清少納言は枕草子で「夏は夜。月のころはさらなり、闇もなほ、ほたるの多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。」と書かれておりますが、夏の夜の涼しげで静かな情景も魅力的ですが、私にとっては夏の趣と言えば
やはり躍動感の雲なのである。
夏は雲。もくもくと空高く覆う岩のようなに雲に、水墨画のような流れ雲が吸い込まれていく情景がとても美しいと思う。
発達する積乱雲に周りの雲が飲み込まれている光景はまさに夏ならではのダイナミックな情景。
今日の夕暮れ時はそんな夏らしい情景なのでありました。