さて、シルバーウィーク最終日は京都大原三千院へ。
この連休は京都は観光客だらけだったそうな。
ここ大原三千院も昨日まではすごい人だったらしいのですが、最終日の今日はちょっと落ち着いているみたい。
時刻は11時という遅い時間なのに参道に一番近い(だと思う)駐車場に車を停めることが出来た。
ちなみに駐車料は1日500円なり。
さて、駐車場を出ると参道。
ここから約600m(徒歩10分)とのこと。
大原女の小径
参道を歩いて行くと何とも大原らしい景色。
参道の脇を流れる呂川の川沿いにカエデなどの樹木が茂り、木陰のトンネルを歩いている印象。
また、この参道は大原女(おおはらめ)の小径というそうな。
大原女って何よ?
京都の町へと行商に通う大原の女性のことなんだとか。
どうやら大原女祭りというイベントが毎年春に行われているらしく。
大原女の格好をして大原を行列巡行するのだそう。
kyoto-ohara-kankouhosyoukai.net
この大原女の小径沿いには、喫茶や漬物屋、お土産物屋さんが数軒あったりする。
大原三千院の苔の庭園
さて、大原女の小径を抜けると・・・
なぜだか昭和レトロなおもちゃを扱っている茶屋があり・・・
さの茶屋の目の前が三千院。
ここにも食事処やお土産屋が軒を並べている。
だいたいの観光客はこの辺りで食事をしている印象。
先ほどのお店が軒を並べている目の前に大原三千院の御殿門。
この門を通るとすぐに拝観受付となる。
ちなみに拝観料は700円。
この大原三千院の起源は延暦年間(782‐806)なのだとか。
ちなみにこの寺が三千院という名になったのは明治以降だったりする。
それまで場所を転々と移し、寺の名もころころと変わり、明治になってようやく三千院という名で落ち着いた。
その理由は明治政府の廃仏毀釈が原因なんだとか。
天皇の力を脅かすものとして、各寺院の財産・領地を没収。
仏教の影響力を弱めるよう、これまでの使っていた寺院名まで使用できないということに。
そこでこれまでの梶井門跡という名から三千院という名になった。
ほほう。勉強になるなぁ。
さて、さっそく客殿へ。
どうよ連休というのにこの人の少なさたるや。
ここから眺めるのは2つある庭園の1つ目。
聚碧園(しゅうへきえん)。
客殿でお抹茶と茶菓子(500円)を注文すると、赤いカーペットが敷かれた最前列でお庭を眺めることが出来る。
いやしかしこのお抹茶がまたうまかった。
ではではお庭をば・・・
さて、客殿を抜けると突然大原三千院らしい景観が・・・
もう気持ちの準備もなく、突然その光景が目見飛び込んで来た感じ。
それが2つ目の庭園、有清園(ゆうせいえん)。
うぉ~上も下も一面緑だわ。
こちらはわらべ地蔵。
三千院といえばこのお地蔵さんですよね。
さて、有清園(ゆうせいえん)を抜けてあじさい苑。
こちらは金色不動堂。
いや~春の桜や新緑、夏の濃い緑、秋は紅葉、冬の雪景色と四季を通じたわびさびのある情景が楽しめる三千院。
こりゃ見事だわ。
来迎院へ
続いて三千院から歩いて10分ほどの来迎院へと向かう。
大原三千院の辺りは歴史的風土特別保存地区になっているそう。
ほほう、どうやらこの道は比叡山延暦寺坂本登山口であるらしい。
さて、到着。来迎院。
拝観料は400円なり。
ここでは平安時代の重要文化財、薬師如来、阿弥陀如来、釈迦如来が拝観できる。
こちらがその重要文化財が祀られている本堂。
ここまで来る観光客はかなり少ない印象。
けっこうひっそりとしている感。
こちらは堂内に入って、ゆっくりと座って重要文化財を拝観できるのでその端整なお顔立ちを心ゆくまで眺めることが出来た。
旬味草菜・料理旅館「芹生(せりょう)」で京都らしい食事をいただく
いや~腹減りましたわ。
気分的にはがっつりカツカレーでもって感じなんですが・・・
せっかく京都大原まで来たわけですし。
京都らしいものを食べないとなぁ。
ということで三千院を出た場所にひっそりと佇む旬味草菜・料理旅館「芹生(せりょう)」。
今日はお客さんが少ないみたいで、お好きな場所へどうぞと通された。
はじめて来たので多い少ないも分からないんだけど。
なんかそんな感じがしたんだわ。
で、それならとお店のお庭が一望できるテラス席へ。
で、注文したのがこちら・・・
三千草弁当(みちくさべんとう)。
2850円なり。
どうよこれ、京野菜を使ったお重のお弁当。
これぞ京都感だわ。
ちなみに家内は湯豆腐御膳。
2200円なり。
夫婦で同じものを頼んでも面白くないので、違うもの頼んで少しづつ分け合おうという作戦。
食事でもしっかりと京都大原を堪能しましたよ。
まぁそんなシルバーウィーク最終日なのでありましたとさ。
なんだか随分と書き込んでしまったわ。
ではでは。