暮らしの顛末(くまくまコアラ)

50代サラリーマン、趣味は1人旅、バイクツーリング、写真撮影、温泉、銭湯巡り。 古い町並みが好きで歴史を感じる関西の各所をブログで紹介しています Canon EOS RとRICOH GR IIIを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。 愛車は1号機DAHONのRoute。2号機Kawasaki Versys-X250。3号機TOYOTA のプリウス

島根県の温泉スポット、三瓶温泉、温泉津温泉へ1泊2日旅へ。石見神楽も見学したよ。

さてさて、今回やって来たのは島根県。
今回は島根県の温泉を巡る旅です。
そしてここは志津見ダム。
大阪から長時間の運転で、しばし腰を伸ばし小休憩。
本日の島根県は線状降水帯が発生しており、すでに出雲市は冠水している場所もあるのだとか・・・
大雨の中、なんとか松江市、出雲市を通過してここまでこれたがこの先の空模様が気になるところ。

大正時代の湯舟が今でも現役、三瓶温泉亀の湯へ

三瓶温泉

で、やってきたのは島根県太田市にある三瓶温泉。
ここには地元に人に愛されるレトロな無人浴場があるんだな。

三瓶温泉亀の湯

そして目的の温泉がこちら。

三瓶温泉亀の湯

三瓶温泉亀の湯

三瓶温泉亀の湯

源泉かけ流しの湯「亀の湯」です。
このなんともレトロ感のある佇まいが素敵。
扉を開けるとどんな雰囲気なんだろう。

三瓶温泉亀の湯

ほほん、こんあ感じで非常にシンプル。
完全無人の温泉なんだな。

三瓶温泉亀の湯

三瓶温泉亀の湯

亀の湯の入浴料は300円。
無人の温泉なので、料金箱に直接300円を入れるシステムなんだな。

脱衣所に貼ってあった案内。
昼間は入浴をする人が少ないので源泉のまま34℃の温度で、夕方から加温をするそうな。
そういえば脱衣所の雰囲気を伝える写真を撮り忘れてたわ。

三瓶温泉亀の湯

で、浴槽はというとこんな感じ。
丸い楕円の浴槽が真ん中にポツンとあるのみ。

三瓶温泉亀の湯

三瓶温泉亀の湯

いや~いいじゃないかこの雰囲気。
まるでこの空間だけ時間が止まっているような感覚。
それもそのはず、実はこの浴槽、なんと大正時代からのもので今でも現役で活躍しているんだな。
いやいやこういう温泉にのんびり浸かるが憧れだったんだよ。

三瓶温泉亀の湯

浸かってみると、源泉の温度そのままの34℃。
かなりぬるい温泉。
まるで温水プールのような温度なんだけど、夏の暑い日にこれが心地よいのだ。
温泉の色は茶色く濁っている。
臭いはそれほど感じなく、ほぼ無臭。
肌触りはしっとりとした印象。
美肌効果が高い泉質なんだとか。
いや~源泉がジャバジャバと流れる音だけが響くレトロな浴場でのんびり湯に浸かるなんて最高じゃないですか。

三瓶温泉亀の湯

浴槽のフチには温泉成分ががっつりとついている。

三瓶温泉亀の湯

流れる源泉が湯舟に届いてないんだけど・・・
源泉ダダ漏れじゃんか。
って思うんだが、なんと三瓶温泉は毎分3,000Lもの噴出量で、その湯量は西日本でもトップクラスなんだとか。
マグマで温められた温泉で、ポンプで汲み上げるのではなく、自噴の温泉。

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三瓶温泉鶴の湯へ

三瓶温泉鶴の湯

さて、続いてやってきたのは先ほどの三瓶温泉亀の湯から約1㎞ほどの場所。
三瓶温泉鶴の湯。
三瓶温泉には亀の湯と鶴の湯があるんだな。(まぁそのほかにもいろいろな温泉があるけど)

三瓶温泉鶴の湯

三瓶温泉鶴の湯

こちらも源泉かけ流しの温泉。
さきほどの亀の湯と比べると大衆浴場らしい外観。

三瓶温泉鶴の湯

扉を開けて入ってみると、こちらは入浴券を自販機で購入するシステムみたい。
たしか無人の公衆浴場と聞いていたが・・・
入浴料300円のチケットを購入し、出てきたチケットはどうすればといいんだ。
と周りを見渡してみると・・・

三瓶温泉鶴の湯

結局はその賽銭箱みたいな箱に入浴券を入れるのかよ。

三瓶温泉鶴の湯

三瓶温泉鶴の湯

三瓶温泉鶴の湯

三瓶温泉鶴の湯には昭和感のある休憩スペースがあるんだな。
懐かしいぞこのブラウン管テレビ。

三瓶温泉鶴の湯

そして何やら2020年の温泉総選挙でファミリー部門第3位に島根県三瓶温泉が選ばれたとのこと。

三瓶温泉鶴の湯

鶴の湯の脱衣所はこんな感じ。
亀の湯とは違って鍵付きのロッカータイプ。

三瓶温泉鶴の湯

三瓶温泉鶴の湯

で、浴場はというとこんな感じ。
亀の湯とは違い現代っぽい浴場。

三瓶温泉鶴の湯

湯舟に浸かってみると、かなり温かい。
こちらの鶴の湯は常時加温をされており温泉の温度は約40℃ほど。

三瓶温泉鶴の湯

三瓶温泉は源泉かけ流しで湯量が多く、湯の華も多いのだ。

三瓶温泉鶴の湯

だから自噴する温泉はこのように湯舟に注がれるのではく、そのまま流されている。
この鶴の湯は明治時代に温泉を利用した旅館が立ち始め、昭和の中頃の全盛期には旅館や保養施設など約30施設が立ち並んだそうな。
娯楽施設やお土産屋などで週末は通りの反対側まで行くのが大変だったような話もあるだそう。

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今夜の旅館、温泉津温泉の「のがわや旅館」へ

温泉津温泉

温泉津温泉

雨が激しくなってきたので、早々に今夜のお宿がある温泉津温泉までやって来た。
途中、石見銀山世界遺産センターなども寄ってみたが、銀山坑内の見学も先週からの大雨で中止なんだとか。

温泉津温泉

さて、こちら今夜お世話になる温泉津温泉の「のがわや旅館」
有名な薬師湯まで約500mと近く、それでいてリーズナブルな料金、雰囲気のある佇まいが気に入ってこの旅館を予約しておいた。

温泉津温泉

温泉津温泉

この落ち着いたエントランスがいいですね。
チェックインもスムーズで、ここのご主人も感じがいい人。

温泉津温泉

温泉津温泉

エントランスから2階につながる階段を上がり、廊下を歩くと。

温泉津温泉

こちらが本日私が泊まるお部屋。
「うのまる」という部屋。
各部屋の名前にはこの辺りの地名が使われているのだとか。

温泉津温泉

温泉津温泉

落ち着いた雰囲気の和室6畳間。
いやいや、畳の上でゆったり過ごす。
これぞ旅館の醍醐味ですな。

温泉津温泉

温泉津温泉

温泉津温泉

窓側のスペース。
窓も木枠で、結構手の込んだ造りをしてるよね。
これはかなり歴史を感じる旅館だな。
きっと昔の風情を残しつつリノベーションしてるんだろうな。
いやいいわこの部屋。

温泉津温泉

部屋に飾っているこの絵も雰囲気がある。

温泉津温泉

そして旅館と言えばやはりこのおばあちゃんタイプの鏡だよな。
部屋でしばらく入れていただいたお茶と饅頭をいただき、しばし休憩。
テレビをつけてみるとこの大雨で島根県で車が川に流されたとかのニュース。
再び今夜の天気が不安になる。

温泉津温泉

少々雨も小雨になって来たので温泉街を散策。

温泉津温泉

温泉津温泉

温泉津温泉

温泉津温泉

時間があったので薬師湯まで下見を兼ねて。

温泉津温泉

温泉津温泉

今夜はこの龍御前神社で石見神楽の奉納があると聞いているので今夜が楽しみ。

温泉津温泉

さて、旅館に戻って夕食までまだ少し時間があるので。

温泉津温泉

旅館のお風呂でも入るかと浴場へ。
中庭の情景もなかなかいい感じ。

温泉津温泉

温泉津温泉

温泉津温泉

浴場はこんな感じ。
温泉津温泉の源泉の湯舟と普通のお湯の2種類の湯舟。

温泉津温泉

いや~いいですな。
本日3度目の温泉。

温泉津温泉

お湯に浸かった後は夕ご飯。
夕食はお部屋でいただくスタイル。
まずはお刺身とお豆腐、鱧の湯引き、お蕎麦。
さっそく生中を頼む。

温泉津温泉

続いて鰆の塩焼きと天ぷら。

温泉津温泉

続いては何だったけな。
とうがんの料理と・・・
忘れったがどの料理もかなり美味しくいただきました。
最後がご飯とみそ汁、そしてデザートのフルーツも美味しくいただきました。
もうお腹は大満足。

 

 

石見神楽を堪能する

温泉津温泉

さて、夕食の後は近くの龍御前神社で石見神楽の奉納があるとのことで行ってみることに。

温泉津温泉

陽が落ちた温泉街の雰囲気はいいもんだ。

石見神楽

おおう、やってるね。

石見神楽

石見神楽

石見神楽

石見神楽

石見神楽

石見神楽

石見神楽

石見神楽

石見神楽

石見神楽

石見神楽とは日本遺産に登録された文化で古事記や日本書紀などの日本神話の物語を笛や太鼓に合わせて舞う伝統芸能。
スサノオがヤマタノオロチを退治するクライマックスが有名。
動きが激しく迫力があるのでまだまだ見ていたいのだが、今回の旅のクライマックスである薬師湯の営業時間の限りもあるので途中で退散。

極上の温泉、薬師湯へ。

温泉津温泉

温泉津温泉

夜の温泉街を歩いて薬師湯まで。

温泉津温泉薬師湯

温泉津温泉薬師湯

温泉津温泉薬師湯

温泉津温泉薬師湯

温泉津温泉薬師湯

温泉津温泉薬師湯

世界遺産である石見銀山の温泉地である温泉津温泉は温泉地として全国初の国の重要伝統的建築物群に指定された場所。
中でもこの薬師湯は大正初期に建てられた木造洋館の旧館。
まるで昔の映画館のような佇まいにおもわずうったり。

ここ温泉津温泉は 昭和49年8月に公開された「男はつらいよ」第13作。
「男はつらいよ 寅次郎恋やつれ」の舞台となった場所。

温泉津温泉

その泉質は日本温協会の転園温泉の審査でオール5を取得。
山陰で唯一の最高評価の温泉なのだ。

温泉津温泉薬師湯

脱衣所はこんな感じ。
温泉に入る前に細かな説明を番台のお母さんから聞く。
この温泉は普通の温泉ではなく、温泉効果も高く、湯の温度は46℃。
普通の温泉のようにのんびり浸かっているとかならずのぼせるので、2~3分程度湯に浸かり、額に汗を感じたら湯舟から上がって体を休めるようにと。
そして歩くこともままならなった女性が10日間この薬師湯に入っていると、10日後には歩けるようになったらしい。

私の後に来た人は温泉地だけにかなり酔っていたらしく、入浴するのにかなり酔いぐわいをチェックされていた。
それほど湯治湯として体に効き目があり、一つ間違えれば湯あたりがある温泉なのだろう。

温泉津温泉薬師湯

それではいざ。
これが薬師湯の浴場である。
あたりは湯の成分が固まっている。

温泉津温泉薬師湯

温泉津温泉薬師湯

温泉津温泉薬師湯

入ってみるとさすがに熱い。
これが46℃の湯舟かぁ~。
さすがに2~3分で汗かくわ。
湯の香りをかいでみると結構鉄くさい感じ。
肌触りは肌に突き刺さってくる感じ。
これが温泉の高温度からくるものなのか温泉の泉質なのかは分からないが。
何度か湯舟に入ったり上がったりを繰り替えしていたが。
こりゃ長湯は無理だわ。
15分程度ですでに体がポカポカになっている。

温泉津温泉薬師湯

ナマズの口から注がれる源泉はほぼ空気に触れない源泉が注がれているんだそう。

温泉津温泉薬師湯

そうそうに湯を上がり、休憩スペースへ。
大正時代の建物だけに休憩スペースもモダンな感じ。

温泉津温泉薬師湯

温泉津温泉薬師湯

温泉津温泉の薬師湯は3階建ての建物でモダンなインテリアが置いてある。

温泉津温泉薬師湯

さてと、薬師湯で体がポカポカになり、宿まで帰るとしますかな。

温泉津温泉薬師湯

温泉津温泉薬師湯

温泉津温泉

温泉津温泉

さてと、旅館に帰ってぼちぼち寝るとしますかな。

 

温泉津温泉で朝散歩

温泉津温泉

さてと5時半に目覚めて朝食まではGRⅢを持って朝散歩です。
夜間に激しい雨音で何度か起こされましたが、朝起きると雨は止んでいた。

温泉津温泉

朝の静寂の温泉街も雰囲気いいですね。
裏山ではサルの鳴き声も聞こえます。

温泉津温泉

温泉津温泉

男はつらいよの撮影の時代はかなり繁栄したんでしょうね。
すでに廃業した旅館もちらほら。

温泉津温泉

温泉津温泉

温泉津温泉

温泉津温泉

温泉津温泉

温泉津温泉には狭いエリアにお寺や神社が密集している。

温泉津温泉

温泉津港

温泉津港

旅館から歩いて約10分の温泉津港に行ってみると。
霞がかかって幻想的な風景。

温泉津温泉

さて、旅館に戻って朝食です。
いや~ここの旅館の食事はまじで美味い。
煮物の味付けとか好みがあるんだけど、甘い味付けが結構好み。
またひじきも苦手の部類だったんだけど、ここのひじきは甘味もあって美味かったなぁ。

ってことで、災害級の大雨もまだまだ続いているという事で、早々にお土産を買って大阪に戻りたいと思います。
家内に買い物に行くので午後5時までには戻るようにと言われてますのでね。

ってことで今日はこれまで。
ではでは。