2020年1月5日に熊川宿に行って来ました。
まずは熊川宿の説明をば。
交通・物流の重要な場所として1589年に浅野長政がこの地を宿場町としたのが始まり。
熊川宿は日本海でとれた鯖などの海産物を京都へと運ぶための鯖街道随一の宿場町として栄えた。
現地の人の話では、その昔「生活に困ったなら熊川へいけ!」といわれたほど仕事には困らなかったそう。
なので出稼ぎの労働者が多かったのだとか・・・
この宿場町は東海道五十三次の宿場町のような大名などが宿泊するような立派な宿はなく、木賃宿(きちんやど)・木銭宿(きせんやど)といわれ食事を作る薪代程度で泊まれる安宿ばかり。
1室に何人もが雑魚寝をするというスタイルであったそう。
宿場町の長さは約1kmほど。
上ノ町、中ノ町、下ノ町の3つの町に分かれており、一番古いのが上ノ町。
その後栄えるとともに中ノ町、下ノ町と広がったのだとか。
地理的に風が抜ける通りでもあるので幾度となく大規模な火事に見舞われたのだとか。
確か200軒以上の大火事が1回。
100軒以上の大火事が3回と聞いたはず。
焼かれては何度も再建するほど財があったのだとか。
大阪から車で3時間もかけてたどり着いた道の駅「若狭熊川宿」
この道の駅は観光駐車場も兼ね備えているようです。
それにしても今日は天気が悪い。
あられが降ったり降らなかったり。
こちらは番所。
人がいない・・・
春や秋の行楽シーズンには観光客・修学旅行生などで賑わうそうですが・・・
真冬は閑散としている。
でも曇天のしんみりした宿場町の情景も趣がある。
こちらは宿場館。
若狭鯖街道の資料館となっていて拝観することができます。
おとなひとり200円。
モンベル会員だと160円。
館内の撮影はOKだけど個人で楽しむだけにしてくださいとのこと。
受付のおばあさんが丁寧に熊川宿の歴史を説明してくれた。
「京は遠ても十八里」といって、丸一日かけて70km先の京都へ様々な海産物を運んだのだとか。
こちらは旧逸見勘兵衛家。
伊藤忠商事二代目社長の伊藤竹之助の生家。
拝観料100円。
さてさて遅めの昼食は道の駅に併設されている食事処「四季彩館」にて。
へしこ出汁茶漬けをいただく。
へしこを久しぶりに食べたけど、これオススメです。
こちらは四季彩丼。
鯖缶と出汁あんかけの丼。
こちらはあまりオススメしないかも・・・
2020年の大河ドラマが明智光秀「麒麟がくる」ということで
ここ熊川宿も光秀ゆかりの地として撮影ロケが行われるかも・・・
ってことで今日はこれまで。
ではでは。