大阪からバイクで約3時間。
やってきたのは奈良県吉野郡十津川村。
十津川村ってどこよ!
って方もいることでしょう。
実は奈良県の南側半分が十津川村なのだ。
そういうと他の村の人に怒られちゃう。
が・・・
そう思われるほど十津川村は広く広大。
なにせ東京23区よりも広いのだ。
ゆえに十津川のどこに行くかによってかなり到着時間が変わってくるってわけ。
写真は十津川の支流、上湯川。
国道168号線から上湯川沿いの県道735号線、竜神十津川線へと入る。
大自然が満喫できる大露天風呂、上湯温泉へ
国道168号線から上湯温泉へと向かう道はこの看板が目印。
県道735号線、竜神十津川線を走ること約5㎞。
おっとここかい。
上湯温泉は。
って来た道から180度折り返す感じですか。
で、写真では伝わらないのが残念だけれども。
この急坂を下るってことですか・・・
これバイクで行って 無事にUターンできるのだろうか・・・
ええいままよ。
右側に映っている急な坂を下ってみると・・・
よかったわ。ちゃんと開けた駐車場があるじゃないか。
さて、上湯温泉へと無事到着。
バイクを停めて、入浴料500円を払っていざ、大露天風呂へ。
って露天風呂はどこ・・・
って受付の人に尋ねると
この道の先にらしい。
この温泉は渓流釣りの遊漁券販売所でもあるらしい。
で、道の先には。
左が女湯、右が男湯。
この女湯と男湯の露骨なガードの固さの違いが面白い。
男湯の脱衣所はすだれで隠されているだけって。
脱衣所に入ってみると・・・
うほーい!誰もいない。
貸し切り状態じゃないかよ。
こりゃたまらん。
大自然を独り占めの大露天風呂。
でもこの後、いっきに5人ほどの来客が。
みんな各々に落ち着くなぁ~とか、ここえーなぁとか。
川のせせらぎを聞きながら入る露天風呂は最高。
バイクで冷えた体も温まる。
こりゃ春、夏、秋と季節ごとに尋ねてみたい露天風呂だわ。
■上湯温泉
【泉質】ナトリウム炭酸水素塩泉
【源泉温度】85℃
【効能】皮膚病・アトピーなど
【温泉の特徴】 肌をしっとりさせる重曹泉。
「美人の湯」、アトピーにも効果あり
野猿って初めて見たわ。
さて、この川原に張られたロープは何でしょうか?
ここは野猿が残っている場所。
先ほどのロープは野猿のロープ。
野猿って何よ。
野生の猿ってわけではないですよ。
野猿とは一人乗り用の人力ロープーウェイのことなんです。
こちらが野猿。
両岸から川の上に張ったワイヤーロープに、屋形を取り付けた昔の交通機関で、吊り橋が架けられるまでは村内各地で交通手段として利用されていましたが、今は人力ロープーウェイとして観光用に利用しています「やえん」とは、ちょうど猿がつるを渡って行く様に似ているところから名付けられたもので、川面の上空を一人で渡るスリルをお楽しみください。
とのことです。
ってこれ向こう側に道はあるのか。
たんなる崖にしか見えないのだが・・・
で、よく見ると確かに対岸にも道はあるもよう。
神様に呼ばれないといけない玉置神社へ。
上湯温泉からバイクで30分程度。
標高1077mの霊峰玉置山へ。
目指すのはユネスコ世界遺産となっている玉置神社。
いや~ずいぶんと山の上まで登って来たもんだわ。
さて、玉置神社の参拝駐車場に到着。
駐車スペースは30台~40台ほど。
秘境の神社のわりにはけっこう参拝者が来ている印象。
ここに来るまで細い道を約10㎞ほど走るのだが、本当にこの道であっているのかちょっと心細かった。
どうやら駐車場を間違う人も多いようだ。
駐車場のすぐ横にある参拝道を歩く。
ん!けっこう山の中を歩かないといけないのかなぁ。
こちらが参拝道。
山の中をずんずんと入って行く感じ。
歩くことを覚悟していたのだが、いがいに近そうだ。
ここまで歩くこと約5分程度。
県指定 天然記念物 杉の巨樹群の碑。
確かに大きな杉だらけで日の光が閉ざされたひっそり感のある場所。
さてさて玉置神社に到着。
神社の建物はかなり傷んでいる印象。
本殿横のには夫婦杉、神代杉へと続く入口が。
こちらが夫婦杉。
根本あたりから2本に分かれた大きな杉の木。
こちらが神代杉。
この杉の樹齢は約3000年ほどといわれている。
おっ!ツララが出来ている。
さすがに山深い場所なんで気温がずいぶんと低いのだろうな。
なにやら令和の大改修があるようで。
令和2年~令和10年まで本殿全面改修とのこと。
全面改修前に玉置神社に来れてよかった。
こりゃ本当に神様に呼ばれたのかも。
ってね。
さて、帰りは道の駅「十津川郷」でいつもの串こんにゃく。
てことで奈良十津川を満喫しましたとさ。
ではでは。