まさに天空の郷というような風景だわ。
大和平野を望むその先には吉野・熊野の山々がはるか彼方まで連なっている。
すごく秘境の地に立っている感覚なのだけれど。
実は市街地近くなんだよね。
「古事記」や「日本書紀」に登場する神々が住まう場所。
高天原。
ここは高天原伝承の地、奈良県御所市の高天付近。
写真の光景は神々が生まれた神話の時代からそれほど変わっていないのだと思う。
葛城・金剛山の麓。
この地に大和朝廷が出来るはるか前、スサノヲの子孫である邇芸速日命(にぎはやひのみこと)を大王とした国家が存在したという説がある。
太陽の神として、別名「天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊」(あまてるくにてるひこあまのほのあかりくしたまにぎはやひのみこと)というらしい。
そんな伝説を絡めて、役行者小角の生涯を描いた黒須 紀一郎(著)「役小角―異界の人々」がなかなか面白くてハマってしまった。
今日はただそれだけです。
ではでは。