- 県道37号線、桜井吉野線から見上げる上千本
- 吉水神社の一目千本
- 中千本の展望広場
- 大塔宮迎徳碑がある桜展示園の火の見櫓跡
- 中千本から上千本へと続く山道
- 花矢倉展望台から吉野集落を見下ろす
- 吉野水分神社のしだれ桜
- 源義経の隠塔、金峯神社へ
- 昼食は水本米穀店の手作り田舎ランチ
県道37号線、桜井吉野線から見上げる上千本
桜のシーズンになるとかなりの混雑となる奈良県吉野山。
午前中ならまだ駐車場に空きがあるのですが、午後になると近隣の道路は大渋滞。
車を停めるのも一苦労なので、行かれる方は朝早めじゃないと後悔することになるかも。
如意輪寺から桜本坊へと向かう県道37号線、桜井吉野線からの景観。
吉野山の滝桜といわれ、県道から見上げる上千本が非常に美しい撮影スポット。
県道から撮影が出来るので路上駐車も多く、撮影をする際はまわりの交通状況に要注意。
周辺の駐車場から歩いても10分程度の場所なので、出来る限り周辺の駐車場を利用しましょう。
こちらが県道37号線、桜井吉野線から眺める上千本。
午前中では若干逆光ぎみ。
周辺駐車場の料金はどこも1500円。
バイクなら500円。
駐車料には協力金が含まれており、
・交通対策の実施
・吉野山の桜の保全
・世界遺産にふさわしい環境づくり
・ゴミ処理等の環境保全の活用
などに活用かれます。
宿泊宿や駐車場が多い場所の交通量は非常に多く、地元の方多数で交通整理をしてくれていますのでなるべく路上駐車は控えてね。
吉水神社の一目千本
まず向かうのは南北朝時代の南朝の皇居であった吉水神社。
世界遺産の吉水神社。
ここは桜シーズン以外でもおすすめスポットで、源義経が兄の頼朝から逃れるために吉野落ちをした際、この吉水神社に弁慶、静御前とともに5日間滞在した場所。
神社内には源義経・静御前の潜居の間やら、弁慶が今後の逃亡計画を思案した、弁慶思案の間などもあり、弁慶が使用した武器なども展示してある。
また、後醍醐天皇の玉座の間などもあり、見ごたえのある神社なのです。
さて、話を桜に戻し、ここ吉水神社は太閤秀吉が盛大な花見の宴を行った場所であり、一目千本といわれ、中千本、上千本が一目で見れる桜の名スポット。
また、一目十年ともいわれ、一目見ると10年長生きできるともいわれている。
それなりに混雑はしているが、吉野随一の花見スポットのわりにはって感じ。
三脚を立てて撮影している人もいないし。
こちらが吉水神社の一目千本の光景。
いやーこりゃすごいわぁ。
また来年も元気でこの光景を見たい、なんて思いながら暮らしていると10年長生きするのでしょうかね。
こちらは吉水神社を出て、階段を下りたあたりから眺める金峯山寺蔵王堂の光景。
ここも撮影スポットとして、カメラを構える人が多かった場所。
中千本の展望広場
中千本の展望広場から眺める中千本の光景。
中千本の展望広場っていうのかなぁ。
場所的には「中千本」としか書いてなかったけど。
場所的にはこんな感じ。
中千本の展望広場から五郎平茶屋へと向かう山道。
中千本広場から山道を歩いて、見上げる上千本。
墓地の中を通て、五郎平茶屋あたりは少々開けた芝生広場。
この場所でお弁当を開ける人も多い。
大塔宮迎徳碑がある桜展示園の火の見櫓跡
猿引坂を登りながら撮影。
大塔宮迎徳碑がある桜展示園、火の見櫓跡を目指す。
この辺りは電線が少なく、視界良好なポイントも多い。
こちらが大塔宮迎徳碑がある桜展示園。
火の見櫓跡から眺める金峯山寺蔵王堂。
火災の早期発見のために設けられた火の見櫓があった場所だけに、吉野集落の見晴らしがよい場所。
ただ残念なことに、集落界隈は電信柱が多く、どうしても電線が映りこんでしまうケースが多い。
電線のないスポットを探すためには歩きまわる必要があり、吉野山の桜を満喫するには時間に余裕を持って訪れるのがよい。
中千本から上千本へと続く山道
中千本から上千本の上まで山道を歩く。
山道をのぼりながら、ところどころ見晴らしの良い場所を見つけては撮影。
こちらが上千本のてっぺん。
ここまで歩くこと30分程度かなぁ。
かなり歩いた印象。
こちらが上千本の上からの眺め。
金峯山寺蔵王堂がはるか彼方に見えます。
花矢倉展望台から吉野集落を見下ろす
上千本からさらに歩いて花矢倉展望台へ。
離れれば離れるほどかすみがかかる。
肉眼で見ると結構雄大な光景なんですけどね。
吉野水分神社のしだれ桜
さらに登って吉野水分神社へ。
このあたりも絵になる光景なのですが、やたらと電線が多い。
世界遺産吉野水分神社。
桃山時代の特長ある建築様式で日射しが差し込むと何ともきれいな木漏れ日が撮影できる。
日の光を受けたしだれ桜のなんとも美しいこと。
なるべく日射しを狙った方がいいね。
なんとなく夏らしくてカメラを向けてみた。
源義経の隠塔、金峯神社へ
ここまで歩いてきたのなら奥千本まで歩いてみよう。
ってことで吉野水分神社から1.6㎞先の金峯神社へ。
中千本からかれこれ1時間ほど歩いている。
ちょっと桜の撮影スポット紹介とは離れるけど・・・
せっかく吉野に来たのならここもぜひ訪れてほしい。
さすがに奥千本、金峯神社まで訪れる人は少ない。
このあたりがなぜ金峯と呼ばれるかというと・・・
金峯というのは、この辺りから大峯山へかけての総称で、古来地下に黄金の鉱脈があると信じられて、宇治捨遺物語その他にも、この山に登って黄金を得たという話があります。これは仏教説話として、金峯山は黄金浄土であるという観念からうまれたものです。
金峯神社の奥に進むと見えてきたのが・・・
源義経の隠塔。
この塔に隠れていた源義経は追ってから逃れるため、屋根を蹴破って外に出たという。
ここまでくると人も少なく、自動車の往来の音もなく、静寂を満喫できる。
聞こえるのは小枝を踏み歩く自分の足音だけ。
昼食は水本米穀店の手作り田舎ランチ
さて、来た道を戻りまたまた中千本まで。
昼食時間はとっくに過ぎて午後2時半。
ランチ場所を探します。
と・・・
目に飛び込んできたのは「タラの芽の天ぷら」という文字。
1800円かぁ。
せっかくなんで春の旬のものをいただきたいのだが・・・
3秒考えて、お店に入ることに。
うわ!店内めちゃいい雰囲気だわ。
日射しが差し込む縁側の席も素敵だわ。
一人縁側の座敷に座り、往来する人やら時折舞う桜吹雪を眺めながら配膳されるのを待つ。
いやぁいい感じのランチだこと。
こういう田舎料理が食べたかったんだよね。
タラの芽、たけのこ、しいたけの天ぷら
菜の花のしたし
筑前煮
山菜ごはんにみそ汁、香の物、葛餅に明日香いちごまで。
いや~ようござんすね。旬のものは。
店内には誰もお客がいないし。
静かに一人のんびりと旬をいただけるのはありがたい。
これぞ吉野って感じだなぁ。
ってことでそろそろ帰りの渋滞も始まりそうなのでぼちぼち帰ります。
ではでは。