せっかくの週末というのに梅雨前線が停滞しているそうで断続的な雨だとよ。
朝起きて、半ばあきらめムードで空模様を眺めると午前中ならなんとか雨がもちそうだわ。
ってことで出かける準備。
EOS RとEOS 7D Mark IIをリュックに詰めてと。
レインウェアと長靴をパニアに詰めて・・・
昼までには帰ってこれそうな場所を考えながら・・・
エンジン始動!
4時間程度のプチツーリング。
やってきたのは奈良県大和郡山市にある松尾寺。
松尾山の中腹あたりにあるお寺で、かなり古い歴史を持つお寺。
建てられたのは718年の奈良時代。
建てられた理由がへぇ~そうなんだ~って感じなんだけど。
当時、日本書紀の編集責任者であった舎人親王(とねりしんのう)が日本書紀の編集の最中に42歳の厄年となったそうな。
その厄除けの願かけと日本書紀の無事完成を願って建立されたお寺だとのこと。
だから日本最古の厄除霊場といわれている。
また「厄攘(やくじょう)」唯一の祈祷寺ともいわれている。
厄攘(やくじょう)とはなんじゃらほい。
厄攘(やくじょう)とは厄を盗むこと。つまり、松尾寺は皆様の厄を盗む日本最古の厄除霊場。
厄を祓うのではなく、厄を引き取ってもらえるというなんとも不思議な解釈のお寺。
だったら、お寺の中は厄だらけじゃねぇのかよ!
ちょっと調子が悪い日に来てしまったら他人の厄を持って帰ってしまうんじゃ・・・
そんなことを思ったのだが・・・
厄を盗むって面白い発想だわ。
そういえば奈良時代には人が見た良い夢と自分が見た悪い夢を交換するとか、人が見た良い夢を盗むとか、そんな祈願があったとも聞く。
なんかそんな発想が奈良時代だったんだな。
これぞ山寺という雰囲気の石段。
まずは本堂にてごあいさつ。
境内には東洋ユリ、西洋ユリが並べられている。
この日は東洋ユリは開花しており、西洋ユリはまだつぼみの状態。
ユリと三重塔との共演を模索。
まだ咲きそろってないのでなかなか難しいわ。
さて、石段を登って三重塔へ。
さて、三重塔の裏からさらに上に登る道が・・・
で、その先にあるのが・・・
松尾神社。
この鳥居の向こうに見える大和平野の景色。
偶然なのか、意図的なのか、鳥居の中だけすっぽりと切り抜かれたような景観。
対面する山並みは室生山地。
天気は悪いが、これはこれで風情がある山並み。
はてはて、ここで小雨が降りだした。
そろそろ帰らないと大雨が降りそうだわ。
ってことでこの辺で退散。
いやいや、松尾寺は梅雨時期のしとしと雨がよく映えるいい場所だわ。
ハイキングコースもあるし、この辺りを探索するのも面白いかもな。
ではでは。