暮らしの顛末(くまくまコアラ)

40代サラリーマン、Canon EOS Rを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。愛車はVersys-X250

映画「アルキメデスの大戦」は歴史ファンが観ても素直に良くできていたという話。

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なぜ、アルキメデスの大戦を観ようと思ったのか。

私は一時期、大東亜戦争時代の歴史ファンとして、関連書籍を読み漁っていた時があった。

当時、家には100冊以上もの満州事変や大東亜戦争に関する本があったほど。

もう5年以上も前の話で、最近はその熱もやや冷めて、ほとんどの書籍は処分した。

 

とはいえ、一般の人よりは、この時代の歴史背景には詳しく、想いも深い。

映画評論家でもなんでもない私が映画の採点をするなどおこがましい話ではあるが、

 

映画「アルキメデスの大戦」を私なりに採点するなら・・・

100点満点中、96点なのである。

 

どうやら原作は「ドラゴン桜」などを手掛ける三田紀房氏の漫画らしい。

というのは私はその原作漫画の存在を知らなかったし、「ドラゴン桜」という名は聞いたことがある程度。

映画を観る前は原作漫画があるらしいよ。

ぐらいの感じだった。

 

映画のコピーは、

これは数学で戦争を止めようとした男の物語。

戦艦大和 VS 天才数学者

 

映画の宣伝でそのようなコピーを知り、

はは~ん。

戦艦大和建造にあたり、大艦巨砲主義と航空母艦主義との対立の話ね。

と歴史ファンなら直観するだろう。

 

何故なら、歴史ファンにとって、大日本帝国海軍での話はこの議論に関するやり取りが一番興味深い時代であったりする。

 

ちなみに大日本帝国陸軍だと、満州建国までのやり取りが一番興味深い。

 

 

まぁそんなわけで、非常に興味深い時代の大艦巨砲主義、航空母艦主義との対立を描いた映画という事で見に行ったわけだ。

 

私としては山本五十六の航空母艦主張を、天才数学者がどのようにサポートするのかが疑問だったし、物語に無理が生じないかとも思っていた。

 

少々ネタバレだが、戦艦大和造船にかかる費用の見積もりがカギ、でも本編のテーマはもっと深い

天才数学者がどのように活躍をするのかというと・・・

大艦巨砲主義が戦艦大和の造船に関する予算を捏造する。

山本五十六らが提示する航空空母の造船の見積もりを下回る予算を提出し、戦艦大和の造船を推し進めようとする。

 

だが、世界歴史上、最大となる戦艦の造船費用が、航空母艦造船費用を下回る訳がない。

 

山本五十六らは戦艦大和の建造にかかるは費用は虚偽であり、国費の無駄遣いであることを主張すべく、天才数学者に戦艦大和の造船にかかる実際の費用を算出させるのである。

 

そこで、なんら造船に関する知識もない、菅田将暉が演じる天才数学者は約1週間という短い期間で、戦艦大和の造船に必要な実際の額を算出すのである。

 

この映画の見応えはその算出方法。
それは映画を見てのお楽しみ。

 

史実、結果として戦艦大和は造船されるわけだが、その後付けの理由も斬新だった。

この映画では、戦艦大和を設計した平賀譲造船中将が戦艦大和に託した思いの解釈も面白かった。

山本五十六は戦争に勝つよりも、終わらすことを考えていた事は誰もが知る事だが、

戦艦大和を設計した平賀譲造船中将も同じく、戦艦大和を造船することで、戦争に勝つのではなく、戦争を終わらせるためだという独自解釈もなかなか良くできていた。

 

まぁ、あの戦争がどのような終わり方をしたのかを知っている私たちにはとっては後付けの理由ではあるのだが・・・

 

その解釈は映画を観てのお楽しみ。

 

まとめ

冒頭、数十分、戦艦大和が撃沈されるシーンはかなり見応えあり。
米航空部隊が魚雷を投下する、爆撃弾を投下する。

被弾した戦艦大和、巨大な黒煙を上げ、左側に大きく傾く。

全長263m。
その大きな戦艦が沈没するシーンは圧巻だった。

 

戦艦武蔵造船の物語も映画化して欲しい。

戦艦大和は世界屈指の巨大戦艦として建造されたわけだが、その設計図を元に、兄弟戦艦として、民間で建造された戦艦武蔵の建造ストーリーも前代未聞のプロジェクトX

なので、ぜひ映画化して欲しいと思う。

って事で下記の本がものすごくおススメなのである。