暮らしの顛末(くまくまコアラ)

50代サラリーマン、趣味は1人旅、バイクツーリング、写真撮影、温泉、銭湯巡り。 古い町並みが好きで歴史を感じる関西の各所をブログで紹介しています Canon EOS RとRICOH GR IIIを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。 愛車は1号機DAHONのRoute。2号機Kawasaki Versys-X250。3号機TOYOTA のプリウス

奈良県五條市にある昭和の人情食堂「涌本食堂」

日本国内どこに行っても国道沿いは全国チェーンの飲食店ばかりで地方に行っても身近な回転寿司屋やラーメン屋、牛丼屋、ファミレス、マクドナルドなどの看板が並ぶ。

せっかく地方まで来てるのに地元の国道となんら変わらない看板の数々にはうんざりするって事ない?

ちょっと気持ちがやさぐれている時に、地方の食堂でほっこりするなんて昭和の映画では定番の演出だったりするんだけど。

令和の世の中でそのようなお店は少なく、全国どこに行ってもマニュアル通りの接待をするチェーン店ばかり。

そんな中、ちょっと昭和のほっこりするようなお店が奈良県五條市にあったので紹介したい。


場所は奈良県五條市にある国道168号線沿いにある涌本食堂。
佇まいが昭和感のある地元の食堂。
初めてなので少々入りにくい感があるのだが・・・
この佇まいとどんな食堂なのだろうという好奇心の方が勝った。

涌本食堂

えいや~。とお店の中に入ってみると。
にこやかな店主。

私「車は店の前に停めてていいんでしょうか?」
店主「庇のある駐車場があるからそこに停めたらいい、今日は日差しが熱いからね。」と。

店主「山好きなん?モンベルのTシャツ着てるから。」
私「ええ、アウトドア好きなもんで~。」

で、私はお一人様なんで2人掛けのテーブルに座ろうとすると・・・

店主「こっちの大きなテーブルに座ればええで。」と。
地元の常連客「そやそや、まだ空いてるからなぁ。」

ああ~これぞ求めていた食堂の雰囲気だわ。

すると新たな常連客が店に入ってきて。
「腹減った~!何食べようかな~。」

冷凍ショーケースには冷ややっこ、焼き魚などが並ぶ。

その冷凍ショーケースから冷ややっこを選んで持っていく。

壁に貼っているメニューを見るとうどん、丼などのメニューが並ぶ。

中華ぞばがおススメっぽかったので中華そばを注文。

おお~これは具沢山の中華そばではないか。
もやし、玉ねぎ、豚肉、メンマ、ネギと栄養満点。
これで570円とは。

常連客の和む会話を聞きながら中華そばをすする。
これぞ昭和の食堂でやさぐれた心をほっこりとさせるひと時だわ。

スープも全て飲み干し、器を持って会計をしに厨房に向かうと。

店主「五條市にもモンベルがあって、吉野川でカヤックとかの教室やってるわ。」
私「ええ、行ったことありますよ。あのお店って元々小学校か何かですか?」

店主「国民宿舎やってん。」
私「なるほど、そうなんですね。」

勘定を済ませると、「また来て下さい」
と言われて。

こんな人情味のある食堂、絶対また来るわ。
そう思う今日この頃です。
ではでは。