さてさて、今日も暑い一日でしたね。
今日は午前中だけ自由な時間だったので朝早くからコスモスが見頃の奈良県法起寺へ。
ここは夕日を狙いに沢山のカメラ愛好家が集う場所。
今日の夕方なんて凄い数のカメラ愛好家が来るんだろうなぁ。
ポイントを探しながら30分ほど撮影。
一眼レフカメラを持ったカメラ愛好家は10人ぐらいたかな。
で、まだ家に帰るには時間があったので奈良公園の近くにある入江泰吉記念奈良市写真美術館を訪ねることに。
さてさてやってきました入江泰吉記念奈良市写真美術館。
住宅街の中にこんな立派な建物があるなんて・・・
この建物を設計したのは有名建築家黒川紀章氏。
美術館内も開放的でもてあますほどの余裕のスペース。
ほほん、1階はカフェのみで、美術館は地下にあるのか。
入館料は500円。
JAF会員だと100円引きの400円なのだ。
受付の人に尋ねたところ、基本館内の撮影はOKで、作品1点のみを撮影をするのは禁止だとのこと。
ちなみに入江泰吉とは戦後日本を代表する写真家であり、土門拳と入江泰吉ともに大和路の愛し、沢山の作品を世に残しました。
その作風は同じ大和路であっても対照的で、土門拳が「剛」で入江泰吉が「柔」。
または「動」と「静」のように言われています。
なんとも美しい古都奈良の風景の数々。
で、驚いたのはこのB1ポスターの大きさの写真集。
この記念館だけのものかと思いきや・・・
なんと、小学館から発売されている新刊でその価格は352,000円とは。
しかもその重量13㎏。
調べてみると小学館SUMO本というシリーズでその大きさ横1m、縦69㎝という巨大な写真集なのである
入江泰吉の写真集は第三弾で、第一弾は「東大寺」、第二弾は「土門拳」とのこと。
しかもこの大きな写真集を楽に鑑賞できる別売り専用書見台なども販売されており、その価格は55,000円。
いやでもこの写真集、すべてのページを見たが鳥肌ものでしたわ。
入江泰吉の写真のディテールを最新の印刷技術で再現したんだろう。
思わずハッと息をのむような瞬間がなんどもあった。
これって昭和の写真だよな。
なんなんだこの繊細なディテールと令和の現代でも通じる鮮やかさは。
正直、展示されている写真よりもこの写真集の方がインパクトがあった。
入江泰吉と同じ、大和路を愛する写真愛好家として、もちろん足元にも及ばないが・・・
とても影響を受けた今日一日でしたとさ。
ではでは。
あっちなみに奈良公園の近くには入江泰吉旧居もあるので。
よければ入江泰吉旧居を訪ねた記事もご覧ください。