暮らしの顛末(くまくまコアラ)

50代サラリーマン、趣味は1人旅、バイクツーリング、写真撮影、温泉、銭湯巡り。 古い町並みが好きで歴史を感じる関西の各所をブログで紹介しています Canon EOS RとRICOH GR IIIを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。 愛車は1号機DAHONのRoute。2号機Kawasaki Versys-X250。3号機TOYOTA のプリウス

実家の処分、売却が思いのほか負担なくスムーズだったので実家の処分前から心が折れている方は参考にどうぞ

本日、実家の引き渡し契約を完了しました。

これからその経緯をダラダラと書くが、面倒な人のために先に伝えたいことだけ箇条書きにする。

■浄土真宗では仏壇の魂抜きがない・ご本尊をお寺さんに持って行くだけで供養をしてくれる。その後、仏壇はゴミとして処理をしてもよい。

■家財道具はそのままでも買い手が現れる

■家財道具の処分は売主の立ち合いも不要で不動産屋が一番安い業者に発注、売主の許可を得れば、いつの間にか実家が空っぽになっている

■業者に頼んだ家財道具の処理は思いのほか安く20万円だった

■実家の家財道具の処分に立ち会わないのは精神的にも楽

■結局、実家には必要なものを選別しに行って、ご本尊を持って帰って来ただけで、後は実家に行くことなく、今日の引き渡し契約に至る

 

両親が住んでいた状態のままの実家を処分することは決まっていたのですが・・・
何をどうすればいいのか、行動をする前から心が折れていた私。
自分の事だから嫌なことは後回しで、1年2年かけてマイペースで進めて行けばいいかと思っていたのだが、なんと行動を起こしてから3ヶ月で引き渡し契約を完了となるとは。

しかもその間、たった2回しか実家に行ってないんだ。
そして実家での滞在時間は合計2時間30分程度。

そのスムーズな実家売却までの流れを参考にしてもらえればと記事を書いている。

まずは不動産屋に連絡して、売却の意向を伝える。

不動産屋と実家で待ち合わせをし、実家の中を見てもらう。(家財道具はそのままの状態)
実家の売却の相場と情報公開の手順の説明を受けて実家のカギを不動産屋に渡す。

後は私がいなくとも不動産屋が自由に実家に入り、写真の撮影を行って売り家データベースに登録する。(家財道具はそのままでもいいんだな、仏壇とかもそのままだけど)

内覧なども不動産屋任せで次の週には、LINEで300万円で購入希望の方が現れたと連絡があった。(私の希望は600万円だったので断った。)

売り家の掲載から3週間ほどたって、不動産屋から550万円で購入希望の人が現れたとのことLINEで連絡が入る。(すぐに売買仮契約を行い、手付金を受け取る)

売り家の掲載から約1か月で売買仮契約となった。
実家の引き渡しは1カ月半後。
それまでに仏壇の処理も含め、家の中をもぬけの殻の状態にしなければならないが・・・

まずは仏壇の魂抜き。
私はお坊さんに仏壇の前に来てもらって魂抜きをしてもらうものだと思い込んでいたのだが・・・
お寺さんに連絡すると、仏壇のご本尊をお寺に持って来てもらえれば魂抜きをしてくれるとのこと。

なので父親の一周忌と合わせて、仏壇の魂抜きをしてもらった。
詳しく説明すると浄土真宗では仏壇に魂が宿るとか念が入るなどの概念がなく、魂抜きという概念もない。
人は亡くなるとすぐに極楽浄土に召されるので、極楽浄土に向かって手を合わせてお念仏を唱える。
しかし、極楽浄土は日々の暮らしで意識しにくいものだから、身近な生活の場に極楽浄土に模した仏壇や阿弥陀如来の像を対象にお念仏を唱えているのだとか。
だから、これまではお念仏を唱える対象として、これまで大切にしてきましたが、これからは単なるモノとして扱わせていただきますよ!
っていう「遷仏法要 」(せんぶつほうよう)を行う。
もうモノになったので極端にいうと可燃物としてゴミに出してもいいのだそう。
意外に負担なく、近所のお寺さんで事が済んだ。

さて、仏壇も合わせて実家の家財道具の処理なのだが、これも不動産屋に全部お任せ。
業者3社に相見積もりを取り、一番安い業者でお願いするのだとか。
しかも私の立ち合いも不要なのだとか。
とりあえず実家の家財道具の処分はいつでもOKですとだけ不動産屋に伝えただけ。

後日、一番安い業者が20万円だったので、その業者に頼みますと連絡があった。
ほほう、業者の見積もりのための内覧も勝手に進んでいくんだな。
結局、いつ家の清掃があったのか私は知らないまま。
これは精神的にも楽でよかった。
仏壇の処分とか、神棚の処分とか目の前で見てしまうと・・・
という事で仏壇は、仏具屋で処理をしてもらうのではなく、そのまま業者にゴミとして処分をしてもらった。

そして今日、最終の実家の引き渡し契約が完了。
実家を購入したのはベトナムの方。
ベトナムから日本に来て、これだけの大金を貯蓄するとはほんとうにリスペクトする。

契約後、最後に彼が
「今日から私の家」とボソッとつぶやいた。
ここまで実家が誰かの手に渡るという感傷に浸ることもなくスムーズに事が運んだが・・・
最後にズサッっと私の心に刺さったものがあった。