暮らしの顛末(くまくまコアラ)

50代サラリーマン、趣味は1人旅、バイクツーリング、写真撮影、温泉、銭湯巡り。 古い町並みが好きで歴史を感じる関西の各所をブログで紹介しています Canon EOS RとRICOH GR IIIを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。 愛車は1号機DAHONのRoute。2号機Kawasaki Versys-X250。3号機TOYOTA のプリウス

兵庫県の珍スポット。神戸における明治期の三大土木事業と言われた湊川隧道で阪神・淡路大震災の追悼式に参加しましたよ。

さてさて、今日は神戸市湊川町にある湊川隧道で行われる阪神・淡路大震災の追悼式に参加するためお出かけです。
大阪駅からこのTWILIGHT EXPRESS 瑞風(みずかぜ)に乗ってずいぶんとゴージャスな移動ですな。
お1人様30万円以上はする寝台列車ですよ。
ってまあそんなわけなく、大阪駅のホームで姫路行きの快速を待っていると、目の前にこの瑞風(みずかぜ)がホームインしてきたのでテンションがコパカバーナ!
私と同じく快速を待っていた中年のおっさん達は先頭車両へと大移動。
手にしているスマホで大撮影会だわ。

そこへ遅れてきた快速がやってきて、TWILIGHT EXPRESS 瑞風(みずかぜ)とほぼ並走する形で尼崎辺りまで走ったもんだから、TWILIGHT EXPRESS 瑞風(みずかぜ)の車両内部をゆっくりとのぞき見できたんだな。

いやいやこりゃとんでもないゴージャス列車だこと。

さてさて、三宮で地下鉄に乗り換えて湊川公園駅へ。
人生初の湊川公園駅。
南大阪に住んでいると神戸って何かと面倒な移動なんだよな。

地下鉄の駅から地上に出ると大きな商店街。
東山商店街というらしい。
今どきずいぶんと活気のある商店街だこと。
ちょっと帰りに街ブラするかな。

で、湊川公園駅から東山商店街を向けて約10分。
見えてきたのが湊川隧道。
今日はこの湊川隧道で阪神・淡路大震災を追悼するキャンドルイベントがあるんだな。

湊川隧道

湊川隧道

登録有形文化財である湊川隧道は普段は立ち入りできないのだが、毎月第3土曜日 13:00~15:00に定期的に一般公開されている。

湊川隧道

ほほん、今日の夜10時からNHKのドラマで湊川隧道でロケをした番組が放送されるのか。
なんとか10時までに記事を公開したいものだな。

湊川隧道

湊川隧道

入口を入るとこんな感じ。
13:30分からのイベントなんだけど、13時前から人が並んでいる。

湊川隧道

私も列に並ぶ。
どうやら100名ほどが参加するらしい。

湊川隧道

列に並んでいる場所から湊川隧道を覗いてみる。
ほほん、結構な距離があるもんなんだな。

湊川隧道

さてさて、13時15分。
いよいよ湊川隧道の中へ。

湊川隧道

湊川隧道

湊川隧道保存会の方が用意してくれたキャンドルを頂き、湊川隧道の中へと進む。

湊川隧道

湊川隧道の中に一列に並べらた竹灯篭に点火をする時間待ち。
13時30分。
湊川隧道保存会の方の「点火」という合図とともに一斉に竹灯籠に点火。

湊川隧道

湊川隧道

その後、1.17と形づくられたキャンドルの周りに参加が集まり黙とう。
そして自由行動。

湊川隧道

湊川隧道

湊川隧道

この隧道は何のために掘られたと思う?
実はこれ川のトンネルなんだよ。
1858年にアメリカ等との修好通商条約が締結して兵庫開港。
明治期には貿易で神戸が大繁盛。
そこで問題となったのが、神戸を流れる湊川が交通の妨げとなること、また六甲山の
土砂が湊川をつたい神戸港に流れ、港が埋もれてしまうおそれがあった。
そこで湊川をすげ替え、トンネル内に川を流すというもの。
神戸における明治期の三大土木事情と言われるほど大変なものだったそう。
へぇ~そんな三大土木事情ってあったんだ。
調べてみると・・・

●烏原貯水池の造成
●湊川隧道を含む湊 川の改修
●兵庫運河の開削

これが神戸における明治の三大土木事情らしい。

今は新湊川トンネルが出来て、そちらに川が流れているので、この湊川隧道は歴史遺産となったんだな。

湊川隧道

湊川隧道

湊川隧道

湊川隧道

湊川隧道

湊川隧道

みんな撮影に夢中。
長さは600メートル。
幅7.3メートル。
高さ7.6メートルのトンネル。

湊川隧道

湊川隧道

湊川隧道

湊川隧道
このディテール凄いよな。
ツルハシやノミの手掘り作業の上に、レンガを一つ一つイギリス積みで積んでいくなんてそうとうな苦労だわ。

湊川隧道

湊川隧道

湊川隧道

湊川隧道

湊川隧道

湊川隧道

湊川隧道

さてさて、出口付近まで戻ってきましたよっと。

湊川随行

出口付近はコンクリートで出来ている。

湊川随行

湊川随行

ほほう、日本赤レンガ土木番付なるものがあるのか。
どうやら赤レンガネットワークが2018年に番付されたものらしい。
何々、東の横綱が群馬県碓氷峠鉄道施設群。
西が京都府琵琶湖疏水施設群とな。
今回訪れた湊川隧道は西の小結とな。

さてさて、湊川隧道を散策した後は近くの東山商店街をブラブラと。
神戸の台所だって。

いやいや神戸の台所というだけあって結構賑わってるよ。
今どきこれだけ賑わっている商店街は少ないもの。
港町神戸だけあって海鮮を扱っている商店が多いな。

おいおい!今どきひやしあめが1杯50円かよ!
昭和50年代におばあちゃん子であった私。
おばあちゃんとよく市場や商店街で1杯30円だったか50円だったかひやしあめを飲むのは夏休みの定番だったよな。
あの頃と同じ値段で令和の時代でも提供しているって凄いわ。

こちらはするめを裂いてさきいかにする機械。
こんな昭和レトロな機械が現役で活躍しているとは。
東山商店街面白いわ。

せっかく神戸まで来たのでご当地ならではのものが食べたい。
で、見つけたのがこの明石焼きの看板「神戸 菊兆」というお店。

明石焼きは大好物なんだよなぁ。
メニューを見ると菊兆デラックスというこのお店オリジナルの明石焼きがあるそうなので注文。

こちらがその菊兆デラックスの明石焼き。
タコ以外にえび、しめじ、しそ、こんにゃくが入っている。
お味は素朴な明石焼きの味にしその風味が追っかけてくる。
こりゃご当地でしか食べれない明石焼きだな。

ってことで今日は気分はTWILIGHT EXPRESS 瑞風(みずかぜ)で行く神戸探訪でしたとさ。
ではでは。

 

湊川隧道公式WEBサイト 悠久の時を経て、現代に残る神戸の近代化産業遺産