

冬場の燃費向上にグリルシャッターが効果的とのことだけれど

前面グリルから冷たい空気が入らないようグリルにシャッターをするという方法が燃費向上に有効なのだとか。

 

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エンジンの暖気状態に合わせて自動開閉する電動グリルシャッターを装着する人もいるようですが、自作する人や、ガムテープでふさいで実験をする人も・・・

検証しているいろいろブログ記事を見てみると、冬場の燃費が約1km/L~2km/L程度向上するのだとか。

う~む。
その程度の向上ならば微妙かなぁ。

メーカー純正のグリルシャッター購入費と工賃を考えると・・・

やっぱり微妙だ。

ってわけでおめでたい元旦から生活感あふれる燃費の話でした。
ではでは。