暮らしの顛末(くまくまコアラ)

50代サラリーマン、趣味は1人旅、バイクツーリング、写真撮影、温泉、銭湯巡り。 古い町並みが好きで歴史を感じる関西の各所をブログで紹介しています Canon EOS RとRICOH GR IIIを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。 愛車は1号機DAHONのRoute。2号機Kawasaki Versys-X250。3号機TOYOTA のプリウス

兵庫県の歴史観光スポット。重伝建保存地区の丹波篠山は賑やかすぎず、寂れすぎず、海外の観光客も少ないいい場所なんだよ。

河原町妻入商家群

さてさて、今日やってきたのは兵庫県の歴史観光スポットである丹波篠山城下町。
重伝建保存地区であり、「美しい日本の歴史的風土100選」にも選ばれている。

丹波篠山城下町

篠山城跡を中心に東西1500m、南北600mに広がる風情ある古い町並みは文化庁の日本遺産として認定され、デカンショ節やこの土地の風土を残すべき文化財とされている。

 

商屋の町並みが色濃く残る重伝建保存地区、河原町妻入商家群を歩く

河原町妻入商家群

さて、丹波篠山城下町巡りの始まりはここ。
重伝建保存地区の商屋の町並みが美しい河原町妻入商家群。
篠山城跡の東側にあるエリア。

河原町妻入商家群

11時40分に最寄りの駐車場に到着したのでが、私が車を停めたその後、すぐに満車となった。
20台ぐらいしか停められない駐車場なんだよな。

河原町妻入商家群

河原町妻入商家群

河原町妻入商家群の町並み。
今でも、商家らしさの風情を留めている。
この町並みは約700m先まで続いていており、江戸末期から昭和戦前期の町家なのだとか。

河原町妻入商家群

河原町妻入商家群

河原町妻入商家群

河原町妻入商家群

この建物なんて、今まで見たことがない造りだなぁ。
間口が狭い割にはかなり立派な「うだつ」だこと。
河原町妻入商家群の間口は平均3間、奥行きが20~60間とのこと。
1間は1.82mなので3間だと5.42m。
まさに鰻の寝床ってやつだ。

河原町妻入商家群

河原町妻入商家群

河原町妻入商家群

この建物の窓も珍しいモダンな印象だな。

河原町妻入商家群

河原町妻入商家群

河原町妻入商家群

電柱が映り込まないとこんなにも異世界感がにじみ出るのな。

河原町妻入商家群

河原町妻入商家群

軒先の花の鮮やかなこと。

河原町妻入商家群

河原町妻入商家群

河原町妻入商家群

河原町妻入商家群

河原町妻入商家群

河原町妻入商家群

河原町妻入商家群

いやいや、しみじみといい町並み。
宿場町のザ・観光地のような目立った飲食店や土産物屋はないけど、食事処や陶器屋などが数件営業をしている。
この落ち着いた雰囲気がまさに当時の面影として臨場感があるんだよな。

で、非常に珍しい観光バスを見かけた。
meGREEN(めぐりーん)というグリーンスローモビリティで、軽バンを長く伸ばしたような乗り物。
時速20㎞以下で篠山城跡の重伝建をぐるっと周回しているバス。
土・日・祝のみの運行で、利用は無料。

 

篠山城跡の西側は武家屋敷通りへ、武士の苦労が腹落ちした。

篠山城跡

さて、河原町妻入商家群をあとにして、篠山城跡の西側へと向かう。
見えてきたのは篠山城跡の石垣。
かなりの規模の石垣で驚いた。

で、やってきたのは御徒士町武家屋敷群(おかちまちぶけやしきぐん)と呼ばれる場所。

御徒士町武家屋敷群

御徒士町武家屋敷群

ここが昔の武家屋敷が立ち並んでいた通りだ。

御徒士町武家屋敷群

御徒士町武家屋敷群

そして、これが旧武家屋敷である。
えっ!先ほどの河原町妻入商家群の町並みと比べるとずいぶんと質素である。
しかも、藁ぶき屋根。
商人の町並みを見た後で、これが武家屋敷だと言われると・・・
や・し・き?
屋敷という言葉の印象からはずいぶんと違うその外観に驚いた。

士農工商と武士の身分だけは高いが、その懐事情はずいぶんと商人と違うということは頭では理解していたが、それをこのように分かりやすく目に見える形で知ると、少々ショックなのであった。

武家屋敷安間家資料館

武家屋敷安間家資料館

で、こちらは武家屋敷 安間家資料館という場所。
こちらの武家屋敷は屋敷内を拝見することができる。

武家屋敷安間家資料館

武家屋敷安間家資料館

なんだか武家屋敷というものの、ずいぶんとこじんまりとした印象。
部屋の広さ、間取りの数もこれだけか?
といった具合。

武家屋敷安間家資料館

武家屋敷安間家資料館

武家屋敷安間家資料館

武家屋敷安間家資料館

武家屋敷安間家資料館

こちらは稲畑人形と呼ばれるもの。
丹波篠山の郷土の工芸品。
江戸末期に赤井若太郎忠常が創始した土人形で、現在は5代目が伝統技術を引き継いでいるそう。

武家屋敷安間家資料館

武家屋敷安間家資料館

武家屋敷安間家資料館

武家屋敷安間家資料館

こちらは水琴窟。
石亀にたまった水を、玉砂利に流すと、土地の中に埋めた陶器のかめに溜まった水に落ちて、キンキンとかん高い鐘のような音がするんだ。

武家屋敷安間家資料館

いや~武家屋敷は衝撃だったなぁ~。
商人の住宅と比べ、間口の大きさや敷地の広さは優遇されてるんだけど、その建物は商人の建物と比べてあまりにも原始的な印象。

 

 

食事処や土産物屋などの商店が多い二階町通りを散策。

丹波篠山

さてさて、続いては篠山城跡の北側にある観光のメインストリートの二階町通へと向かう。

丹波篠山

こちらが二階町通。

丹波篠山

丹波篠山といえばやっぱり黒豆。
黒豆パンのお店があったり。

丹波篠山

昭和感を感じるお店があったり。

丹波篠山

これ、串焼き屋さんなんだけど、むちゃくちゃいい雰囲気だよね。

丹波篠山

二階町通はブラブラと散策しているだけで面白いお店がいっぱい。

丹波篠山

なんかすごい人だかり。
見てみると焼き栗の販売だったわ。
丹波篠山は黒豆以外にも栗も美味しいことで有名。
以前に丹波篠山のお店で栗ご飯を食べたけど、めちゃ美味しかった。

丹波佐山

こちらは牡丹鍋屋の看板。
まるで「もののけ姫」のおっとこぬしのよう。

丹波篠山

丹波篠山

いや~しかし丹波篠山の印象が変わったなぁ~。
7年前の冬に来たときは閑散としていた印象なんだけど。
これだけの人が訪れているとは・・・
2019年に日本遺産に認定された影響とかあるのかな~。

丹波篠山

こんな雰囲気のある料亭旅館とかも現役として残っている。
しかも満席だったわ。

丹波篠山

こちらの旅館も雰囲気あるけど、もう営業してなさそう。

こちらの里山料理を提供するお店も素晴らしい雰囲気。

丹波篠山

そしてこちらのお店がかなり人気があるみたい。

丹波篠山

小田垣豆堂というお店。
黒豆で有名なお店らしいが、カフェがあり、庭園の眺めもいいらしい。
そして、この建物は登録有形文化財となっている。

店内は黒豆や黒豆を加工した商品のショップとカフェとなっている。
ひっきりなしにお客さんがやってきて、カフェは順番待ちだった。
店内は登録有形文化財の重厚な建物を眺めるだけでも価値のはもちろんのこと、町屋の落ち着いたオシャレな雰囲気で丹波篠山では一番洗練されたお店だと感じた。

丹波篠山

いや~久しぶりの丹波篠山訪問でしたが、落ち着いて町散策するには本当にいい場所だなぁと思いますわ。

賑やか過ぎず、寂れすぎず。
海外からの観光客も少ない。

ちょっと遠出でドライブやバイクツーリングなどに、一人でふらっと出かけて町並み散策にいいですよ。
2時間ぐらいで城下町をぐるっとまわれるのがいいですな。

 

 

さて、大阪への帰りの途中で立ち寄った道の駅 能勢(くりの郷)
ハーレー勢がたむろしてるなぁ。
暖冬といえどもこの日の峠の気温は5℃だぞ。
私は寒さに負けて車で出撃だわ。
ハーレー勢はあまり好きじゃないけど、この寒さでバイクに乗るのとはライダーとして心底リスペクトする部分はある。

で、腹が減ったのでここでいただいたのはわかめうどん。
500円ならまぁ安いよね。

ってことで今日はこれまで。
ではでは。