- 奈良県の朝護孫子寺で大根炊き
- 陰陽師が住んでいた奈良町陰陽町(いんようちょう)を散策
- つげ義春っぽい、奈良町散策で奇々怪々なやすらぎ書店という古本屋を発見!
- 奈良町の昭和レトロな銭湯「花園新温泉」へ
- 最後に・・・話題にお金と時間をかけるという時代
奈良県の朝護孫子寺で大根炊き
さてさて、今日は奈良県の朝護孫子寺へ。
何が目的でここに来たのかというと・・・
今日は大根だき会なんですな。
銀杏はもう散ってしまったがカエデは今が見頃かも。
奈良県信貴山朝護孫子寺の大根炊きは毎年12月のはじめの日曜日に千手院で行われる。
朝早くから多くの参拝客が訪れている。
コロナ明けだから昨年よりも多い印象。
1,000円で護摩木を購入し、護摩木をお焚き上げしてもらう。
護摩木をお焚き上げをしてもらった人は・・・
この熱々の大根炊きの大根が振る舞われる。
この大根炊きが体に染むんだよ。
御出汁のしゅんだやわらかい大根に高菜とからしがぴりりと効いて美味いんだな。
タッパーを持って来て持ち帰る人もいるぐらい。
大根をいただいた後は本堂へとお参り。
今日は信貴山信仰の御衣を来た参拝者が多かった。
ちなみに朝護孫子寺の開運橋にはバンジージャンプが出来るアクティビティがあるんだな。
どうやら関西でバンジージャンプが出来る場所ってここだけなのだとか。
陰陽師が住んでいた奈良町陰陽町(いんようちょう)を散策
さてさて、朝護孫子寺から場所を移して奈良町へと。
この近くに行きたい昭和レトロな銭湯があるんですが、営業開始時間まで1時間ほど時間があるので奈良町の外れを散策。
奈良町の賑わいから少し外れた場所に陰陽町(いんようちょう)と呼ばれる地名が残されている。
その名の通り、その昔、陰陽師たちが住んでいたので陰陽町(いんようちょう)となった。
GoogleMapで調べてみるとそのエリアはかなり狭く、20軒ほどの建物が確認できる。
かなり限られたエリアっぽい。
で、こちらが陰陽町のメイン通り。
車も通らないような道。
陰陽町という住所の案内を探してみたけれど、なかなか見つからず。
陰陽町とかすかに残っている所在地の看板を発見した。
その昔、高島屋がスポンサーになって所在地案内看板を作っていたんだな。
陰陽町(いんようちょう)
時を司り、歴を作っていた陰陽師たちが住んでいたところからつけられた町名。
ここでは庶民が最初に手にした暦といわれる奈良暦(南部暦)が作られていた。
町内にある鎮宅霊符神社は陰陽師の神と仰がれる天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)を祀っている
つげ義春っぽい、奈良町散策で奇々怪々なやすらぎ書店という古本屋を発見!
奈良町の外れをブラブラと散策していると目の前に周りの町並みに不釣り合いな異様な外観の建物を発見!
なんだ、この建物は。
浮世離れした雰囲気がムンムンと漂っている。
なんなんだ!これは!
この凶器に満ちた外壁に貼られた雑誌の切り抜きと思われる女性の顔。
モノクロのものがあったり、カラーのものがあったりと・・・
これ以上、この建物に深入りしたくないと思わせるのには十分なインパクト!
これだけの数から得体のしれない執着心と熱量がうかがえる。
まるでつげ義春のまんがの世界で主人公が迷い込みそうな世界観。
どうやらやすらぎ書店というお店のようだ。
営業中なのかどうかも分からない。
っていうかこれもう2階は傾いて崩れてるよね。
奈良町の昭和レトロな銭湯「花園新温泉」へ
さてさて、午後1時になってお目当てであった奈良町の昭和レトロな銭湯「花園新温泉
」が営業したのでやって来た。
こういう昭和の銭湯は、後継者問題とかもあって残っているうちに行かないとなくなってしまうおそれがあるからなぁ~。
昭和の銭湯、温泉好きにはたまらない外観ですな。
銭湯の料金は各都道府県の浴場組合によって決められていて、奈良県の場合は470円。
ちなみに大阪・東京は520円。
この番台が中央にある玄関の造りもいつまで残せるのだろうか。
ああ~これぞ昭和の古き良き銭湯の湯舟だな。
奥には1人用の薬師風呂がある。
いや~いい湯だこと。
湯から上がって再び奈良町散策。
なんだか目新しいお店が出来ているなと立ち止まってみると・・・
おにぎり専門店が出来ているようだ。
やきいも屋の隣の細い路地を進んでいくと・・・
見えてきたのがおにぎりや屋さん。
路地裏のおにぎり屋さん「一穂二穂」というらしい。
オリジナルの具材が楽しめるとのことで。
梅昆布、景唐辛子、明太子を注文。
しかし、奈良町には何度か来てるけど、この店は初めて知った。
で、この店はいつから?
と尋ねると、今年の6月オープンだったのなのだとか。
もともとは叔母の実家であった建物をビルにしてお店にしたそうな。
奈良町はランチ時にはどこのお店も大混雑だし、こうしておにぎりをテイクアウトして食べれるのはいいよね。
海外ではおにぎりが人気だとも聞くし。
最後に・・・話題にお金と時間をかけるという時代
奈良公園名物である高速餅つきの中谷堂に人だかりが出来るのはまぁ分かる。
しかしコロナ明けから隣の巾着うどんが名物の麺闘庵にも長蛇の列が出来ている。
その列は向かいのファミリーマートの端まで伸びているんだな。
なんか今の時代の人々は話題にお金を払っているというけれど、過剰過ぎないかなぁ。
奈良に美味いものなしというけれど、いろいろと散策すると面白いものや、思わぬ発見があるもんだよ。
ガイドブックやSNSだけに頼るのではではない面白発見をしてみるのもいいんじゃないかなぁ~。
ってことで今日はこれまで。
ではでは。