暮らしの顛末(くまくまコアラ)

50代サラリーマン、趣味は1人旅、バイクツーリング、写真撮影、温泉、銭湯巡り。 古い町並みが好きで歴史を感じる関西の各所をブログで紹介しています Canon EOS RとRICOH GR IIIを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。 愛車は1号機DAHONのRoute。2号機Kawasaki Versys-X250。3号機TOYOTA のプリウス

関西の秘かなパワースポット、巨岩の岩神神社とか、古事記、日本書紀に登場する吉野国栖の里など

関西屈指の巨岩が御神体である吉野の岩神神社へ。

岩神神社

さてさて、今日は奈良県の吉野川上流まで。
目的は奈良県のパワースポット巡り。

岩神神社

岩神神社

まずやってきたのは吉野川のすぐそばにある岩神神社。
古来より日本では大自然の山や岩、木、滝、清流などに神の存在を感じながら生きてきた。
神社の名前にもあるように、この岩神神社もまさに巨岩が御神体なのだ。
全国にも巨岩を御神体としている神社は多く、いくつか見てきたがこの岩神神社の御神体の迫力にそうそう及ぶものはないと思う。

岩神神社

岩神神社

岩神神社

写真でその大きさを伝えるのは難しいけど。
今にも山から転げ落ちそうなほどに突き出た巨岩。
大自然が作り出した大いなる力を感じる秘かなパワースポットなんですな。

岩神神社

境内から見えている岩はまだ一部だそうで、見えている部分だけでもその高さ13m~14m。
岩全体でもっとも高い部分は22m30㎝なんだそう。
途中で岩が割れているのですが、そこから神が岩を押し出して現れたと言い伝えられる。

岩神神社

岩神神社の祭神は、岩穂押開神と伝えられています。
岩穂押開神とは「古事記」に記される国津神石押分のことで、この神は神武東征の時に吉野で神武天皇を迎え「吉野の国巣(くず)の祖」とされ、「日本書紀」では「吉野の国樔部の祖先」とされています。

では吉野の国巣(くず)や吉野の国樔部とはどこのことか?
現在の奈良県吉野郡吉野町の国栖(くず)ですね。
それでは国栖の集落へと行ってみましょう。

古事記や日本書紀にも登場する吉野の国栖

国栖

こちらが奈良県吉野郡吉野町国栖の里のビュースポット。

国栖

目の前で大きく蛇行した吉野川を眺める国栖の里。

国栖の里は手漉和紙が有名で日本遺産とされている。

国栖

で、この吉野の国栖にも秘かなパワースポットがあるので参拝してみましょうか。
ここは吉野川の浄見原神社の参道。

こんな吉野川の景色を左手に眺めながら山の参道を歩く。

天皇淵と言われるビュースポット。
西暦672年に大海人皇子(天武天皇)がこの地に数日間、お住まいになられたと伝えられている。
左方には、天女が衣を掛けたと伝わる「衣笠山」
右方には、大海人皇子が通ったと言われる「うれし峠」がある。

このような吉野川沿いの山道を進むこと数分。

石階段が見えてきた。

見上げるとなにやら建物が・・・

どうやらお社ではなさそう。

建物の中から見上げてみると・・・
なるほどあれがお社かぁ。

ここ、天武天皇を祀る浄見原神社(きよみがはらじんじゃ)。
天皇渕を眼下に見下ろす断崖の上に建てられている。

ここは冬に行われる国栖奏(くずそう)とよばれる舞いの奉納が有名なんですが、そもそもなんでこんな場所に神社なのだろう。

調べてみてもこれといった情報は見つからなかったので、想像してみるとこの神社の御神体は目の前の吉野川の天皇淵の景色そのものが御神体なのではと・・・

そう考えると崖の上にお社があるのも納得だわ。

で、浄見原神社 参道入口の駐車場に車を停めたんだけど・・・
車の後ろの建物の土壁が今にも倒れてきそうで怖い。

東吉野はニホンオオカミ最後の地

さてさて、そろそろ昼時、腹が減ったので東吉野の「ひよしのさとマルシェ」へ。

ここでは東吉野の特産品である「たあめん」が食べれるんだな。

「たあめん」とはそうめんとうどんの中間ぐらいの太さの麺で小麦粉だけでなく吉野本葛が練り込まれているため、滑らかでモチっと食感が特徴。
ジャンルとしてはそうめんなので乾燥した棒状で保存されている。

注文したのは「きつねたあめん」600円。
田舎の食事は良心的な価格だこと。
もちろん味も関西風でうまい。

さて、食事を終えて東吉野から吉野へと帰ろうかと・・・
で、見つけたのはニホンオオカミ像。

東吉野は日本最後のニホンオオカミが捕獲された地。
明治38年(1905年)にこの地でニホンオオカミが捕獲され、ニホンオオカミは絶滅となったわけであるが・・・

ニホンオオカミは生存していると信じている人も少なくなく、UMAのようにその目撃情報を追ってニホンオオカミを探している人などもいる。

山深い吉野の山を眺めてみると、本当にニホンオオカミが絶滅したといいきれるのだろうか・・・
と思ってしまう。

 

最後に

国道169号線、吉野宮滝付近に宮滝しょうゆを作る梅谷みそ醤油の前になにやら風神・雷神のような像があり、前々から車で前を通るたびに丸見えの像をチラッと見ながら通っていたのだが、何やらちょっと凄そうな像なんじゃないのと気になっていた。

で、今日こそはちょっと車を停めてどんな像なのか確かめてみようと・・・

するとこれはなかなかの力作じゃないか。
筋肉の付き方、細かな指のディテール、そしてこの迫力。
西村公泉という人の作品なんだそう。

なんか駐車場にポツリとあるから地元の人が趣味で作った何かかなぁなんて思っていたんだけど・・・

ってことで今日はこれまで。
ではでは。