雨上がりの緑を楽しむ
さて、今日は地元の低山登山。
大阪八尾市の高安山へ。
ハイキングコースとして整備された恩智越えルートから道をそれてちょっとハードなコースへ。
恩智総池からサクッと入山です。
このルートはほとんど登山者はおらず。
けっこうえらい事になっている登山ルート。
雨あがりなもので、こういうしっとりと美しい緑を見つけるのが楽しい。
撮影中、見上げるとなんという小さなセミの抜け殻。
ヤゴ程度の大きさしかないんだけど、なんのセミの抜け殻なのだろうか。
で、このコースの途中には大きな石舞台みたいな場所があるんだけど・・・
その石舞台みたいな大きな岩に立つと、目の前の樹木にお札が貼ってあるんだよね。
これ、いったいどういういわれがあるのだろうか。
鬼門なのか?修行の場だったのか?
むちゃ気になるんだけど。
さて、そろそろ山頂付近。
見えてきたのは展望台。
でも見えるのは霊園の墓地だけだけどね。
さて、ここで昼食。
山の上はちょっと肌寒い。
なのでカップヌードルで体を温める。
野外で食べるカップヌードルはやっぱり美味いわ。
サクッと作って、サクッと食べて、サクッと後かたずけ。
エネルギーチャージ完了!
ミステリー続出、廃墟探索とか
近鉄西信貴ケーブルの高安山駅を越え、高安山気象レーダーへ。
この観測所は、1968年に建設され、名称は大阪管区気象台高安山気象レーダー観測所と呼ばれます。
観測は通常1日8回3時間毎に行われ、南は四国の室戸岬のはるか洋上、西は広島、北は若狭湾北方海上、東は富士山麓と半径300㎞の範囲にわたって観測されています。
特に、室戸岬にあるレーダーとの連係により、紀伊水道を北上する台風、前線活動による集中豪雨、雷雨などを観測することを目的とし、京阪神地方の自然災害に対する防人としての任務を果たしています。
また、当レーダーは生駒縦走歩道からも見渡すことができ、広く中河内地域の人々や登山者に親しまれています。
なお、当観測所は見学できませんのでご了承ください。
ほほう、紀伊水道を北上する台風や前線活動を観測している気象レーダーなんだな。
それにしてここから富士山麓までも観測できるとはすごいわ。
この巨大なバレーボールってけっこうすごい観測所だったんだな。
で、この観測所のある場所は古代山城の高安城跡だったりもする。
日本書紀に「大和国の高安城(たかやすのき)、讃岐国山田郡の屋嶋城、対馬国の金田城を築く」と、記載された城の跡であるらしい。
さて、気象レーダーを後にして歩いていると・・・
道端にバインダーが・・・
これ、落ちているのではないね。
意図的に置いているよなぁ。
しかもバインダーには
RESCUE FIRE E・M・S
平成27年度 指導救命士 修業記念
と書いてある。
こりゃなんだ!
まさかこんな低山で入山者が入山者名簿を書くとか・・・
いや、そりゃありえん。
で、気になったので開いて見てみると・・・
個人名が書かれており。
体重:85kg
脈拍
mなどと書かれており、
意味の変わらない数字が記録されている。
何かの記録にしては日付の記載がない。
なんだろうこれ。
ミステリーだわ。
続いて現れたのはこちら。
宗教法人一元の宮の聖地なんだとか。
でも、表札に「宇宙念波研究所」って書いてあるんだよね。
なんかこの辺り、すごいミステリーな場所だよな。
で、「宇宙念波研究所」の、前には廃墟となった施設っぽいものがあるんだけど・・・
こりゃなんだろう。
扉だらけだなぁ。
なんか窓のサッシに変な形の苔玉が出来ているし。
そうやら鉄扉の鍵はかかってなそうだわ。
入ってみるか・・・
いやいややっぱり気持ち悪いからやめておこう。
でもこの施設はいったいなんのか。
気になるので窓から中を覗いてみると・・・
「ぎゃああああああああああああーーーーーーーー!」
って冗談ですよ。
窓から中を覗くと、何やら肥料のようなものが保管されている。
隣には動物園の檻のようなものが。
何か書いてある。
ん、姫うづら。
うずらか?
なるほど、ここはその昔、平飼の養鶏所だったんだな。
しかもうずらの養鶏もしていたみたい。
今ではうずらの養鶏をしている農家は全国でたった27件というニュースが昨年SNSで話題になったが。
どうやらここでもうずらの養鶏をしていたようだ。
あらまぁ、こりゃ珍しい地元の歴史を知ったわ。
で、続いてやってきたのは高安城倉庫址。
高安山城は西暦660年、唐、新羅、百済と朝鮮半島で起る激烈な争いに伴い、緊迫した状況の中、日本防衛のための大規模な古代山城であったそうな。
その高安山城には6つの倉庫があったらしく、ここはその第2の倉庫址なのだとか。
で、こちらがその倉庫址。
めちゃ見晴らしいいじゃないか。
いやいや、ここサイコーだな。
抜けた景色が気持ちいい。
奈良公園の若草山まで見えるし。
東大寺の大屋根も見えるわ~。
えっ!高安山の山頂に鉄道が走っていたの?
近鉄西信貴ケーブルの高安山駅の真ん前にこんなのが。
「電車が走ってました~!」
旧高安山ホーム跡ですって。
知らなかったんだけど。
ケーブルカーで高安山駅まで来て、その後、山上鉄道として、信貴山門駅という駅があり、1駅間だけの信貴山鉄道があったとは。
1930年(昭和5年)に開業し、第二次世界大戦中は営業を停止。
1957年(昭和32年)には山上鉄道は自動車専用道路となって現在の路線バスによる運行になったそうな。
鉄道開設当時、こんな感じで鉄道を山の上まで車両を引き上げたらしい。
で、こちらが山上鉄道時代の駅のホーム跡。
昭和5年当時はこのような駅名標があったんだろうなぁ。
いやいやこりゃ知らなかったわ。
さぁ下山。
さて、いろいろと満喫出来たので下山します。
遠くに見えるあべのハルカス。
こういう光のあたり方が面白いよね。
ピンポイントでスポットライトのように一部分だけに日差しが差し込む情景も何とも神秘的でいい感じ。
こういう竹林の隙間から見える緑も私好みの情景。
ってことで今日はこれまで。
ではでは。