さてさて、6月の奈良公園は小鹿公開の季節です。
6月初旬の週末には小鹿を見ようと鹿苑には沢山の人が並ぶ。
ただ今鹿苑内には70頭の小鹿がおり、会場内には26頭の小鹿がいるのだとか。
鹿苑とは鹿の保護施設で病気の鹿や交通事故でケガをした鹿などをこの鹿苑で保護をしている。
このように隔離された施設には観覧席が設けられている。
この観覧席から小鹿を観察出来るんだな。
ちなみに鹿苑の中でしか小鹿が見れないのかというとそうではなく、広い奈良公園内のいたるところで小鹿を見ることが出来る。
こんなに愛らしい小鹿なのだが、今年悲しいニュースが話題となった。
Yahooニュースで話題となったこつぶちゃんの悲しいできごと。
夏に生まれたこつぶちゃん。
母鹿の育児放棄で母乳をもらうことが出来ませんでした。
ではなぜ母鹿は育児放棄をしてしまったのか。
それは観光客がこつぶちゃんに触れたため、人の匂いがついたのではないかと言われています。
こつぶちゃんは他の雌鹿から母乳をもらったりしてましたが、母鹿に甘えることは出来ず、いつもひとりぼっち。
結局寒い冬を乗り越えることが出来ず2023年1月に亡くなってしまいました。
奈良公園を散策していると小鹿を追いかける子供を目にすることも多い。
また小鹿と一緒に自撮りをしようとする観光客も多い。
しかしながらこれらの行為を制する啓蒙活動が全くされていないと感じている。
公園内でよく見る注意事項は鹿は野生動物なので人馴れしているとはいえ、蹴る、叩く、噛む、突進するなど人に攻撃をすることがありますという注意喚起が目立つ。
小鹿に近づくな、もしくは触るなという注意啓蒙を促す看板などは見たことがない。
これでは観光客が知るはずもなく、小鹿に近づくのも無理はない。
また、奈良公園にはゴミ箱が一切ない。
なぜ奈良公園にゴミ箱が一切ないのかを啓蒙する案内もない。
これは観光地の美化という話ではなく、ゴミ箱を置くと鹿がゴミのプラスチックなどを鹿が食べてしまうからだ。
鹿せんべいを執拗に鹿に狙われた少女が鹿を追いやるために割り箸の空ビニールを鹿に投げつけ、鹿がそのビニールを食べそうになったという光景を目にしたことがある。
なぜ奈良公園にゴミ箱がないのかというのももっと啓蒙する必要がある。
ちなみに奈良公園には空き缶を捨てるリサイクルBOXもないからね。
たぶんリサイクルBOXにコンビニコーヒーの容器とかを捨てる人もいるからなのだろう。
そのような事情ってみんな知らないもんね。
ってことで今日も奈良公園でシカ活でしたとさ。
ではでは。