さてさて、今日やってきたのは奈良県磯城郡川西町にある島の山古墳。
ここにちょっと気になる謎なエリアがあるんだよね。
島の山古墳は全長200mと大型の前方後円墳である。
古墳が多い奈良県内でもトップ20にランキングされるほどの古墳であり、国指定史跡、国指定重要文化財にも指定されている。
国内に多数ある大型の前方後円墳は概ね古墳の周りには堀があり、堀の周りは遊歩道やや車道となっている場合が一般的である。
がしかし、GoogleMapで島の山古墳を確認すると南側の堀のぎりぎりに住宅が建っているのが分かる。
この場所はいったいどうのような場所なのか?
そうなんです。
国指定重要文化財である古墳の堀の上に住宅が建てられているんです。
関西には古墳が4万個ほどあり、その大半は実は個人所有であると言われているが、ここまで大きな古墳であり、国指定重要文化財にもなっている古墳の堀の水上に住宅が建つなんてことがあるのか?
大規模な古墳は国や自治体が所有している場合が多く、この島の山古墳の管理団体は川西町となっている。
ちなみに築造時期は4世紀末~5世紀初で、この時期の古墳としては最大規模らしい。
また蘇我入鹿の墓という伝承も残っているのだとか。
そうなると土地の権利関係とかどうなってんだろう?
こうなった理由や歴史が気になりますよね。
結果結論から言うと、調べても分からなかった。
とりあえず古墳を1周してあたりを散策。
住宅の表側に来たが、どこにでもある住宅街という印象。
住宅と住宅の隙間から覗くとすぐそこに堀の水があるのが分かる。
ここなんてもう住宅の大半が水上にあるような感じ。
なんで、こうする必要があったのだろうか。
周りは田んぼや畑だらけなので土地は沢山ある。
なのでこの古墳の堀の周りに住宅が集中する必要などないと思うが・・・
だから何か理由や事情があるはず。
それが知りたいんだよね。
この倉庫なんて、堀の方にかなり傾いているよな~。
いやいやほんとミステリーだよ。
なんでわざわざ水上に建てた?
誰か知っている人教えてくれない?
古墳の案内看板に土地の境界線が書かれていたので見てみると・・・
ほぼ水上という住宅もある。
やはりこの場所に無理やり住宅を建てる必要があったということだ。
古墳の西側には比賣久波神社という神社があった。
この土地の神様にご挨拶をして立ち去る。
さてさて、先ほどの島の山古墳の謎が解けないままもんもんとした気持ちでやってきたのは古墳から車で15分の場所、道の駅「レスティ唐古・鍵」
ここの道の駅は地場産の食材だけでなく、工芸品やハンドメイド作家の作品、日本酒などが豊富。
こちらは道の駅グッズ。
吉本新喜劇の酒井藍ちゃんが田原本出身ということで一日駅長をしたらしい。
遺跡の多い田原本町なので、古墳、はにわに関するグッズの取り扱いも多い。
「掘ったら何か出る」は奈良あるあるですからね。
昨年話題になったリカちゃんの奈良交通バスガイドバージョン。
今、売れていますとのことだが・・・
素直な私の意見としては・・・
「ほんとかなぁ~」
だって8,800円だぞ。
こちらは2階の食事処。
道の駅で2階があるのも珍しいでしょ。
ここに来るとおススメなのがしおむすび。
田原本で収穫されるヒノヒカリが自慢とのことでこの道の駅でおにぎりを売りにしているんだな。
で、注文したのはしおむすびのおにぎりセット。
初めてここのしおむすびを食べた時は涙が出たんだ。
いつしかコンビニのおにぎりがおにぎりの定番となっていた。
が、ここのしおむすびを食べて、小さいころに母親が作ってくれたおにぎりの味を思い出した。
そうだよ!これがおにぎりだよ。
温かくて、ふわっとしてて、塩味がお米の甘味を引き出してくれる。
コンビニのおにぎりはおにぎりじゃねぇ!
ふと、幼少期のおにぎりの味や食感を思い出し、ちょっと涙が出たんだな。
ここの道の駅には展望デッキっぽいものがあるんだな。
奈良らしい広い空が眺められる。
今日は天気がいまいちだけど。
ってことで今日はこれまで。
ではでは。