暮らしの顛末(くまくまコアラ)

50代サラリーマン、趣味は1人旅、バイクツーリング、写真撮影、温泉、銭湯巡り。 古い町並みが好きで歴史を感じる関西の各所をブログで紹介しています Canon EOS RとRICOH GR IIIを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。 愛車は1号機DAHONのRoute。2号機Kawasaki Versys-X250。3号機TOYOTA のプリウス

優しさとは何だろう。善意とはいえ暗がりで女性に声を掛けるのは躊躇すると思った今日起こったエピソード。

会社からの帰宅途中。
駅から自宅へと帰る暗がりの道。

4歳ぐらいの髪の長い女の子と、お母さんが歩いていた。
女の子はスキップをしていて、なんだかご機嫌なようだった。

私の子供はもう自立するほど大きくなったけど。
あんな時分もあったんだよなぁ。

なんて思いながら道路に視線を落とすと・・・
小さな髪留めが落ちてある。
よくあるべっ甲のイミテーションの髪留め。
まぁ安いものなのだろうなぁなんて思ったというよりも勝手に脳が決めつけたんだろうなぁ。
週の初めの仕事疲れで少々ボケーっとしたままその後200mぐらい歩いていたら。

前を歩くお母さんが。
「○○ちゃん、髪を留めてた髪留めなくなってるやんか。」と・・・

そこで私「あれ・・・さっき落ちていた髪留めのことか?」
と思って声をかけようかと思ったのだが、この暗がりで声をかけるのも・・・

なんて思っていると・・・

女の子のが「髪留めなんてしてないよ。」だって。
するとお母さんが
「髪留めしてたやんかぁ。どこやったんかなぁ。」

女の子は髪留めをしていることを忘れている。
ということはその髪留めはお気に入りではないのだろう。

そしてお母さんも髪留めを無くしたことに対してそれほど残念がることもない。

はて、ここで私みたいなおっさんが急に「髪留め向こうの方に落ちてましたよ」
って声をかけると・・・

きっと身構えるのだろうなぁ。

そして女の子は新しい髪留めを買ってもらえなくなるし。
お母さんは早く帰りたいのに暗がりの道を戻り、髪留めを探すことになる。

それとも少々ビックリさせても髪留めが落ちていることを伝えた方が相手にとっては良かったのだろうか。

なんて思っちゃって声を掛けれなかったという話。

 

最近、声がけで不審者と勘違いされることもあるようなので、暗がりの生活道路で女性に声を掛けるのって躊躇するんだよな。

暗がりで声を掛けて少し驚かされるぐらいなら、髪留めを無くした方がいい。
それとも少し驚くぐらいなら髪留めが落ちているのを教えてくれたほうがいい。

今、家路についてそんなことを考えている今日この頃です。
ではでは。