暮らしの顛末(くまくまコアラ)

50代サラリーマン、趣味は1人旅、バイクツーリング、写真撮影、温泉、銭湯巡り。 古い町並みが好きで歴史を感じる関西の各所をブログで紹介しています Canon EOS RとRICOH GR IIIを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。 愛車は1号機DAHONのRoute。2号機Kawasaki Versys-X250。3号機TOYOTA のプリウス

伝統的な商家のお屋敷に突然西洋の螺旋階段が!これは珍しい大阪富田林寺内町の旧杉山家住宅を訪ねる。

さてさて、今日は大阪富田林の寺内町へ。
今でも江戸〜昭和初期の町並みが残っており、大阪府唯一の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。
戦国末期に形成された一向宗の宗教自治都市。

 

富田林寺内町の町並みを散策。
ここに来た目的はちょっと珍しい建物物がこの寺内町にあるんだな。

 

で、やって来たのはここ。
重要文化財 旧杉山家住宅。
入館料400円で見学することが出来る。

 

 杉山家は寺内町創立以来の旧家で、江戸時代を通じて富田林八人衆の一人として町の経営に携わるほど繁栄した名家。
ちなみに富田林八部衆とは、寺内町の自治を担った有力家たちの事。

で、その名家の長女として生まれたのが明治の女流歌人 石上露子(いそのかみつゆこ)

22歳で「明星」でデビュー。
その後、与謝野晶子らとともに「新詩社の五才女」といわれた。
代表作「小板橋」が絶唱と評され、石上露子の名を不朽のものにした。

 

中に入ると豪家だけあって土間が広い。
庄屋としてたくさんの人が日々訪ねてきたのであろう。

 

で、先にこの豪家に来た目的の場所から紹介する。

 

西洋の螺旋階段だ。
伝統的な古民家に後付けで西洋の螺旋階段が取り付けられている。
これは非常に珍しいのではないか。

この螺旋階段。
石上露子が父親にせがんで取り付けられた。

明治時代、目新しい西洋文化が庶民の間で憧れだったのだろう。
明治当時、そのころの西洋文化の勢いを感じるエピソードだ。

 

下世話な話。
この螺旋階段を2階から降りて来る石上露子はちょっとお嬢様気分になれたのだろう。

 

旧杉山家は民家の中でも最も古い遺構。
しかも規模が大きく質の良い商家の住宅として重要文化財に指定された。

狩野派によって描かれた障壁画や、透かし彫りがほどこされた欄間、数奇屋づくりの奥座敷や襖絵など。
商いだけでなく、かなりの文化人でもあったのだろう。
この家主の影響もあり、石上露子の才能が開花したのだろうと思われる。

先ほどの螺旋階段をせがまれた時も、もしかすると家主はまんざらでもなかったのかもしれん。

 

さて、屋敷を出て、離れにある蔵の中には当時の生活品などが展示されている。

 

展示されている石上露子の写真を見るたび、当時、かなりの美形な方だったのでなかろうかと思う。

 

「夫婦善哉」で有名な大阪を代表する作家、織田作之助も富田林にゆかりがある。

オダサクと呼ばれ、昭和20年前後に活躍した織田作之助。
昭和20年以降、流行作家として円熟の時、昭和22年、短い生涯を閉じる2カ月前まで富田林に滞在し、文筆活動を進めていたそうだ。

 

2025年、年の瀬ぎりぎりの訪問であったが、思いのほか来館者がいたことが印象に残った。

 

さてさて、昼食時間なのでお店探し。
年の瀬なのでやっているお店も限られるが・・・

寺内町の風情に感化されたのか、寒いのだが蕎麦が食べたく・・・

 

麵坊 七福というお店へ。

 

ほほん、なかなかリーズナブルなお値段。

 

店内の雰囲気もいい感じ。

 

たぬき飯セットというのを注文。
もちろん蕎麦は冷たいお蕎麦。
今日のそば粉は〇〇県のものを使用した十割そばでございます。
と言われたが、何県だったか忘れてしまった。
が、蕎麦はしっかりと旨い。
十割蕎麦とは思えない粘りとツルっとした喉通り。

きくと大阪狭山に本店があるお店なのだそう。
いやいや思わぬ蕎麦の逸品を見つけたわ。

ちなみに富田林店は出来て1周年なんだそう。

 

 

 

 

さて、続いてやってきたのは富田林の美具久留御魂神社(きぐくるみたまじんじゃ)

 

今年最後のお参りにと・・・

 

外環沿いの住宅街にあるんだけど、静かな裏山があって、社までは急な階段を登っていかないといけない。
この空気感がなんとも神聖な場所感があって魅力的な場所だったりする。

 

ってことで、年末最後のご挨拶も済ませたことだし、ぼちぼち帰りますかね。
ってことで今日はこれまで。
ではでは。

 

 

 

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