さて、今日は和歌山県の温泉スポット勝浦温泉まで。
奈良県五條市のコンビニで朝食を購入していざ出発。
ここから紀伊山地を3時間ほど走って和歌山まで抜ける。
これがまた遠いんだよなぁ。
十津川温泉を越えて・・・
熊野本宮を越えて・・・
ようやくたどり着いた和歌山県の温泉地「勝浦」
勝浦の観光地はまだまだ昭和の雰囲気が残っているもんだなぁ。
昭和30年頃は新婚旅行のメッカとしてたいそう賑わったそうだが、それをピークに観光客は減少しているそうな。
とはいえ同じ昭和の観光地、和歌浦と比べるとまだまだ立派なホテルが数多く残っている。
- 道端にある岩鼻温泉 ステンレス流し台の湯
- 同じく野湯の井関温泉
- 入浴料300円とめちゃくちゃ安い日帰り温泉「ゆりの山温泉」
- 昭和レトロ感がたまらない勝浦温泉「はまゆ」
- 最後に紀伊半島大水害から10年経って。
道端にある岩鼻温泉 ステンレス流し台の湯
和歌山県道46号線のすぐ脇にある岩鼻温泉 ステンレス流し台の湯。
もうほんと驚くほど道路沿いじゃないか。
石についている白いものは温泉成分なんだろうね。
かすかに硫黄の匂いがする。
湯の温度は37℃ぐらいかなぁ。
まな温かい感じ。
おっさん独りでいちびってこの湯に入るのはさすがに恥ずかしい。
温泉の撮影をしていると地元のおじいさんが温泉のお湯をくみにやってきた。
ここは道路沿いなので、軽トラに大きなタンクを積んで給水ポンプで大量にくんで持って帰るのだそう。
自宅で無料温泉っていいよなぁ。
同じく野湯の井関温泉
さて、先ほどの岩鼻温泉から車で5分の場所。
和歌山県道46号線からちょっと入った場所なんだけど、この光景の中にすでに温泉が見えているのだが、どこか分かるかな。
この田んぼのあぜ道を真っすぐ進むと・・・
あったわ。
今度は流し台じゃなくて大きなタライが二つの温泉。
こちらは常連さん用なのかな。
ほんとうにこのタライの温泉に入るのだろうか。
温泉の温度はやはり37℃ぐらいかなぁ。
勝浦に湧き出る温泉はどこもこれぐらいの温度なのかぁ。
入浴料300円とめちゃくちゃ安い日帰り温泉「ゆりの山温泉」
さて、続いてやってきたのは「ゆりの山温泉」
本温泉が発見されたのは古く、熊野詣での天皇上皇をはじめ宮人や武士たちがその頃この温泉で湯垢離(ゆごり)をとったといわれる。
当ゆりの山温泉も、特にリユマチ、皮膚病、眼病などによく効きます。
驚いたのはその入浴料金。
なんと300円。
大阪の銭湯だと入浴料が470円なので、銭湯よりも安い温泉なのだ。
湯舟に入ってみると38度とやや温めの源泉かけ流し風呂。
ほのかな硫黄の香りがしてなかなか良かったのだが、先客が多く浴場の写真は撮れなかった。
昭和レトロ感がたまらない勝浦温泉「はまゆ」
さて、こちらが今日のメイン温泉である「はまゆ」
漁港の脇にあり、地元の漁師の人に人気の温泉なのだとか。
この昭和感のある外観がなんとも素晴らしい。
今では珍しい、男湯と女湯の入口が分かれており、番台がその真ん中にあるというレトロ温泉。
しかも入浴料が400円とこれまた都会の銭湯よりも安い料金。
脱衣所も昭和な感じが今でも残っている。
常連さんの風呂セットが木製ロッカーの上に並んでいるのもいい感じ。
湯舟はこんな感じ。
古き良き温泉情緒が残っている。
そしてほのかに香る硫黄の匂い。
これまでの温泉同様に温い温泉なのかと思いきや。
ここの泉温の45度。
がっつり熱い、いいお湯でしたわ。
最後に紀伊半島大水害から10年経って。
さて、帰りに道の駅 瀞峡街道熊野川にて。
今から10年前の2011年の台風第12号による紀伊半島大水害。
全国で98人の死者・行方不明者が出た。
和歌山県だけで死者56人、行方不明者5人の被害者が出たのだが、その最高水位到達地がこの道の駅まで到達したそうな。
川沿いのかなり高い場所を走る国道にまで水が来たとは想像すらできない。
この水害で初めて深層崩壊という言葉を知った。
関西の情報番組では「紀伊半島大水害」から10年という総括が放送されたりするが。
まさかここまでの水位だったとは・・・
こんな場所まで水が迫ってくるとは誰も想像できないだろうな。
温泉という水でほっこりしながらも、水害という怖さも知った今日この頃です。
ではでは。