東海道五十三次といえば歌川 広重が描いたの浮世絵で有名ですが京都、江戸を含む55枚の浮世絵を全て知っている人はなかなか少ないのだと思います。
上記の浮世絵が今回訪れた滋賀県甲賀市にある土山宿。
「土山 春の雨」という少々地味な浮世絵となっているのが少し残念。
忍者の里でもある甲賀なので忍びっぽい印象はあるのですけれどね。
そんな土山宿ですが、今でも宿場町の風情を残しつつ古い街並みが楽しめるとのことで行ってきました。
こちらは伝馬館。
古い民家を改装した建物自体が貴重な資料として、歴史展示館として公開されています。
ちなみに入館無料。
伝馬とは何?
ってなるのわけですが、「伝馬」とは、幕府の公用をこなすために宿駅で馬を乗り継ぐ、その馬のことをいうらしい。
そして、公用の書状や荷物を、出発地から目的地まで同じ人や馬が運ぶのではなく、宿場ごとに人馬を交替して運ぶ制度を「伝馬制」と呼ぶそうな。
なるほど箱根駅伝のようにリレーをして情報の伝達スピードを速めていたわけか。
こちらが伝馬館。
館内は展示スペースとして様々な模型などが展示されている。
土山宿場のミニチュア模型など。
2階にあがると・・・
東海道五十三次を立体化したミニチュアの模型などが展示されている。
こんな模型が55作品も作成するのはかなり大変だと思うけれど・・・
いやいや時間があれば、一つづくじっくりと観たいと思うほど細かい。
こちらは大名行列の様子をミニチュア化したもの。
京都の人形作家さんが作成したものなのだとか。
伝馬館を後にして再び宿場町を散策。
土山宿を訪れてみて、歌川 広重が訪れた東海道五十三次を全て制覇するという旅も面白そうだと思った。
歌川 広重が描いた浮世絵と照らし合わせて、各宿場町を尋ねるのはロマンがありそう。
各宿場町で様々な食の名物を頂きながら、日本各地を楽しむ。
そんな旅をいつかはしてみたい。
そう思う今日この頃です。
Canon EOS 7DmarkⅡ+SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM