暮らしの顛末(くまくまコアラ)

50代サラリーマン、趣味は1人旅、バイクツーリング、写真撮影、温泉、銭湯巡り。 古い町並みが好きで歴史を感じる関西の各所をブログで紹介しています Canon EOS RとRICOH GR IIIを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。 愛車は1号機DAHONのRoute。2号機Kawasaki Versys-X250。3号機TOYOTA のプリウス

関西のバイクツーリングやドライブの行先にどうでしょう。奈良のわざわざ出かけたいグルメスポット12選を紹介

 

東吉野村にある山奥のそばの名店「よしの庵」

よしの庵

ここは奈良県では超有名な山奥のお蕎麦屋さんなのでここでわざわざ紹介する必要もないかもしれんが・・・そういうのを井の中の蛙っていったりもするからね。

よしの庵

土日祝しか営業をしていないお店で、予約をする人が多い。(もちろん予約なしでも順番待ちでお蕎麦を食べることが出来るが、その日の予約状況にもよる)

築300年以上の古民家を活用した広い店内はわざわざ細い山道を走ってくる価値あり。

「よしの庵」でいただくお蕎麦は外一そばというもので、そば粉10に対してつなぎ1という割合で打たれたそば。
そばの風味とのど越しにも拘ったそばで、そばのコシに、のど越しもよし。
まさにこんな場所に行列が出来る人気店?というお店。

 

これまでの人生で一番うまいと感じた手打ちそば「一如庵」

一如庵

もうここの手打ちそばは唯一無比と言わなければならない。
古民家の店構えも特別感があるが、ここの更科蕎麦も特別感がある。

関西屈指のバイクツーリングのメッカである針テラスから約20分ぐらいの場所。
奈良から三重県松坂市を繋ぐ国道369号線沿いにあるお店。
ごくごく小さな看板しかないからお店の存在に気が付かない人も多そう。

一如庵

一如庵

店内は落ち着いた雰囲気でお客さんの年齢層もやや高めな印象。
バイクで大勢で訪れる雰囲気ではない。

一如庵

メニューもシンプル。

一如庵

このもりそばが人生で一番うまかったもりそば。
ここのお蕎麦は更科蕎麦で更科蕎麦とはそば粉を挽いて一番最初に出てくる胚乳の中心部分のみを集めたもの。
上質な蕎麦の甘味、キリっと歯ごたえのあるコシ、そしてこの艶やかな蕎麦ののど越し。
本枯節・しび節・サバ節で作ったそばつゆはこれまた格別。
ここのワサビもこれまた別格だ。
ワサビの風味がしっかりと味わえる。

蕎麦湯とそばつゆの相性もパーフェクト。
まるで出汁のきいたおかゆさんをいただいている感じ。
ちなみにここの蕎麦湯も今まで食べた蕎麦湯で一番うまいと思っている。

 

天理街道沿いの民家でいただく「石臼挽蕎麦かおく」

かおく

天理街道沿い、国道169号線にある「石臼挽蕎麦かおく」
国道沿いには小さな看板しかなく、お店に気が付く人も少ないだろう。
しかしながら昼過ぎには蕎麦が完売することもあるほどの名店である。

かおく

この店の名物はそば殻ごと挽いたそば粉の「玄」とそば殻を抜いた「ぬき」の2種類。
そば殻入りの「玄」は昼には完売になるので予約するのがベスト。
写真はそば殻抜きの「ぬき」
そばの甘味を十分に堪能できる一品です。

 

奈良市にある人気のそば屋「蕎麦切りよしむら」

蕎麦切りよしむら

奈良県の人気観光スポットである奈良公園から車で25分程度の場所。
唐招提寺から薬師寺へと続く道沿いにあるのが奈良県の人気のそば屋「蕎麦切りよしむら」
奈良の観光地からアクセスもよく人気店なので開店間際に行くのがおすすめ。

お昼セットが旅気分を盛り上げてくれます。

胡麻豆腐と。

揚げ物と押し寿司。

蕎麦は十割蕎麦。
フランス産の塩とわざびでいただく蕎麦の歯ごたえと風味、細麺ならではののど越しはなんとも言えない満足感。
そしてここのそばつゆがこれまたいい。
パンチのきいた辛口のそばつゆで、お蕎麦のいいアクセントになってるんだな。

 

道の駅「吉野路黒滝」の近くにある蕎麦屋「侘助」

夏になると山遊びや川遊びの家族連れで大いに賑わい、吉野ツーリングのライダーも多い人気の道の駅「吉野路黒滝」。
そんな道の駅から車で約5分の山の中にポツンとあるのが蕎麦屋「侘助」
営業日は不定期なので事前に確認が必要かもしれません。

山の中の古民家なので席数は少ないですが、山の中特有の風情があります。

蕎麦は十割蕎麦で蕎麦ぼうろと蕎麦豆腐が付いてくる。
塩と辛口大根でいただく蕎麦なんだな。
さっぱりとしていて歯ざわりのよいお蕎麦。

ちなみに「侘助」はGoogleMapにも掲載されていない稀なお店です。

 

天理ダム近くの「荒神の里 笠そば処」

天理ダムから道を外れて山の方面に車を走らせると標高500m付近で広大に開けた農地が広がる。
この山の中の広大な農地を活用して平成4年から蕎麦の栽培を始め、そのご当地のそば粉を使った蕎麦をいただけるのが「荒神の里 笠そば処」

関西屈指のバイクスポットである針テラスからも近く、なだらかな山道でドライブにも最適な場所にあるだけに立ち寄る人も多い。

ごらんのとおり、休日には長蛇の列が出来るほど人気の蕎麦屋なのだ。

蕎麦の味にそれほど特別感はないが、リーズナブルな料金と、この店に来るまでののどかな農地の光景とちょっと気軽に田舎気分というのが人気なのだろう。
ドライブコースの起点ともなる場所にあるので、ここで腹ごしらえして午後から山に向かってロングドライブって感じかな。

 

秘境集落の古民家カフェ「くにす食堂」

奈良県吉野郡にある人口800人の集落「国栖地区」にある「くにす食堂」
この集落は古くは手すきの和紙を生産して生計を立てていた。
また、古事記によると神武東征の際にこの地の神が神武天皇を迎え、国栖集落の祖先となったそうな。

そんな歴史ある集落にあるのが古民家カフェ「くにす食堂」。
店の前の道を挟んで雄大な吉野川が流れている。

店内は田舎の古民家らしさが十分に味わえる広くて落ち着いた印象。

で、こちらはスパイスカレー。
地域のお母さん方と一緒にメニューを考案しているそう。
美味しいカレーとのどかなひと時。
わざわざ遠くからこの集落を訪れるのも納得。

 

山奥の廃校を活用した食堂「いちえ食堂」

奈良県東吉野村にある廃校を活用した食堂「いちえ食堂」

長い廊下の先にその食堂がある。

田舎の食堂なんだがメニューが結構バラエティ豊かなんだよね。

注文したのはふるさと定食。
1350円。
味付けはこの地の家庭的な味付けで好みはあるけどそれがまた面白い。
ほんとこの地に来ないと食べられない「緑色のたーめん」とかね。

「いちえ食堂」の目の前には「やはた温泉」という温泉もあるので食後は温泉にのんびり浸かって湯を満喫ということも出来る。

 

大和郡山の民家の味噌ラーメン「らーめん春友流」

奈良県大和郡山市の矢田町。
金魚スクエアと言われる多目的体育館や総合公園があり、飲食店など周りに全く見当たらない場所にポツンと民家のラーメン屋がある。
外観はまさに民家そのもの。

玄関横にある自販機で食券を購入し、靴を脱いで店内に入る。

店内はまさに田舎の民家という感じ。

だが、ただただお店の雰囲気を味わうラーメン屋ではなく、本場札幌の味噌ラーメンが味わえる名店だ。
コクがありサッパリとしたラーメンは絶品。
最近はただただ味が濃いだけのラーメンも多くて中年のおっさんには完食が難しいことも多いが、ここのラーメンはおっさんに優しい味だわ。

 

奈良ツーリングでは有名ですよね。洞川温泉の亀清

奈良ツーリングではもはや語るもがなな有名スポット洞川温泉。
語るもがななもので詳しく洞川温泉の事は語りません。

洞川温泉でツーリングのライダーが立ち寄るのがここ亀清。

おじいさんが焼く鮎の塩焼きは絶品なんだ。

それ以上に絶品なのがおばあちゃんがにぎる鯖寿司。
奈良と言えば柿の葉寿司が有名で押し寿司が名物なんだけど、押し寿司といえば「ヤマト」や「たなか」や「平宗」とかが有名なんだけど、なにげに私はこのおばあちゃんの鯖寿司が一番うまいと思っている。

ただし注文し過ぎると味噌和えやらみそ汁やら焼き芋などサービスで出してくれるから注意してね。

 

法隆寺の近くにある古民家カフェ「和カフェ布穀薗(ふこくえん)」

奈良の観光スポットである世界最古の木造建築群の法隆寺の近くにある「布穀薗(ふこくえん)」
幕末・維新期の尊攘運動家、明治期の司法官である北畠治房が晩年隠居していた屋敷がここ「布穀薗(ふこくえん)」

立派なお屋敷を眺めながらランチやカフェがいただける場所。

全粒粉入りの素面ベル・ブランが売りのお店。

こちらは「まほろばランチ」1,450円。
料理がテーブルに運ばれるとスタッフが料理の説明をしてくれる。

まずは全粒粉入り素麺ベルブラン。
そして大和ポークの冷しゃぶサラダ。
奥にあるのが斑鳩(いかるが)の豆腐にゆず味噌だったかな。
そして隣の小鉢はしんじょ。

あっさりとしたヘルシーなお味。

 

幻の国産万年筆と言われるモリソンのカレー

奈良県御所市にある幻の国産万年筆モリソン。
昭和中期に国産の万年筆として業界を引っ張り、その書き心地には今でもファンが多いと聞く。
モリソンが万年筆を製造中止をしてからその文化を世性に伝えたえたいということでカフェ&バーをオープン。

店内にはモリソンのデッドストックの万年筆が展示されており、落ち着いたモダンな雰囲気。

ここでいただけるのはお店オリジナルのスパイスカレー。
お味ももちろん素晴らしい。

 

まとめ

そば関係が多くてすまぬ。
おっさんなもので脂っこいものがあまり食べれんもんなんだ。
ここで紹介したい奈良のグルメスポットは都心から離れたものを中心に紹介した。
ちょっとご飯を食べにお出かけというニーズがあるかもしれんと思って。
まだまだ紹介したいお店もあるけど、つどつどこの記事を更新していきたいと思う。
また、こんなお店もあるよ!って方はぜひぜひコメント頂ければと思う。
志賀直哉がかつて「奈良にうまいものなし」と言ったが・・・
いやいや奈良にもわざわざお出かけしたいほどに美味い食べ物があるんだよ。
そういうお店をまとめればと・・・