暮らしの顛末(くまくまコアラ)

50代サラリーマン、趣味は1人旅、バイクツーリング、写真撮影、温泉、銭湯巡り。 古い町並みが好きで歴史を感じる関西の各所をブログで紹介しています Canon EOS RとRICOH GR IIIを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。 愛車は1号機DAHONのRoute。2号機Kawasaki Versys-X250。3号機TOYOTA のプリウス

元日から奈良県の撮影スポットへ。手漉き和紙の里やら古宮遺跡(伝推古天皇小墾田宮跡)やら。

さてさて、みなさん、明けましておめでとうございます。
ブクマで新年のあいさつなども頂きまして、2022年もぜひぜひよろしくお願いいたしまっす。

このブログもようやく5年目に突入。
相も変わらず関西ネタばかりの当ブログですが・・・

石の上にも3年。
ちりも積もれば山となる。

ってことで、最近になってようやく検索エンジンで上位表示をされるようにまで成長しました。

「関西バイクツーリング」では検索結果の1ページ目に表示される日も多くなり、「奈良 珍スポット」などというマニアックなキーワードではベスト3に表示されるまでに・・・

またまた、みなさんからのブクマやコメントが励みになり、ブログ開設5周年を迎えることが出来ました。

毎日毎日ネタ探しでしんどくなることもありますが。
これだけ続くともう習慣化しているってことなんでしょうね。
あまり気負いをせずに肩の力を抜いて、くだらない事も書きますので、まま、お付き合いくださればと思います。

で、元日ですが大寒波が来るとの事で、大阪、奈良の平野部でも積雪の可能があるそうとの事。

こりゃ雪化粧のレアな写真が撮れるかもしれないなぁと。
昨年末から撮影に出かける心構えをしていたのだが・・・

どうやら全然積もる気配も雪が降る気配もなく。
そういう心構えだったものだから元日の予定は何もなく・・・

家でテレビを見てても仕方がなく、とにかくロケハンがてら出かけるかという事で・・・

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やってきたのは奈良県吉野国栖地区。
吉野の名産である手漉きの和紙が有名な場所。

国栖地区には、手漉き和紙を漉く人々が集住し、様々な和紙が漉かれていた。
江戸時代に刊行された「吉野山独案内」や「大和名所図会」では、吉野の名産として和紙が挙げられ、古くからこの地の名産品として知られていた。
また、この周辺には和紙の原料となる楮(こうぞ)もたくさん栽培されていた。
現在でも表具用手漉き和紙の美栖紙・宇陀紙・漆簾紙(吉野紙)などが生産され、吉野を代表する伝統工芸品となっている。

奈良県吉野国栖地区

ほらほら、雪が積もるとこんなに日本風情のある景色になるんだけど。

奈良県吉野国栖地区

今日の景色はこんな感じ。
まぁこれはこれで集落の景色として味わいはあるんだけどね。

古くはゆかりの深い、大海人皇子(天武天皇)が、養蚕と紙漉をこの地に伝えられたとされており、今でも数軒の家が、1300年の歴史を継承し、伝統の手漉和紙を家業にしている。
正面の左手が高見川、右側が吉野川で、合流地点に壬申の乱にまつわる「嗅ぐ鼻の犬」伝説のジジ河原、ババ河原の地名がある。
また、文豪・谷崎純一郎が読んだ歌碑が建つ「白狐園」があり、この地は「古事記」「日本書紀」にまつわる歴史と原風景が残る日本のかけがえのない郷なんだとか。

奈良県吉野国栖地区

ここは日本の最も美しい村のビュースポットになっていて吉野川を挟んで東側が紙漉の里国栖地区。
吉野川をはさんで西側が割箸の里耳ヶ嶺(みみがのみね)。

こちらが耳ヶ嶺と呼ばれる集落。

吉野地方にあるとされる「耳ヶ嶺」は、国栖地区の書物「皇室と国栖」によると、この場所から下流に向かって、右側の山の稜線が「耳ヶ嶺」であることが記されている。
古代、吉野の山路を廻られた大海人皇子(天武天皇)が、後に「耳ヶ嶺」を思った時のお歌が「万葉集」に収められているそう。
この嶺に沿って発展した集落が南大野で、古くから上流の窪垣内地区と同様。紙漉の里でしたが、近年、多くの家が製箸業に転業し、吉野の割箸産業の一翼を担っているのだとか。

雪が積もればさぞ趣のある集落の景色だったのだろうけど・・・
まぁ仕方がないわなぁ。

http://www.pref.nara.jp/secure/15271/kuzu.pdf

 

さてさて、続いてやってきたのは奈良県明日香村にある古宮遺跡(伝推古天皇小墾田宮跡)。
ここは田んぼの中にポツンと一本の木が立っていて、大和三山のひとつ畝傍山(うねびやま)をバックに見る土壇に立つ木のシルエットが古くから写真愛好家の人気の撮影スポットになっている場所。

ここは蘇我氏に関する庭園があった場所なんだとか。

冬場にここを訪れる写真愛好家はいない。
ここは田んぼに水を張った6月、もしくは9月に彼岸花を絡めた撮影が人気のスポット。

が、葉が落ちてまる裸の木も冬らしいわびさびを感じたりするもんだ。

なんて思いながら、元日の朝日を撮影するのではなく、元日の夕陽を撮影するというのもなんともいとおかしである。
ってことで今日はこれまで。
ではでは。