暮らしの顛末(くまくまコアラ)

50代サラリーマン、趣味は1人旅、バイクツーリング、写真撮影、温泉、銭湯巡り。 古い町並みが好きで歴史を感じる関西の各所をブログで紹介しています Canon EOS RとRICOH GR IIIを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。 愛車は1号機DAHONのRoute。2号機Kawasaki Versys-X250。3号機TOYOTA のプリウス

コロナ禍で忘れがちだけど7月から実施されたレジ袋有料化の次のプラスチックゴミ対策の先が見えない日本。

レジ袋の有料化はプラスチックゴミを減らす対策ではないですよね。
プラスチックゴミの環境汚染への影響に対してちょっと意識を高めましょうよというスタートライン。

それも海洋プラスチックゴミへの対応が急務であるという国際動向から周回遅れで日本がレジ袋有料化としたわけで、レジ袋の有料化はプラスチック製品の過剰な使用を抑制するための有料化と経済産業省のサイトでは説明されているが・・・

レジ袋有料化はプラスチックゴミを減らす効果はない。
と私は断言するぐらいでものいいたい。

2019年の大阪サミットでは2050年までに新たな海洋プラスチックゴミをゼロにするというG20首相のグローバルビジョンとして共有したから・・・

政府はレジ袋有料化でとりあえず国際社会に日本の環境問題意識のバージョンアップをしたよ。
という程度でこれで海洋プラスチックゴミが減るぞ!
なんて到底思ってないわけで・・・

で、私たちもなんだかコンビニでレジ袋を拒否することで環境対策に貢献しているような気分だけを味わっているんだけど・・・

7月から週末にはホームセンターで50枚~100枚入りのポリ袋を買い求める生活に変わったんだよね。
ホームセンターでのレジ袋サイズのポリ袋の売れ行きは昨年の2倍なんだとか・・・

7月からレジ袋有料化になってそろそろ半年。
プラスチックゴミがどれだけ削減されたのか、総括とまでは言わないが、中間報告としてその数値がどれほどのものか発表されてもいいはずなのだがそのような報道を見たことはない。

レジ袋有料化はプラゴミ廃止のスタートラインなんでしょ。
ならば次の一手はなんなんでしょう。

経済産業省はコロナ対策と同じく、国民の生活変革を求めているだけっぽい。
そのアクションプランの柱となる項目の上位には・・・

■プラスチックごみの回収・適正処理の徹底
■ポイ捨て・不法投棄・非意図的な海洋流出の防止
■ポイ捨て・不法投棄されたプラスチックごみの回収
■海洋に流出したプラスチックごみの回収

これまでのプラスチックありきの対応策ばかり。
ゴミを減らすだけでプラスチックそのものは減らさないということか。
こんなので本当に大丈夫なのか。

っていうか非意図的な海洋流出を防止するって非現実な気がするけど・・・

コロナ対策の件でも共通するんだけど、「神のみぞ知る」的な対策で、国民に行動変容を求めて、自分たちで未来の結果を決定することを恐れてるという感じが否めない。

なんか対処しましたよ感だけで、根本原因に両足つっこうもうとしないんだよな。
なんか片足だけつっこんで、後は世間の行動変容に期待するみたいな。

だから国の政策って必死感が伝わらないんだよ。
国は国内の空気感を作るのではなく、世論の空気感を読んでるからすべては後手に回るんだな。

なんか虚無感でしかないそんなことを思う今日この頃。

ではでは。