買い物帰りの帰宅時にて。
近所の生活道路に何やら小さな物体が・・・
近づいてみてみると・・・
スズメのひなだな。
こんな道の上でじっとしていると自転車にひかれるのでは。
近づいてもなんとも警戒すらしない。
もしくは出来ないほど衰弱しているのか。
写真では目を閉じているけど、たまに目を瞬かせる。
う~ん。保護してあげたいけど、野生の鳥獣を勝手に保護する行為は「鳥獣保護法第8条」で禁止されているんだよなぁ。
それが弱っていようが、死にそうであろうが、勝手に保護すると違法になる。
どうやら人間の些細な優しさで野生動物を救済する行為が生態系を乱す原因になるのだとか。
私が手出しをすることで救える命もあれば。
私が手出しをすることでどこかで滅びる命もあるということ。
目には見えない自然摂理の影響まで考え出すときりがないのだが。
このまま道端にとどめておくわけにもいかず。
そっと手ですくって、道の脇の草むらへと隠してやったけど。
何とも軽い体に愛おしさみたいなものがあり。
後ろ髪を引かれる思いでその場を立ち去った。
諸行無常というか、是生滅法(ぜしょうめっぽう)というか。
世の中のすべてのものはいずれ生滅するもので。
生きるも死ぬも後は自然に任せるしかない。
とはいえこれも何かの縁。
つるの恩返しならぬ、スズメの恩返しとして。
あの時助けていただいたスズメでございます。
今は元気になって、大空を飛び回っています。
なんて夢にでも出てきてくれたなら。
なんて思う今日この頃です。
ではでは。