暮らしの顛末(くまくまコアラ)

40代サラリーマン、Canon EOS RとRICOH GR IIIを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。愛車は1号機DAHONのRoute。2号機Kawasaki Versys-X250。3号機TOYOTA のプリウス

なぜ「あの場所」は犯罪を引き寄せるのか

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ってタイトルを見ると・・・
なんかおどろおどしい感じがするんだけど。

本の内容はといえば例えば・・・
犯罪が起こりやすい場所はどっちでしょうか?
どこからでも入れる公園」と「入口が1つの公園
見通しのよい田んぼ道」と「家や店のある通り道
大勢の人が行き交う駅前」と「近所の人しか通らない商店街

まぁこんな感じで犯罪をする側が犯罪をしやすいと思える場所で犯罪は起きるのだと。

では犯罪をしたくならないようにすれば防犯対策になるんじゃない。
って思うわけだが、どうやら日本の防犯常識は世界の非常識となっているそうだ。

犯罪学には犯罪者に注目する「犯罪原因論」と、犯罪場所に注目する「犯罪機会論」があるそうな。

とかく日本で犯罪が起きると、ニュースでは犯罪者の生い立ちや人柄、動機、暮らしぶりなどが報道され、現場の検証に報道時間を費やすことは少ない。

そしてそもそも日本で「犯罪機会論」を語られることすらない。という。

海外で防犯対策といえば「犯罪機会論」で対策を行うのが常識なのだそうだ。
だが、日本では不審者に注意とか防犯カメラの設置など、人の行動監視、情報共有が多い。

それは日本の防犯が「犯罪原因論」である犯罪を犯す人に注目をしているからだそう。
なので不審者という言葉が防犯対策で使われるわけだが、海外に不審者という言葉は使われていないらしい。

海外では防犯といえば人ではなく、犯罪機会を減らすという犯罪場所対策が一般だからだそう。

海外では心理的に犯罪を起こしにくい雰囲気を街づくりに活かしているのだとか。
例えば、日本の場合ショッピングモールやスーパー、公共施設のトイレは男性用トイレ、女性用トイレと入口がすぐ近くにあるので、当然男性が女性用トイレに忍び入る心理的壁は低くなる。

だが、海外では男性用トイレと女性用トイレの入口を大幅に離すことで、心理的に男性が女性用トイレに侵入する障壁を高くしているのだそう。

犯罪者が犯罪を行いやすい場所とは
誰でも「入りやすく」誰にも「見えにくい」
という場所。

例えば通学路にある歩道橋。
小学生は通学で毎日使うが、一般の住民は意外と歩道橋を使わなかったりする。
大人が歩道橋を渡ると下からでも見えるのだが、ひとたびしゃがんで子どもと同じ目線で子供に話しかけると・・・

その姿は周りから見えなくなる。

このような場所を見えやすくするだけで犯罪抑止となるというわけだ。

例えば女児を車で連れ去ろうとする場合。
車道と歩道の間にガードレールや街路樹がある場合は犯罪がしにくい。
概ね犯行が行われる場所は車道と歩道の間に何もない場所で行われているのだとか。

通学路のガードレールって通学中の子供を交通事故から守るだけでなく、犯罪予防にもなるというわけ。

また人通りの少ない住宅街などは高い壁や生垣で目隠しをされているので、家の中から通行人が見えずらく、犯罪障壁が低い場所だったりする。

常に家の中の人が見てるかも・・・
そう思わせることが防犯に繋がる。

知らなかった「犯罪機会論」という言葉。
この考えで、今一度、お子さんの通学路を眺めてみると、今まで気づかなかった危険な場所の発見に繋がるかもしれませんね。

隠れた監視カメラとかではなく、犯罪者が見て、心理的に犯罪の機会を与えない雰囲気づくり。
これは合理的な防犯だわ。

そう思った今日この頃です。
ではでは。