奈良県十津川温泉の源泉かけ流しの公衆温泉「庵の湯」へ。
さてさて、今日は奈良県十津川村にある源泉かけ流しの公衆温泉「庵の湯」まで。
ご覧の通り、雲一つない見事な晴天。
源泉かけ流しの公衆温泉「庵の湯」を利用する人は近くの村営の駐車場が無料になるのでそちらに車を停める。
そしてこちらが十津川温泉の公衆温泉「庵の湯」。
どうやら階段を下って、十津川へと降りていくみたいだな。
入浴料は大人600円。
源泉かけ流しの温泉なのに結構リーズナブルなお値段。
しかもここの温泉は飲めるみたい。
飲泉場という場所がありここで温泉が飲める。
が・・・
大丸別館のレジオネラ菌、基準値の最大約3700倍事件があったからなあ。
こういうのほんとに風評被害なんだろうけど。
ちょっとほとぼりが冷めるまでは気分的に飲めないかなぁ。
ほほう、ここを下りていくのかぁ。
なんか秘境の温泉感があってテンション上がるなぁ~。
エメラルドグリーンの十津川のすぐ真横なのでこりゃ景色も良さそうだわ。
結構降りてきたけど、まだ下に降りるのね。
温泉の入口がまだ見えない。
ほほう、ここが温泉の入口なのね。
無料で利用できる足湯なんかもあったりする。
自販機で入浴券を購入。
ふむふむ、ボタンをよく眺めてみると・・・
付添人?100円?
観光大使?200円?
なんだかあまり他の温泉施設では見かけない入浴券のメニューだ。
気になったので十津川村の観光大使って誰だろうとネットで調べてみると・・・
作家の西村京太郎やさだまさしが観光大使なのだそう。
まぁそんな有名人はそもそも無料で利用が出来るのだろうし、地域おこし協力隊とかの入浴料金なんだろうな。
さてとどんな温泉なのか非常に楽しみ。
秘境の公衆温泉というと年季の入った施設というイメージがあるけど、ここはかなり清潔感がある印象。
泉質はナトリウム 炭酸水素塩・塩化物泉とのこと。
源泉の温度は60.2度とかなりの熱湯が湧き出ているようだ。
ちなみに脱衣所では温泉の香りはしない。
温泉の効果としては活性化酸素を除去、抑制して抗酸化能力が高まるとのこと。
いや~この日あたりの良い浴場いいわ~。
湯舟、壁、天井の木の風合いがなんとも心が落ち着く。
現実から遠く離れて、はるばる秘境へとやってきたという感じ。
求めていたのはこういう一人ポツンとこじんまりと湯を楽しむ感じなんだな。
湯の温度は40度ぐらいか。
熱くなく、ぬるくなくでゆっくりと浸かれる。
それにしてもいい天気だ。
お湯は無色透明でかすかに硫黄・鉄分の香りがする。
肌触りはなめらかで少ししっとり感がある。
加水なし・加温なし・消毒なしのまさに源泉かけ流し。
湯冷めしにくい温泉なんだそう。
道の駅「十津川郷」の蕎麦処行仙でそばをいただく。
さて、ゆっくりと温泉に浸かった後は昼食ですな。
道の駅「十津川郷」でそばでも食べようかと・・・
道の駅十津川郷の2階に「蕎麦処行仙」というお店があるんだな。
さてと今日は何を食べようか。
店内は広々としていてゆったりと過ごしたい人にはお勧めのお店。
国道168号線沿いの十津川村は食べる店が少ないのでね。
注文したのはミニ丼定食1100円。
蕎麦はゆずの風味があり、出汁もなかなか美味かった。
しかしながら、この丼が個人的にはちょっと残念だったかな。
奈良県十津川温泉は秘境なだけに遠い。
いくつもの峠を越えないと行けないのが奈良県の十津川村。
日本で一番長い路線バスが走っており始発駅の大和八木駅から終着駅の新宮駅までは片道で6時間もかかる。
そのため3回の休憩を取るという路線バス。
そんな奈良県の秘境には湯泉地温泉、十津川温泉、上湯温泉と源泉かけ流しの良質の温泉地が多くあり、それぞれに味わい深い秘境の温泉なのだが、あまりにも交通の便が悪いため全国区の名のある温泉と比べると全国でその名が知られていない。
そんな僻地の温泉に憧れているという方にはぜひぜひ、奈良十津川村の大自然に囲まれた温泉をお勧めしたい。
そんな今日この頃です。
ではでは。