暮らしの顛末(くまくまコアラ)

50代サラリーマン、趣味は1人旅、バイクツーリング、写真撮影、温泉、銭湯巡り。 古い町並みが好きで歴史を感じる関西の各所をブログで紹介しています Canon EOS RとRICOH GR IIIを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。 愛車は1号機DAHONのRoute。2号機Kawasaki Versys-X250。3号機TOYOTA のプリウス

奈良県の珍スポット、奈良公園のすぐ近く昭和レトロな椿井市場(つばいいちば)はディープなタイムトラベルスポット

さてさて、みなさんご無沙汰ですね。
この一か月はぜんぜんやる気が出なくてカメラを持つ気もバイクに乗る気にもなれず、ただただ家の周りを虚無の状態で散歩する徘徊老人みたいなことをしておりました。

が、気分の落ち込みもそろそろ脱しないとまずいということで今日はバイクツーリングです。
行こうかどうか散々迷ったのですが・・・
えいやっ!っと。

とりあえず奈良県の道の駅「吉野路黒滝」まで来た。
しょっちゅう来ていたのに最近ご無沙汰してんな~。
少しは暖かくなったとは言え、山の中はまだまだ寒い。
今日はバイクツーリングをしている人は3人ほど。
でも、車で来る人は割と多い。
こんな真冬の山の中まで来てみんな何処に向かうんだろうか。

で、やってきたのは奈良県屈指のパワースポットである大峯本宮天河大辨財天社。
角川映画「天河伝説殺人事件」の舞台となった場所ですな。
何度も来ている場所なんですが、急に天河にお参りに行かなきゃ!
そう思った昨晩なんです。

大峯本宮天河大辨財天社と言えば・・・

能なんですな。
天川村には室町、桃山時代の芸術的な能面が多数残されており、芸術芸能の神様として有名なんだな。
また、「呼ばれないと来れない場所」とも言われている。

そしてもうひとつ有名なのが、この特徴的な形をした五十鈴(いすず)
天照大神が天岩戸にこもった時、天宇受売命(あめのうずめのみこと)がこの五十鈴を持って舞いを舞うと、天岩戸が開かれ、天地とともに明るく照りかがやいたという伝承が残っている。

 

本殿は撮影禁止なので、あしからず。
ここの本殿で感じる独特の空気感をぜひ体験してほしい。

さて、参拝も終わりさらに山奥へと行こうと思ったが、やはり山の中の気温は下界と違う。
これ以上凍えるのもいやなので、せっかく来たが下界へと降りることに。

やってきたのは奈良県明日香村。
ここまでくると気温も10℃以上で陽ざしもあり爽快なツーリングができる。
で、ここから奈良公園へと向かう。

椿井市場

さてさて、前置きが長くなったが記事タイトルにある珍スポットの話に進もう。
ここは奈良県屈指の観光スポットである奈良公園の近く。
外国人観光客が多い興福寺から200m~300mほどしか離れていない。
椿井市場という場所。

関西屈指の観光スポットである奈良公園との位置関係はこんな感じ。
一筋変わると海外観光客で賑わう三条通りや餅飯殿(もちいどの)センター街がある。
高速餅つきで有名な中谷堂にも近い場所。

そんな賑わいスポットのすぐ近くにディープスポット?

椿井市場

そう、それがここ椿井市場(つばいいちば)。
入り口は2mほど、奥行きは約100mほど。
この暗く細い通路が市場の入り口である。
三角コーンが立っているので入っていいのかいけないのかって感じ。

ここからは撮影した写真をただただ貼り付けていく。
説明は最後にまとめておくので、まずはこのディープな世界を見てほしい。

では、いざ市場の中へ。

椿井市場

椿井市場

椿井市場

椿井市場

椿井市場

椿井市場

椿井市場

椿井市場

椿井市場

椿井市場

椿井市場

椿井市場

椿井市場

椿井市場

椿井市場

椿井市場

椿井市場

椿井市場

椿井市場

椿井市場

いかがだったでしょうか。
昭和にタイムトリップしたでしょうか。

椿井市場

かなり古い市場だそうで戦後まもなくできた市場であったそう。
高度経済成長期には椿井市場の近くに奈良市場、大門市場と賑わいのある市場があったようだ。

その昔、椿井市場では大きな火災が起き、市場の東側は再建されたそうだが、西側は戦後まもない昭和のノスタルジックな佇まいが残っている。

昭和に賑わいがあった奈良市場や大門市場も今では無くなってしまい、何の因果か、ここ椿井市場が奈良市唯一の市場として、まるで時空のエアーポケットに入ってしまったかのように残っている。

奈良公園を訪れた際は、ぜひこの時空のタイムトラベルを体感してほしい。

ではでは。