さて、今日やってきたのは熊野川の大渓谷を堪能し、涼を求めて瀞峡めぐり。
奈良、和歌山、三重県の3県にまたがる瀞峡はまさに山の奥の奥の奥。
これぞ秘境という場所。
大阪から約3時間30分かけてやってきたここは瀞峡めぐりの里熊野川。
ここからウォータージェット船に乗って瀞峡めぐりをしようと思ったのですが・・・
まじかよ~
航路悪化のため欠航中なのかよ~。
売店の人に尋ねると、今年の梅雨の長雨でかなりの被害があったらしく、復旧のめどはたってないのだそうで・・・
こりゃそうとうやられたのだなぁ。
せっかくここまで来たのだから瀞峡らしい場所に行ってみたい。
と売店の方に聞いていみると、田戸乗船場なら川に降りられるとのこと。
カーナビで「瀞郵便局」と入れると観光駐車場まで行けるのだとか。
やはり瀞峡への道を尋ねる人が多いのだろうなぁ。
カーナビの設定方法を教えてくれるとは、案内しなれている感があるわぁ。
で、こちらがカーナビの案内で到着した駐車場。
瀞郵便局の真ん前なんだよね。
瀞峡へはこの駐車場から徒歩で。
といっても歩いて3分ぐらいで川まで行ける。
なんかすごくレトロな雰囲気の旅館の脇道を通って瀞峡へ。
細い階段を降りると、なんとも雰囲気のある建物の脇だった。
ん!瀞ホテル!
へぇ~ここはホテルだったのかぁ。
今はカフェ兼食事処として営業をしているみたい。
なんかすごいいい雰囲気じゃない。
その昔、昭和の文豪が宿泊したとかさぁ。
そんなエピソードがありそうな。
いいなぁ~ここ。
瀞ホテルの前の道を下りていく。
すると見えてくるのが瀞峡の絶景。
こりゃ秘境だわ。
川べりまで下りてみるとカモが羽を休めている。
川の中を覗いてみると、すごい魚影が濃い。
川魚がうじゃうじゃといるじゃないか。
さすがは秘境だわ。
川岸から見上げる先ほどの瀞ホテル。
朽ち果てた吊り橋の向こう岸にも建物が。
昔は別館として、吊り橋の向こうの建物にも宿泊できたのであろうか・・・
なんて素敵な場所だったんだ。
今もホテルとして経営していたら絶対宿泊してたわ。
川岸から眺めると吊り橋が見えたので行ってみることに。
吊り橋へと続く道。
直射日光が結構きついわぁ。
吊り橋へと続く道から先ほど瀞ホテルの別館のような建物。
さて、こちらが吊り橋。
山彦橋というらしい。
危険なので一度に15人以上で渡らないでくださいとのこと。
で、この吊り橋の手前に住宅が建っているんだけど、そこにこのような印が・・・
平成23年9月4日、台風12号による最高水量9.500トン到達点。
どこまで水位が上がったかというと・・・
なんとこの写真を撮影した場所まで水位が上がったのだとか。
これもう住宅のすぐそこまで水位が上がったって事じゃん。
こりゃ住んでいる人も気が気じゃなかっただろうなぁ。
まさに写真に写っている植木鉢の真下まで水位が上がったってことだろう。
ほぼ吊り橋すれすれじゃないかぁ。
吊り橋から下を眺めるとこんな感じ。
ちょっと足の先を出してみる。
うぉー結構な高さだわ。
でもここら辺まで水位が上がったと想像するとその水量は尋常じゃないよなぁ。
吊り橋からの眺め。
普段はこんなにきれいな景色なんだよなぁ。
なんか先ほどの災害の記憶を知って、なんか単純にきれいな大渓谷と思いながらも、大渓谷ってその怖さもあるんだなぁ。
なんて考えてしまう。
ほら、こんな看板を見たらなおさらね。
「クマ出没注意!」
秘境の大自然だからなぁ。
危険もそれなりになるわけだよ。
なんかウォータージェット船は運航中止だけど、小型船での観光をできるようで。
小さなモーターボートが往来をしていた。
っていうか瀞峡ってジェットスキーもOKなのかよ。
むちゃむちゃ気持ちよさそうじゃないかよ。
いやー絶景なんだけど、気温が暑いわぁ。
さて、帰りに道の駅「おくとろ」にて。
ここ、北山村は、日本でただひとつ、県内の他市町村と接していない「飛び地」の村。
まわりを奈良県と三重県に囲まれた和歌山県なのだ。
このあたりを車で走ると、「奈良県に入りました。」「和歌山県に入りました。」「三重県に入りました。」といろいろとナビがうるさいのである。
さて、帰りは国道169号線で。
道の駅「杉の湯 川上」。
お盆シーズンなのでガードマンとかいてるし・・・
こんな賑やかな道の駅「杉の湯 川上」ってはじめてだわ。
さぁここではいつもの和風ラーメンでも食べるかなぁ。
ってラーメン売り切れかよぅ。
致し方なく、肉うどんをいただく。
ああ、完全に口が和風ラーメンを食らう口になってたのになぁ。
で、帰ってテレビのニュースを見てみると、奈良県の上北山村39.7℃と関西での最高気温をたたき出してた。
涼を求めて瀞峡までいったのに、結果、めちゃ暑い場所に行ったいたみたいだ。
そりゃ暑いわけだわ。
まじで倒れるかと思ったし・・・
ってことで今日はこんな感じの一日。
ではでは。