社会的入院って言葉知ってる?
これが今話題のキーワードになっているらしい。
社会的入院とは治療や退院を目指さない長期入院のことだとか。
治療や退院を目指さないってどういう事?って感じなんだけど。
もう退院をすべき患者なんだけど、高齢化社会などが原因で家族などの引き取り手がいない、もしくは家族から引き取りを拒否されてしまうらしい。
行き場を失った患者は強制的に退院させることも出来ず、病院のベットの上で長期入院するほかないのだとか。
これは長期的に病院のベットが埋まるため、新たな患者の受け入れ数にも影響していくるという話。
また、刑罰の福祉化という問題もあるらしい。
こちらも高齢化社会が問題である。
刑務所に入った受刑者が高齢化のため、ケアサービスが必要になるらしい。
つまりは引き取り手のない高齢患者が退院をしたとて、社会で生活するのはままならず、格差社会の中で行き場を無くした高齢者が刑務所をセーフティネットやコミュニティ代わりに軽犯罪を犯して受刑者となることを望む。
そんな日本社会の未来が垣間見える。
ちなみに受刑者1人当たりの年間の収容コストって320万円かかるらしい。
令和4年の受刑者数が約3万5000人とのことなので。
単純計算すると全国の受刑者コストの総額は1兆120億円。
また日本の医療費は年間46兆円が使われるとのこと。
そして日本の再犯率は、近年上昇傾向にあり、2020年には49.1%と過去最高を記録。
令和5年度の再犯者率は47.9%で、高い水準で推移。
再犯率は1997年から上昇傾向にあるらしい。
まさに失われた30年。
格差が進んだことによるのだろう。
このような未来が高確率で訪れるのであれば、今からでも議論をすべきなのだと思う今日この頃です。
ではでは。