暮らしの顛末(くまくまコアラ)

40代サラリーマン、Canon EOS7D markⅡを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。

白骨温泉で一泊して人生初の上高地へ、大自然の美しさと野生の猿との出会い。

昭和の山岳書籍や民族書などを読んでいると上高地登山の宿泊場所として
白骨温泉がよく出てくる。

 

自分も一度、白骨温泉に宿泊してみたい。
読んだ書籍の中で表現される白骨温泉に
妙なロマンも感じていたので・・・

 

白骨温泉で一泊し、上高地を観光する旅に出た。

 

 

憧れの白骨温泉で宿泊

上高地

さてさて、人生初の上高地訪問の旅。
明日の上高地出発前に宿をとったのは
白骨温泉のゑびすや。

 

 

 

白骨温泉

ロビーの雰囲気もなかなかいい感じ。

 

白骨温泉

部屋の感じも申し分ない。
むしろこういうのが好みだ。

 

白骨温泉

さてさてまずは温泉の前に夕食。
今回JTBのサイトから宿を予約したのだけれど、
夕食はお任せプランで予約をした。

 

食前酒から始まり、先付、前菜、デザートまで12品。

 

白骨温泉

塩でいただくこのお肉は美味しかった。

 

白骨温泉

こちらはそばの実蒸し。

 

白骨温泉

岩魚の塩焼きに。

 

 

白骨温泉

源泉入りしらほね豆乳鍋。
白骨温泉の源泉は飲んでもいい温泉との事で
胃腸にも効果があるのだとか。

 

なので料理にも源泉が使用されていたりする。

いつも温泉宿に宿泊すると料理の多さに食べきれないよ~。

 

ってなるわけですが、
今回の料理のボリュームはなんとか食べきれる量だった。

 

これぐらいの量がちょうどいいのだけど。
なんて家内と会話をしていると。

 

「料理少な目で予約は出来ないのか?」

なんていう。

 

品数をそのままで量だけ少な目なんて
そんなリクエストは難しいだろうな。

 

でも大概、旅館で食べる夕食は量が多いと私も思う。

 

 

白骨温泉の名前の由来とは

白骨温泉

さてさて、食事の後は温泉。
大浴場へと向かう。

 

白骨温泉

こちらは温泉の休憩場所。

 

 

白骨温泉

白骨温泉は硫黄成分が強いので
指輪などのアクセサリーは変色するおそれがある。

 

硫黄の匂いがかなり濃い。
お湯の印象は匂いの割には結構さっぱりとしている印象。

 

 

白骨温泉

で、なぜ白骨温泉という名称なのか?

それは石灰分が固まった形が骨のようだからだとか・・・

また、湯舟が石灰分で白くなり白船という名で呼ばれていたのだとか・・・

その名の由来はいろいろありそうだ。

 

天皇陛下が宿泊された旅館

さてさて、温泉にも入ったし、
のんびりとテレビを見ていると
話題は令和元年初日という事もあり、
新たな天皇陛下の話題で一色。

 

皇太子時代に八ヶ岳登頂をされたVTRや
その際にガイドを務めた方のインタビューなどが流れていた。
陛下は年に2度ほど予約をされていたそうで・・・

 

とはいえなかなか都合が合わずキャンセルとなるらしく・・・

八ヶ岳に登った際に案内されたガイドの方曰く。
いよいよ皇位継承すると登るチャンスはないだろうから・・・

これが最後のチャンスとして登られたのかと・・・

当時を振り返って皇太子が皇位継承のご覚悟を感じていた。
みたいなは話していた。

 

皇族の方って山に登る際はどこの宿に泊まっているのだろう

テレビを見ていた私はふとそのような興味が沸いた。

 

夜11時頃に就寝。
朝5時30分に起床。

白骨温泉


早速、部屋の窓から天候を確認する。
どうやら良い天気となりそうだ。

朝食時間の7時30分まではまだ時間がある。
朝風呂に入って、しばし白骨温泉を散歩。

 

下駄に履き替えて周りを散策してみると・・・

 

白骨温泉

高松宮殿下下登山宿泊記念の碑を発見。
私が宿泊している宿のすぐ近くだった。

 

「ほほ~ん。今度白骨温泉に宿泊する際はこの旅館に泊まってみよう。」

 

 

白骨温泉

白骨温泉

また、散歩中にこんなのを発見。
天然記念物の案内板。

 

白骨温泉の噴湯丘と球状石灰岩

噴湯丘は炭酸石灰を含む温泉が噴出口の周囲に沈澱物が堆積して噴出塔及び噴湯丘を形成したものでわが国では類例が少ない。

球状石灰石は温泉中の沈殿物で本村に在るものは径1㎜~1㎝で、時には4㎝に達し純白不透明な放射繊維状の共心構造球状あるいは多面体の形を成し或は多面体をしている。

日本では類例が少なく学術上特に価値が高い。

との事。

 

 

白骨温泉

白骨温泉

さてさて、朝食です。


白骨温泉といえば温泉粥。(写真を撮るのを忘れた)


白骨温泉のお湯は浴びても良し、食しても良しという事で
特にここのお湯でおかゆを作るとまろやかな味になるのだとか。

お米も温泉で炊いているのかな?
昨晩の料理でも感じたのだが、白米が旨い。

純粋に白米が旨いと食も進むものだ。

 

 

さわんど駐車場からバスで大正池へ

上高地

朝8時20分に宿を出発し、
さわんど駐車場へ。

車の数は6割程度かな。

 

なんと、あれほど晴れていたのに
ここにて雨が降ってきた。

バスの運行が乱れているとの事で
すぐにバスが来た。

 

当然バスはほぼ満員状態。
助手席に座っていざ出発。

 

上高地

上高地

上高地

まずは大正池を散策。
天気予報は晴で行楽日和との事
ですが、午前中はご覧の通り、雲が多い。

 

フリースの上からウィンドウブレーカを着ているものの
風邪が冷たく、少し肌寒い。

 

上高地

上高地

大正池にて魚発見!
こりゃ何という魚なのだろうか。

 

ぜんぜん動こうとしない。
たぶん水温が低いのだろう。

 

上高地

上高地

上高地

時折、日差しが差し込むほどに。
雲がだんだん晴れてきた。

 

見上げるのは焼岳。

 

 

上高地

上高地

こちらは霞沢岳方面。

 

 

上高地

上高地

上高地

田代橋、穂高橋まで来る頃には随分と天候も良くなってきた。

大正池からここまでで約1時間。
かなりゆっくりとしたペース。

 

上高地

岩魚だろうか?
少し川の流れを眺めていると、
あちらに2匹、こちらに3匹と
いたるところで魚を発見。

 

 

上高地

上高地

上高地

上高地

穂高橋付近から眺める明神岳。
あの大きな雲が晴れるまではあと1、2時間は時間がかかりそうだ。

 

 

上高地

穂高橋で撮影をする人々。

 

 

上高地

上高地

河童橋へと向かいながら散策。

 

上高地

上高地

上高地

上高地

振り返ると焼岳山頂付近の雲は
すっかりなくなり、綺麗な青空が・・・

 

サル監視員との出会い。

上高地

前を歩いている青年はサル監視員である。
何かを発見したのであろう。
左側の森に目を向けるとその場でじっと森を眺める。

 

サル監視員という腕章に気づいた私。
何があったのか尋ねてみる事に・・・

すると。

 

「あの森の中にサルがいました。」

「もう、逃げてしまいましたが。」

「私の顔を覚えているので、私を見ると逃げるんですよ。」

「私はサルに嫌われているのです。嫌がらせをするのでね。」

 

この好青年、上高地のサルの野生環境を保つ監視員なのだとか。

腰はライフルのようなものをぶら下げている。
このライフルは何に使うのか気になったが

この時はそんなやり取りで終わった。

 

が、後ほど彼とまた遭遇。
その際にライフルの意味や上高地のサルの希少性を教えてくれた。

その話はまた後程。

 

河童橋から明神橋へと向かう

上高地

上高地

河童橋に到着。

時刻は10時35分。
大正池から河童橋まで1時30分もかけていたことになる。

 

 

上高地

上高地

上高地

河童橋付近から見上げる穂高連峰。
晴れているのだが、山頂には大きな雲。

 

あの雲が晴れると映えるのだけど・・・

これまでの天候を考慮すると、
あの雲も帰る頃には晴れるだろう。

 

上高地

河童橋から梓川右岸道を通て明神橋へと向かう。

いくつもの支流に分かれた梓川を満喫。

日差しが差し込んで景色を反射する水面が美しい。


 

上高地

上高地

上高地

また、日差しが差し込むと川底の藻や砂がより一層鮮やかになる。
そして水の透明度が増したようにも見える。

 

なんだこの清々しい光景は。

 

上高地

上高地

清らかな水しぶきをほとばせて流れる雪解け水。
お決まりのスローシャッターで撮影をしようとも思ったのだが・・・

 

雪解け水の生き生きとした川の流れを表現するため
あえてそのままで撮影。

 

 

上高地

上高地

上高地

上高地

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上高地

12時12分。
明神橋に到着。
河童橋を出発したのが11時。

ここまで約70分。
ガイドブック通りの歩行ペース。

 

穂高神社と明神池

上高地

 天候に恵まれた事の感謝を告げるため穂高神社を参拝。

 

 

上高地

どうやらここには喜門次小屋という食事処があるみたい。

ならば河童橋で豚まんを食べなければよかった。
ここで暖かいうどんでも食べたかったかな。

 

 

上高地

上高地

上高地

穂高神社に参拝し、明神池へお参りと思ったのだが・・・

 

 

上高地

ご覧の通り長蛇の列。
いったい何があるのだろうと覗いてみると・・・

 

 

上高地

単純にお参りするのみの列だった。

今回は明神池への参拝をあきらめて先へと進む。

 

 

学術的にも希少な上高地のサルと出会う。

上高地

明神橋を渡って、梓川左岸道へ。
再び河童橋を目指し、帰路へと向かう予定。

 

 

上高地

上高地

上高地

上高地

上高地

明神橋を渡った付近でサルと遭遇。
サルを撮影しようと人が集まるものの逃げる気配はない。

 

一定の距離を保つために徐々に遠のくサルたち。
地面に生えている新芽を食べている。

 

上高地

すると一匹のサルが遊歩道付近まで近寄ってきた。

 

 

上高地

なんと遊歩道のすぐ横で新芽を食べ始めた。

 

 

上高地

新芽を口に入れるとサッと遊歩道を横切り、
再び一定の距離を保っているよう。

 

ほんの3秒程度の出来事。

 

この上高地のサル。
かなり学術的に不思議なサルなのだとか。

 

というのも、このサルを目撃したのち、
梓川左岸道にて先ほど出会ったサル監視員の好青年と再び遭遇。

 

サル目撃の件を伝えると。

 

「どの付近でしたか?」と。

「明神橋で複数のサルが間近で新芽を食べていた」と伝えると・・・

「それはラッキーでしたね。あまり見られるものではないですよ。」と

「日本はサル生息地の北限にあたります。」

「日本の中でもサルの北限は青森県の下北半島なんです。」

「でも上高地の気温は一年を通じて北海道の旭川と同じなんですよ。」

「中には3000mほどの山の上にまで上がるサルもいるんです。」

 

「上高地のサルはサルの北限といわれる下北半島よりも厳しい環境で生きているんです。」


「学術的にも珍しいサルなんですよ。」

 

「その希少なサルの野生本能を保つために我々が監視をしているのです。」

 

「人に慣れすぎると本来の野生環境ではなくなりますから。」

 

「また、人が餌などを与えると彼らは人間を格下に見ますからね。」

 

「日光では人に危害を加えないようにサルの監視をしていますが。」

 

「我々、上高地の監視員はサルの野生環境を保つために監視をしているのです。」

 

「だからこのライフルで射撃して適度な嫌がらせをするんです。」

 

「サルが人間を警戒するように仕向けているんです。」

 

「いやー本当にラッキーですね。」と

 

 

何という好青年。
サル目撃の報告をすると沢山の情報を教えてくれた。

 

いや~勉強になるなぁ。
上高地のサルは下北半島のサルよりも厳しい環境なのか。

「サルを見れたことももちろんラッキーですが、あなたに会えたことも非常にラッキーでした。」

 

と感謝を述べて分かれた。

 

 美しい上高地をあとにする

上高地

上高地

さて、いよいよ上高地をあとにするためバスターミナルへと向かう。

 

 

上高地

すると再びサルを発見。
今日何度目のサル発見なのだろう。

すでに8頭ほど目撃しているのだが・・・

ここまでサルに遭遇すると本当にラッキーなのか。
結構目撃するものなのかよく分からなくなってくる。

 

上高地

上高地

川の底まで陽が通ると、青々とした藻の色がより鮮明に。
流れの中で揺らめく光景に目を奪われていると・・・

 

バズーカレンズをつけたカメラ愛好家が

「いますか?」と。

「いやいや、水面を撮影していただけですよ。」

「すみません、紛らわしくて・・・」

鳥の撮影と間違われたらしい。

 

この付近は野鳥が豊富なのかバズーカレンズの写真愛好家が多いポイント。

 

 

上高地

上高地

上高地

帰る頃にはすっかり穂高連峰の雲は晴れていた。

時刻は午後2時。

さぁお土産を買ってそろそろ大阪に帰ろうとするかな。

 

人生初の上高地。
天候にも恵まれ、雪を被った美しい山々の光景に心底、心を打たれた。
また来たい。

そう思う。
すっかりと上高地に魅了された令和元年の旅でした。

ではでは。