「散歩が楽しくなる 雑草手帳」
2014年7月に第1刷が発売されてから、増刷、増刷でもう第12刷目らしい。
かなり売れているようだ。
このところAmazonで買おうかどうか悩んでいた。
雑草手帳というタイトルからして、持ち運びを前提に考えているのだとは思う。
だが、実際にサイズ感や手に持った時の重さなども確かめてみないと本棚の肥やしになりかねない。
で、本日「MARUZEN」に行って実物を確認、購入してきた。
サイズ、厚みはまさに手帳サイズ。
うれしいことに表紙の材質も手帳と同じく、皮革調のビニール素材。
こりゃ売れるわな。
フルカラーなのでちょっと値段が高めで1600円。
それでもこりゃ売れるわな。
道ばた編、空き地編、公園編、線路沿い編と章が分かれいるのも使いやすそう。
それにしても何故、雑草に興味が・・・
それにはきっかけとなった雑草の花があるんです。
歩道の脇などで近年よく見かけるこのオレンジ色の花。
きれいな花なんだけど、どうにも似つかわしくない場所で咲いていることが多く、気になっていた。
また、私が子供頃にはこんな花は見たことがない。
なにゆえ最近よく見かけるのか?
雑草手帳で調べてみると「ナガミヒナゲシ」というケシ科の植物。
ヨーロッパ原産で江戸時代に観賞用として日本に入ってきたらしい。
近年、急速に分布が拡大しているとのこと。
どうりで子供時代には見なかったはずだ。
車のタイヤに種子がくっついて広がっている可能性が。
またアスファルトによるアルカリ性の土壌を好んでいるとか。
どちらにしても交通網の発達、近代化による現象である。
時代によって雑草の種類が変わっていくというのも面白い。
子供の頃によく見た「レンゲ」も見かけなくなったし、社会問題にもなった「セイタカアワダチソウ」も見かけなくなった。
どうやら我々、人間の暮らしの変化が関係しているらしい。
そんな雑草の事情を知ると、雑草を見る目も変わるのでは。
何げない毎日をほんのちょっと楽しくしてくれそうな本です。
ではでは。