さてさて、今日は天気もいいので、奈良県の秘境の廃村。野迫川村の中津川集落まで。
気温は6℃ぐらいと寒いんですが、天気がいいので国道168号線はバイクツーリングを楽しむ人も多い印象。
道の駅「大塔コスミックパーク星の国」近くの「大塔郷土館」にてしばし休憩。
新猿谷トンネルを抜けて、県道734号線へと向かう。
ツーリングでこの道をチョイスする人は皆無だわ。
県道734号線は奈良県十津川村から和歌山県高野山へと抜けるけっこうな剣道なんだな。
なんかいきなりだだっ広いダートコース。
道幅を広げる工事だそうで、ショベルカーやらダンプカーが沢山。
なんか場違いな場所を走っている感じが否めない。
採掘場の工事現場に迷い込んでしまったおバカ感なんだが、間違いなく県道なのである。
って!通行止めかよ。
GoogleMapによるとあと10分程度に目的地の廃村中津川集落に到着するというのに!
だから、工事現場の人が「なんでこんな場所にツーリングバイクが走ってんだ。」
みたいな目で見てたのか・・・
うーん、十津川村経由で行けないとすると県道53号線で野迫川村方面に回りこまないといけない。
うわ~こりゃ大回りだわ~。
1時間ほどロスをして、県道53号線で奈良県野迫川村へと向かう。
こりゃ今日の計画が大幅に崩れるなぁ。
この時期の秘境の道はどこも通行止めが多い。
雲海が有名な奈良県の絶景スポット。野迫川村。
数々の通行止めにあったけど、この絶景を眺めるとまぁ予定が狂ってもいいわな。
はるか遠くに見えるのは、高野竜神スカイラインのごまさんタワー。
通行止めで計画が大幅に狂ったので、もうあきらめてまったりと撮影を楽しむことに。
廃村までの道はほとんど誰も通らないので、落石や落ち葉、鹿などが沢山。
ここで、GoogleMapの位置情報が途絶える。
集落がないので県外のようだ。
え、まだ1目的地は10Km以上も先なんだけど。
こりゃナビなしで感覚と標識に頼るしかないなぁ。
どうやら山の美しい景色に見とれているうちに道を間違えたよう。
こりゃ道が違うなぁと思って、狭い道でUターンを試みたところ。
うあわ~。
やっちまった~。
久々の立ちゴケ。
肩から落ちて、ズキ!
頭ゴン!
こりゃ肩の骨にヒビ入ったかも。
右腕がぜんぜん上がらなねぇ。
力を入れると肩に激痛。
こんな状態でバイクを起こせるのか。
ここは携帯の電波が来ない秘境だぞ。
誰も通らない道で独りぼっちだぞ。
とりあえず落ち着こう。
と倒れたバイクを写真に収めて、お茶を飲んで、肩の痛みが和らぐまでしばし休憩。
こりゃ中津川集落には近づくなという事か・・・
このままではらちが明かないので、肩の激痛に耐えながらなんとかバイクを起こす。
このまま退散しようかとも考えたが、中津川集落へと続く脇道の案内を発見。
どうやら来るときにこの標識に気づかなったみたい。
負傷して、なんとか野迫川村の廃村、中津川集落に到着。
自分でもそこまでして来る場所なのかとほんと思うわ。
ここは中津川村立の中津川小学校。
明治20年に開校したらしいが、昭和44年(1969年)4月に休校。
って私が生まれる前には休校だったこと。
その後、誰も通う事なく1997年に閉校になったのだとか。
中を覗いてみると確かに廊下と教室っぽい。
こちらは村の神社っぽい。
五条鉱山の金屋渕抗が1962年に閉山したことにより、急激に人口が減少し、昭和44人に無人の廃村となった。
廃村前には11戸の民家があったらしい。
今から53年前に廃村なった建物が今でも残っているんですね。
どんな暮らしぶりだったのだろうか。
とても興味がある。
とはいえ、一人で廃村の散策は心細いものだ。
早々に退却。
再び、野追川村の絶景を眺めながら、大阪へと戻ります。
っていうか肩めっちゃ痛いんですが・・・
ってことで今日はこれまで。
ではでは。