職員の過失で600万円分の水道が出しっぱなしだったという件で、担当職員が自腹で300万円を弁償したというニュース。
これってすっごい違和感ありません?
社員の過失で出た企業の損害を個人に負担させるってこと?
そんなの場合によっちゃ数十億とかになるケースもあるぞ。
故意にしたこととか、決められたチェックルールを無視したのならまだ理解は出来るけど・・・
記事ではミスによるとあるので過失なんだろう。
これがまかり通ったらみんな個人事情主と同じじゃない?
桁を間違えて大量にご発注しちゃった。
じゃみんなキミが買い取ってね。
ってことでしょ。
そりゃ失敗したら人生終わりだわ。
ってことになりかねないぞ。
で、このニュースを見て、以前に立ち話で耳にした自治体のトンでもない話を思い出したのだが・・・
こりゃ数年前にもブログ記事にしていいものやらどうなのか葛藤したんだけど。
数年前、地方自治体なども入っている大型商業施設で働いていた時のこと。
その施設のバックヤードの喫煙所では、民間企業の人も自治体勤務の公務員も喫煙所を利用してたんだよね。
私が喫煙所で休憩をしていると、15時に多く公務員の方が喫煙所にやってくる。
その公務員の人達の世間話を聞くでもなく、耳に入って来るんだけど・・・
ちょっとそれマジなの?って話が耳に入って来て。
どうやら建設現場で必要な資材を自治体職員が誤発注したらしく。
本来注文するものと規格が違う物が大量に建設現場に届いているそうなのだが。
返品が出来ないらしく、連日喫煙所でそのような件を話していた。
で、その日、一つの結論が出たようで・・・
なんと・・・
建築現場で盗難にあって、注文した資材はすべて一夜にして盗難されたことにし、正しい規格の物を再発注するという策で落ち着いたようだった。
「って、おい!マジかよ!そりゃ無茶があるだろう!」
「っていうかそれ私たちの税金だし!」
「そもそもそんな話を公共の喫煙所でするリテラシーがもうね。」
「被害届出したらバレバレじゃないの?」
なんて心の中で思っていたわけだが。
申し訳ないがここまで気になる話をしておいてその後、どのような処理をされたかは分からないんだけどね。
話しぶりからベテラン社員からそのような助言があったそうな雰囲気ではあった。
これちょっとすごい話を聞いてしまったなぁと今でも忘れられないんだけど。
で、今回の水道代を弁償するニュースを見て、このような職員のミスによる御発注の損失は誰が負うのだろうと思うわけですよ。
自治体の広大な業務範囲を考えると、そりゃ誤発注ってたまにはあるだろうよ。
じゃそのミスを個人負担してねなんて雰囲気があったとするなら・・・
正直に言えずに盗難にあったとか嘘をついて免れようとするのかも知れない。
だって建築資材って場合によっちゃ1000万円以上する事もあるだろうし。
どっちにして人生終わるよね。
これちょっと根深い問題じゃないの。
人間だからミスがあることも分かるし。
かといって税金だし。
こりゃ難しい問題だわ。