さてさて、今日もすこぶる天気がいい。
天気が良ければ当然バイクツーリングなんだな。
国道369号線で奈良県曽爾村を抜けて奈良県御杖村へと繋がる伊勢本街道にて三重県を目指す。
国道369号線はなだらかなアップダウンとなだらかなワインディングが楽しめる道。
それゆえ関西のバイクツーリングの人気ロードとなっている。
車通りも少なく、スピードを出しやすいのでバイクはひっきりなしに追い越しをしていく。
私はというとのんびり景色を楽しみながら運転したいのでひっきりなしに大型バイクに追い越しをされるわけだが、まぁまぁどんどん抜いて行ってくださいな。
さてさて、奈良県の道の駅「伊勢本街道 御杖」でしばし休憩。
道の駅「伊勢本街道 御杖」のバイク事情はというとこんな感じ。
おっさんバイカー集結って感じだな。
今日は雲ひとつない晴天なのでほんとツーリング日和なんだな。
道の駅「伊勢本街道 御杖」を後にして、今度は国道369号線から国道422号線へと入る。
するとすぐに三重県へと突入する。
このあたりの桜はもうだいぶと桜吹雪となっている。
ありゃまぁこりゃ名松線の終着駅「伊勢奥津」の桜は大丈夫か？
時期を間違ったかな。
ってことで奈良県の道の駅「伊勢本街道 御杖」を出発して約10分で三重県のローカル線名松線の終着駅「伊勢奥津駅」に到着。
よかった！伊勢奥津の桜はまだ残っていたぞ！
とりあえずディーゼルカーが車でしばし待機だな。
名松線の電車は約2時間に1本というペースなのでタイミングが悪いと相当待たされることになるのだが、この日はベストタイミング。
少し待てばディーゼルカーがやってくるそうだ。
ディーゼルカーがやってくまでしばし名松線の話をしよう。
こちらの給水塔はかつての蒸気機関車のために使われた給水塔なんだな。
時代を感じるなんともロマンチックな遺構なんだ。
三重県のローカル線である名松線って結構悲運な路線なんだ。
それゆえ哀愁があり、感慨深い路線。
三重県で名松と名がつくと、名古屋～松坂を繋ぐ路線だと思うじゃない。
これがびっくり三重県名張市と松坂市を繋ぐ路線で名松線なんだな。
しかし結局は名張までは行けず、ここ伊勢奥津が終着駅となった。
線路を敷設して少しずつ部分開通している間に私鉄（現近鉄）がトンネルを通して名張駅まで国鉄より早く開通してしまった。
このまま国鉄が名張まで線路を敷設しても到底私鉄にはかなわないとして、名張までも路線は断念し、ここの伊勢奥津駅までの典型的なローカル線となったのだ。
で、約90年間ローカル線を維持している。
2009年には台風の被害で一部不通となり、そのまま廃線という選択肢も上がったが、地元住民の名松線を守る会の活動など、地元住民の存続運動の熱意により復旧工事が行われた。
さて、ディーゼルカーがやってきたのでその有志を見ようじゃないか。
桜とローカル線の景色。
なんとも一人旅の雰囲気が高まるロケーションだ。
無人駅なので駅のホームに入ることが出来る。
私以外にもカメラを持った観光客が数人ほどいる。
電車にそれほど詳しくないがキハ11形の車両なのだとか。
しばしディーゼルカーが出発するのを待つ。
ローカル線ならではの情景がなんとも味わい深い。
静かな田舎の風景だ。
ディーゼルカーが出発するのを待つ間。
上空を旋回するヘリコプターがあった。
サイレンを鳴らす消防車も行き来して、一体何事かと思って上空のヘリコプターを見上げていたが、急に降下して近くのヘリポートに降りてきたからびっくりした。
なんかあったのだろうか。
そうこうしているうちにディーゼルカーはエンジン音をうならせて出発。
ゆっくりと松坂駅を目指して進んでいく。
さて、無人駅の伊勢奥津駅で記念のスタンプを押してそろそろ帰路に向かうかな。
帰路に向かう前に伊勢奥津の駅の隣にある観光案内交流施設で竹の子めしとDairyフルーツミックスを購入。
天気もいいので昼食を駅前のベンチでいただこう。
こういうシンプルな炊き込みご飯がまた一人旅的な感じがしていいもんだ。
桜を眺めながらいただく竹の子ご飯はなんだか心が温まりますなぁ。
少し早めの帰路になりますが、帰ってかみさんと買い物の予定がありますもので。
今日はこれまで。
ではでは。
