暮らしの顛末(くまくまコアラ)

50代サラリーマン、趣味は1人旅、バイクツーリング、写真撮影、温泉、銭湯巡り。 古い町並みが好きで歴史を感じる関西の各所をブログで紹介しています Canon EOS RとRICOH GR IIIを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。 愛車は1号機DAHONのRoute。2号機Kawasaki Versys-X250。3号機TOYOTA のプリウス

奈良県御所市の霜月祭へ。奈良県では2人しかいない美術刀の刀剣研師の実演やら山伏おねりやら

さてさて、今日訪れたのは奈良県御所市で行われている霜月祭(そうげつさい)へ。
霜月祭(そうげつさい)は江戸時代初期に整備された陣屋町である御所まちの古い町並みを散策しながら御所まちの歴史を学び、特産物などを食べ歩いて御所まちを盛り上げようというもの。
今年で23回目ということなので比較的新しく出来たお祭りである。

奈良県指定無形民俗文化財である御所のススキ提灯献燈行事のPRなどもあり。

獅子舞も御所まちを練り歩く。

なかなかに味わいある町並みがまだ残ってるんですね。
こういう昔ながらの町並みは個々の保存意識が高くないとまじで残っていかないから本当に貴重だわ。

雅楽を演奏しながら練り歩く人達。
笙(しょう)の音色を聞くと、より一層と万葉の歌がうたわれた古都奈良の歴史の深さに思いがふける。

御所まちを散策していると、人だかりができている場所があったので行ってみると・・・
研師という看板が・・・
ほほう、日本刀の研ぎの実演かぁ~。
こりゃぜひ見てみたい。

おおう、この方が美術刀の研師の方かぁ~。
生まれて初めて日本刀の研ぎ作業を見るぞ。

ほほう、作業場はこんな感じなのかぁ~。
木の板の上で作業するんだ。

ほほん、砥石の押さえ方が面白いなぁ~。
砥石を押さえる木の道具を足で踏んで固定するんだな。
少し研いでは、日本刀に光を当てて確認、少し研いでは、日本刀に光を当てて確認の繰り返し。
奈良県では日本刀の研師を生業にしている人は2人だけらしい。

こちらが使用される砥石。
この中に2つだけ京都の亀岡で採掘された天然石があるらしい。
いやいやこれは貴重なものが見れたなぁ。

さてさて、続いてやって来たのは山伏おねりと呼ばれる山伏の練り歩き。

その数がまたスゴイ。
全国から山伏衆が集るのだとか。

なぜ山伏かというと。
奈良県御所市には修験道の開祖である役行者「役小角」の出生の地である吉祥草寺があるのだ。
境内には産湯の井戸も残るらしい。
御所まちを練り歩き、役行者「役小角」の出生の地である吉祥草寺で山伏衆による護摩焚きが行われる。

さてさて、お腹も減って来たのでランチを求めて御所まちを散策。
で、やって来たのは大正7年創設の国産万年筆「モリソン万年筆」の本店跡を活用した町家カフェ。
ちなみにモリソン万年筆は幻の国産万年筆と呼ばれており、昭和中期に万年筆業界を牽引した国産万年筆ブランド。

大正ロマンな雰囲気がある外観とは違い店内のカウンターはモダンな雰囲気。
夜にはバーにもなるそうな。

で、注文したのは本日のカレー「キーマカレー」で1,000円。
これがなかなか旨かったぞ!

腹も満たせたので再び御所まちを散策。
こちらの建物はその昔、郵便局として使用されていたのだそうだ。

たしかに屋根の上の小さな装飾に〒マークがついてある。

こちらはJR和歌山線の線路。
線路と長屋の間にはフェンスや囲いなどはなく、裏の勝手口からすぐに線路にアクセスできる状況。
こういう景観もかなり珍しいのではないかなぁと。
まるで東南アジアのような光景。

そしてこちらは日本酒「風の森」で有名な油長酒造株式会社。

ぼちぼち御所まち散策も終えようかなと思った時に串こんにゃく発見。
にんにく味噌でいただく串こんにゃくもなかなか旨いもんだ。
鼻からぬけるニンニクの風味がなんともパンチが効いていい感じ。

ということで今日はこれまで。
ではでは。