さてさて、2022年が明けて4日目。
今日は明日の仕事初めに備えて、家でゆっくり体力の温存をするつもりだったんだが・・・
朝目覚めると、なんとなく天河大辨財天に呼ばれている気がして・・・
天河大辨財天に行かないと。ってモードになっちゃって。
ほんと不思議だ。
今朝目覚めるまで、そんなつもりはこれっぽっちもなかったんだが。
気持ちの中では寒いのに嫌だなぁって感じなんだけど。
一方でなんか気になるんだよなぁ。
ってのを行ったり来たりしているので、「えいやぁ!ままよ!」
と気合を入れて家を飛び出した。
道中、奈良県五條市にて。
空から降り注ぐ天使のはしご。
この時期の五條市は頻繁にこのような情景が見れる。
美しいけど寒いんだよな。
もうすでに足先の感覚がなくなってしもうたわ。
しかし、あの山の尾根をいくつか超えて天川村まで行かねばならん。
あぁ~寒い寒い。
なんでトイレも近いわ。
道の駅黒滝にてトイレ休憩。
自分もそうだが、世の中には寒い日でもわざわざバイクでここまで来る人っているんだね。
私のヴェルシス1台、カブ2台、ハンターカブ1台ともの好き4台が停車中。
で、奈良県天川村、大峯本宮天河大辨財天社̠へ到着。
ありがたい焚火だこと。
しばし焚火にあたって冷えた体を温めるかな。
さて、階段を上がった先にある拝所にてご参拝。
約2年ぶりのご参拝ですかな。
で、天河大辨財天社̠といえばやはりこの神代の神宝「五十鈴(いすず)」。
この五十鈴の特徴的な三つの球形の鈴は、それぞれ、
「いくむすび」
「たるむすび」
「たまずめむすび」
という魂の進化にとって重要な三つの魂の状態(みむすびの精神)を表しているのだとか。
この五十鈴の清流のような妙なる音の響きによって、心身は深く清められ、魂が調和し本来あるべき状態に戻り、新たな活力が湧いてくるのだそうで。
まさに心身ともに整うという事なんですかね。
これは私が30年も前にこの神社で買い求めた「五十鈴(いすず)」。
もちろん今でも大事に持っております。
1991年に公開された角川映画「天河伝説殺人事件」は新宿で急死したサラリーマンの手に、この五十鈴が握られていたことから謎解きが始まる映画で、能楽の名家の跡継ぎ争いがテーマとなっている。
大峯本宮天河大辨財天社̠は能楽との関りが深く、能楽史上の貴重な重要文化財が多く所蔵されている。また芸術芸能音楽の神様として、多くの有名ミュージシャンや芸能関係者が参拝に訪れる事でも有名な神社。
さぁ無事に参拝も終えたし、「天の川温泉」にでもゆったり浸かって、体を温めようかなぁ」なんて思ったんだけど、温泉はいつでも入れるし、せっかくだから雪の洞川温泉の情景でも見に行ってみるかなぁと。
ってなんかもう新たな活力が湧いてきたみたい。
天河大辨財天の心身を整える力はすごいわ!
天河大辨財天とそれほど距離は離れていないのに、道路状況が全然違う。
かなりシャーベット状の雪が道路に残っているわな。
でもまだノーマルタイヤでも行けそうかな。
わぁぁ~。
もう限界だぁ。
これ以上進むと立ち往生の可能性がありそうなので、ここらで引き返す。
ソロツーリングでは何かあっても一人で対処しないといけないので早めの危険回避。
道の脇には30㎝ほどの新雪が積もっている。
帰りは大峰高野街道すずかけの道(県道53号線)を通って帰る事に。
雪が積もった木造の校舎ってのも味わいがあっていいよね。
しばしボケーっと校舎を眺めていた。
が、完全に体が芯から冷えて、シャッターを押す手が小刻みに震えている。
さて、奈良の山奥の雪景色からだいぶ五條市内へと戻って来たんだが、ここは何処でしょう?
ドドーン!
この個性的な外観。
この建物何に見えます。
正解は柿!
ここは柿博物館なのだ。
前からここで記念写真を撮りたいと思っていたんだよな。
でも昨年は外観工事中だったそうなので、いよいよ工事も終わっているかなと立ち寄ってみたんだが、見事に綺麗に仕上がっていた。
いや~こりゃ良かった良かった。
ってことで今日はこれまで。
ではでは。