今日の夕暮れ。
ようやく待ちわびた春らしい暖かさ。
なんだかニュースでは25日からGW突入との報道が見受けられ、2週間のステイホームとのことですが、えっ!もうGWに突入しているの?
なんてビックリしているのはすべての国民盤上一致のことでしょう。
こういう些細な事から政治の庶民感覚のズレなんてのを感じるのでしょうが。
でもって、GWに突入したから、都会からの民族大移動がいよいよ始まるぞってことで、他府県の知事たちが少々強い口調で「こないでいただきたい。」ともの申している。
GWに沖縄旅行を予約している人は6万人とのことで、これには私もビックリなのだが、沖縄もやはり「こないでいただきたい。」なわけだ。
地方の都道府県はみんな「こないでいただきたい。」
さて、ひるがえって東京都知事がもし「東京にはこないでいただきたい。」と発言したならば・・・
そして「県外ナンバーの車を見かえると声がけをさせていただきます。」なんてことになったら・・・
東京周辺の県はそりゃ仕事にならんだろうって反発するに違いない。
だって世間はまだGWじゃないし。
平日は県外からどんどん東京に働きに来るのに、休日に東京の人が県外に出かけると、「こないでいただきたい。」って言われるのが少々酷なようで・・・
この矛盾のやるせなさってあるのだろうか。
東京の感染率の高さは間違いなく人口密度にあるのだろうけど、その人口密度を高めているのは大東京圏である東京近郊の他府県でもある。
ではあるが、「東京にはこないでいただきたい」とは言えない東京であったりする。
まぁ仕事以外で好んで今の東京に行く人は少ないのだろうけど。
もし小池都知事が「東京にはこないでいただきたい」と発言したならどんな世論がおこるのだろうか。
「そんな無茶いうな。」
なんてことになるのでしょうか。
なんか究極のジレンマですよね。
「平日は仕事だから致し方なく東京には出かけるけど、週末はのんびり地元でサーフィンをするよ。でも君は東京住まいだから、週末は大人しく近所の公園で我慢してくれ。」
「えっでも感染率を上げているのは平日に地方から人が集まるからでしょ。」
「そうなの、そりゃ知らんけど・・・」
この理不尽をどう整理すればよいのだろう。
連日、神奈川県でサーフィンをする人がどうのこうのとの報道を眺めながら
そんなことを思う今日この頃です。
ではでは。