高野山奥の院にある無料駐車スペース。
こんなガラガラな状態は見たことがない。
全く車が停まっていない。
正月期間に高野山に来る人は少ないんですね。
という事で訪れた日は2019年1月6日。
正月休みの最終日。
雪の高野山を散策
この人気のなさたるや。
いつもなら車やバス、観光客の往来が多いのだけれど・・・
南海りんかいバスの本数も少ないので歩いて奥の院から根本大塔まで。
約2㎞ほど歩く。
道すがらの撮影。
ちなみにこの日はこの地区の出初式が行われており、少々交通規制があったりしておりました。
出初式後は各寺院やお店を回る消防の方々。
歴史的に幾度ととなく焼失している高野山だけあってか消防署が多い。
紅葉シーズンには人で賑わうこの道も閑散としている。
奥の赤い建物が根本大塔。
弘法大使空海が遣唐使として長安を訪ね、その後、この高野山にて立体曼荼羅を建立。
その立体曼荼羅が祭られている塔。
地面が凍っており、足元が非常に不安定だわ。
ペンギンみたいにゆっくり歩かないと足元が滑る。
雪の高野山もなかなか良いものだ。
紅葉シーズンの観光客でごった返す高野山にはない、凛とした空気が古の高野山を彷彿とさせてくれる。
まさに修業の場という感じがしてまたいい。
時たま屋根から落ちる雪の塊もなかなか面白い。
静寂の中にドサッっと雪の落ちる音。
当たりやしないかと屋根の雪を気にしながら歩く。
屋根から落ちる雪の鈍い音が気になるほど静かな高野山。
行きかう人は日本人よりもヨーロッパ系の人のほうが多い。
金剛峯寺を訪ねる
高野山を訪れたなら金剛峯寺にはぜひ拝観していただきたい。
ここは高野山一山の総称であり、各室に描かれた屏風の絵が見事な事。
拝観料500円で観覧が出来る。
屏風の絵を撮影することは禁止されているがそれ以外なら撮影はOKとの事。
人の少ないシーズンだからこそいろいろなアングルで撮影が出来るのである。
こちらは蟠龍庭(ばんりゅうてい)という石庭。
国内最大の石庭なのだとか。
奥に進むと参拝者のための大広間があり、お茶と菓子が振舞われる。
むさしというせんべい。
ここはかなり見ごたえがある場所です。
高野山の博物館的な展示もあり、これで拝観料500円とはお得なのである。
高野山を訪れた際はぜひ金剛峯寺を拝観することを強くお勧めする。
お昼ごはんはカツカレー
お正月という事で、お休みのお店も多いのですが、何件か営業しているお店の中で立ち寄ったのがこの精進料理丸万というお店。
お店の中に入るとそりゃもう海外からの観光客ばかり。
それほど満席でもないのですが、ヨーロッパ系の観光客がほとんどで、日本人が少ない。
和風な観光食堂なのに日本語よりも英語ばかりが耳に聞こえてくるなんとも不思議な光景。
で、注文したのはカツカレー。
高野山の観光食堂ではカレーを取り扱う食堂は珍しくなく、高野山の観光協会が精進カレーなるものを観光名物としてプッシュしているのです。
高野山で食べるカレーってのもなかなか面白いでしょ。
ちなみに高野山でカレーと言えば、ここ甘党喫茶「きく」さんが有名なのだとか。
さてさて、高野山ブラブラ散歩もそろそろ終わり。
冬は日が暮れるのも早いのでそろそろ家路に向かいます。
お土産は・・・
高野山といえば高野豆腐や胡麻豆腐ですが、それはもう毎回買っているので今回はちょっと違ったものを。
こちら、高野山限定の曼荼羅の御朱印長。
デザインがシックでかっこいい。
海外からの観光客向けなのだろうと思う。
和モダンな感じでデザインされている。
手触り感からすると1500円ながらかなり質の良い紙が使われるように思う。
精進カレーのレトルトにしようか悩んだが、正月ということもありこちらを選んだ。
七草がゆならぬ、七穀がゆ。
まだ食べてはいないのだが、食べたらその感想を追記したいと思う。
今日のところはそんなところで・・・
ではでは。