暮らしの顛末(くまくまコアラ)

40代サラリーマン、Canon EOS Rを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。

読書は気軽に私を旅に連れて行ってくれるもの。低山トラベラー大内征著「低山手帖」でまた旅に出掛けたくなった。

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エッセイばかりを好んで読んでいる私。

山や旅、歴史探訪に関するエッセイは
読んでいるだけでもそれなりに旅の気分が味わえる。

また、新たな旅の計画のきっかけにもなり、
エッセイの影響で尋ねた場所は数知れない。

 

お気に入りのアニメの舞台となった地を訪ねる聖地巡礼と同じ道理である。

 

今回、これまた行ってみたいなぁと思うエッセイと出会ったので紹介。

それが低山トラベラー大内征著「低山手帖」

 

2019年4月25日 初版第1刷発行なので、
まだ出て間なしの本。

出たばかりなのでAmazonで調べてみてもまだレビューがない。

 

著者が訪ねた全国の低山登山のエピソードが22篇。
各山のエピソードが情緒的ながら手短にまとめられているので
非常に読みやすい。
それでいながら感情移入が出来る奥深さがある。

単純な山登りエピソードではなく、
その地に伝わる伝説や、歴史的なエピソード。
民俗学、信仰というエッセンスが山の個性を活かし、
それぞれの山が素晴らしく奥深いものとなっている。

 

こりゃなかなか珍しいジャンルだし、
非常に良くできたエッセイだわ。

 

本屋でこの本を手にした時、
「はじめに」の一行目を読んで買おうと決めた。

 

その一行目に書かれていた文章とは・・・

「ここがあの歴史小説に出てきた山か!」

である。

 

この言葉に共感をした。

 

私自身、地元関西の低山を登っていると、
そのような発見の連続である。

 

現地の観光ガイドや地元の人との何気ない会話の中で知る
山のエピソードや伝説を知ると、
まさに私の知識の点が線となって繋がっていく事が多い。

 

その山の名の由来を知るだけでも面白いのだが
歴史的な有名人が山に残したエピソードや
その土地土地ならではの風習や山信仰、云い伝えなどを知るとなお面白い。

 

そんな面白さを紐解いてくれる良著だと思う。

 

関西圏の山のエピソードが少ないのが残念なのだが

本書で取り上げられている低山登山のエピソードは、
どれも訪れてみたくなり
新たな旅の計画を立てたくなるものばかりだった。

 

大内征という作家は今まで知らなったけれど、
偶然本屋で見つけて幸運だったと思う。

 

この本はおススメですよ。