さてさて、今日やってきたのは滋賀県、中山道の宿場町「醒ヶ井宿」。
ここに来た目的は珍しい水中で花が咲く梅花藻(バイカモ)の撮影。
宿場町の通りを流れる地蔵川が織り成す水景がなかなかの見応えなんですよね。
で、駐車場はJR醒ヶ井駅の駅前に公共の駐車場があるのでそこにバイクを停める。
ここから歩いて町並みを眺めながら醒ヶ井宿を散策。
駅から地蔵川のある中山道へと向かう道。
こちらは国登録文化財旧醒井郵便局局舎で現米原市醒井宿資料館。
拝観無料なので入ってみる。
中はこんな感じ。
さて、こちらが梅花藻(バイカモ)が群生している地蔵川。
さすがに清らかで透明度が高い水の流れ。
こちらは十王堂水と呼ばれるスポット。
その昔、平安時代の中期に天台宗の僧・浄蔵貴所によってひらかれ、初めは
浄蔵水と呼ばれていたが、この近くに十王堂があったことから、その後「十王水」とよばれるようになったそうな。
中山道の醒ヶ井宿の街並みはこんな感じ。
風情ある古い建物が残ってはいるものの、観光という感じではないかな。
やはり、醒ヶ井宿を訪れる理由といえば地蔵川に群生する梅花藻なんだな。
ここのフォトジェニックな水景を求めてカメラ愛好家が沢山訪れる。
っていうか梅花藻って何よ。
って方にもったいぶらずにジャジャーンと梅花藻の写真おば。
梅花藻とは花を咲かす水中の藻の事。
水温15度前後を保つ澄んだ湧水を好み、川の水底に群生し、流れに沿って這うように育つ鮮やかな緑色をした多年生水草で、手のひら状の葉が特長。
長さ約50㎝の藻で、初夏から晩夏にかけて水面上に梅花様の白い花が咲く。
この花を咲かす藻の水景を求めてカメラ愛好家が醒ヶ井宿へとやってくる。
とはいえ、花を咲かさずとも、地蔵川の水景はなかなか見応えがあるもんだ。
なんだかふるさと風土記のようなほのぼのとした情景がいいよね。
川の水に足をつけてアイスを食べる子ども達が印象的でした。
昔はここでスイカを冷やして、近所の子供たちが川に足をつけて、スイカやかき氷を食べていたんでしょうね。
こちらは問屋の建物。
問屋といっても今の卸売り問屋ではなく、宿場に設けられた問屋は、宿場を通行する大名・役人に人足、馬を提供する事務所。
宿場というと本陣や旅籠が思い浮かぶが、物資の運搬ということを考えると宿場では問屋が最も重要な施設だったそう。
醒井宿にはこのような問屋が七~十ヶ所もあったそうな。
さてさて、こちらは醒ヶ井宿散策の終着ポイントである加茂神社。
醒ヶ井駅から寄り道しないで来ると10分程度の場所。
加茂神社は少し高台になってるのでここからの醒ヶ井宿の見晴らしのよい景観が望める。
はやいもんで、川沿いにはもう彼岸花が咲いていた。
あまりに暑いので、地蔵川沿いのカフェで一休み。
ここは呉服屋さんなのだが、カフェも経営されてて、アイスコーヒーやかき氷が200円でいただける。
で、こちらがアイスコーヒー。
いやいやこうも暑いと熱中症対策としてこまめな水分補給が重要だ〜ね。
こちらはカフェで飼われていたハリヨという淡水魚。
ハリヨは滋賀県北東部、岐阜県南西部の湧水の豊かな特定の水域に分布が限られている希少な淡水魚。
ハリヨの好物は梅花藻に寄生する水中昆虫なのだそう。
ほほう、そうなのかと水面に目をやると魚影を発見。
しかし残念ながらハリヨではなさそうだ。
さて、醒ヶ井宿を後にして、国道307号線近江グリーンロードで大阪まで帰る。
醒ヶ井宿へと向かう際にも同じルートを走ったのだが、途中の信楽でインパクトのある建物を発見。
帰りに寄ってみようと思っていたのがこの建物。
おいおい!信楽にもほどがあるやろ!
ってここはうどん屋さんらしい。
お店に入ると、信楽焼のお土産店も併設したうどん屋さん。
お店の外観のインパクトからか、取材で芸能人やアナウンサーが多数訪れているみたいでサインが沢山飾られてあった。
で、いただいたのは冷たい狸うどん。
この器がまた凄いよね。
そしてたぬきなのにうどん!
って関西の人しか伝わらんかな。
たぬきなのにきつね。
みたいな。
ってことで今日はこれまで。
ではでは。