さてさて、今日は伊勢本街道を通って7月が見頃の半夏生(はんげしょう)を見に奈良県御杖村神末(みつえむらこうずえ)へ。
宇陀の峠を越えると天候が悪くなりいきなり雨だわ。
小雨が続く中ようやく奈良県御杖村神末(みつえむらこうずえ)に到着。
半夏生園(はんげしょうえん)ののぼりと一緒に記念撮影。
ほほう。
期間限定の観光駐車場が整備されてるんだな。
テントでは地場製品が売られている。
ちなみに駐車場は無料。
岡田の谷の半夏生園(はんげしょうえん)はこちらという案内版。
村の中を通る感じなんだな。
おうおう結構村人のプライベートな道な感じなんだけど・・・
あらら・・・村の裏山に入る感じなのね。
こういう場所とは思わなんだわ。
山の中を歩くこと約3分程度。
杉林を抜けると開けた半夏生園に到着。
半夏生って何なの?って方
半夏生とはドクダミ科の多年草なんですが、半夏生の名前の由来は太陽の黄経が100°になる日の頃に花を咲かせることに由来する説も初夏の風物詩である草なんですな。
また葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」とする説もあり、葉の片面だけが白くなることから、古くはカタシログサとも呼ばれている草なんだな。
で、この初夏の風物詩である半夏生が奈良県の絶滅危惧種のレッドリストの希少種に指定されているんんだな。
というわけで広く群生しているの場所は本当に珍しい貴重な場所というわけだ。
そしてこれが奈良県御杖村神末(みつえむらこうずえ)の岡田の谷の半夏生園(はんげしょうえん)
杉林の中に一面の半夏生。
これだけの密集度で群生しているのは大変珍しいのではなかろうか。
このように葉が真っ白になるんだな。
そして半夏生園の横に流れる沢を眺めているとサワガニを発見。
いよいよ夏本番だな。
少し周辺を散策して駐車場に戻ることに。
で、やってきたのは半夏生園から3㎞ほどの場所にある道の駅「御杖・姫石の湯」
昼食でもと思って立ち寄ったんだが、それほど腹が減ったわけでもなく、また雨が降り出して来たので、早々に宇陀まで戻ることにした。
で、宇陀の道の駅「宇陀路大宇陀」にてにゅうめんをいただくことに。
しかしこのにゅうめんがあまり私の口には合わなかったんだな。
さて、続いてやってきたのは道の駅「宇陀路大宇陀」から約1分の場所。
宇陀松山会館。
ここは宇陀松山城の資料館で、入館無料なんだな。
奈良県宇陀にこんなに立派な山城があったとは・・・
この宇陀松山城は大和郡山城、高取城とともに豊臣政権下における大和国支配の要をなしていたそうな。
宇陀松山城跡から出土した鬼瓦など。
雷神をモチーフにした瓦などユニークなものも。
こちらは資料館で展示されている松山西口関門。
松山城下町へと入る関門なんだか、これが現在でも残っているというので行ってみた。
何度も訪れている宇陀の町。
これまで街道だとばかり思っていたのだが、宇陀松山城下町だったとはこりゃしらなんだ。
で、こちらが宇陀松山城の城下町へと入る関門。
松山西口関門。
なんかいろいろ書いてあるけど豊臣秀吉配下の大名の城下町として繁栄したんだって。
城下町を散策していると、なにやら古めかしいポスターが・・・
いつの時代のポスターなんだ?
とよくよく見てみると・・・
仮面ライダーXショー!だと!
仮面ライダーXって1974年に放送された仮面ライダーだぞ。
私が子供頃のライダーだし。
約50年前のポスターじゃやないか。
さて、今度は宇陀松山城跡へと向かう。
この観光案内でもある千軒舎の横の細い脇道を進む。
あら、昭道を進むと急に開けた道が・・・
立派な車道なのに通行禁止になっている。
城跡まで600mとは結構近いんだな。
綺麗に補装された道路なんだけど、なんで車両通行禁止になってんだろな。
そんなことを思いながらとぼとぼとと歩く。
ようやくあと半分、残り300m。
駐車場らしきものも整備しているのになぜ通行止めなんだろうね。
残り100mで結構な山道へと突入。
なんか勾配が急な感じ。
この辺りに雀門という立派な門があったそうな。
そしてこれが宇陀松山城の天守閣があった場所。
ここにかつて天守閣・本丸・帯郭・虎口郭・大御殿郭・二ノ丸で構成される立派なお城があったとは。
で、この城の特徴はなんといってもこの絶景。
大峰山脈まで望める山々の景観。
この眺望を天守閣から望める城ってどれほどものだったのだろう。
ここ宇陀松山城は続日本100名城に選定されており、続日本100名城(ぞくにほん100めいじょう)とは、数ある日本の城のうち財団法人日本城郭協会が2017年に定めた名城の一覧なのである。
役目を終えた宇陀松山城は城割といって城や石垣を解体して城として機能しなくなるよう解体された。
こちらは城下町方面の景色。
山頂470mほどの山なんだがこの見晴らしの良さよ。